池ノ平の四季”氷河発見”

                                                 
   

池ノ平小屋の始動は、7月はじめのヘリによる荷揚からはじまる

チンネの下の二つの弧状の雪形、唇のように見えませんか。

`91年,管理人によって
『モンローの唇』と名付けられました(右手は池ノ平山です)

 

小屋明けの日の八ツ峰(仙人峠より・7月)

7月はじめの小屋明け時は、たいてい、仙人湯小屋から、池ノ平小屋までは、

雪の道となります
ところが1週間もし、雪が溶けはじめると、仙人峠から

小屋までは
カタクリの花が咲き出し、カタクリ街道となります。


 

梅雨の晴れ間・「チンネとモンローの唇(7月)

平の池(剣池)に映る八ツ峰(9月)

平の池には29の池溏がありますが、工夫とアングルを凝らせば

八ツ峰の鏡となる確率は高いようですヨ。


チングルマの花穂(9月)
チングルマの群落は小屋の前と、池の平山の樹林帯が切れたところに在ります。
その規模、ロケーショーンは圧巻です。

池ノ平山の中腹・ハイジーの園での、秋の草紅葉もいいですよね♪。


八ツ峰に初雪舞う

紅葉が2週間前後、遅れてきているせいか、初雪も同様に遅れてきていますが、
昨年のように9月26日から寒波が来て、27日、初冠雪となることもあり、
9月中旬以降に登山される方は、その辺も考慮した行動、装備が必要です。


       

小屋明けで忙しい池の平小屋 兎と猿と人間しか居ません?(7月10日前後)


「チンネに降る星」(モンローの唇もおやすみです)   

撮影

お客様の藤原貴志夫さん(大阪)



山輝くとき」
写真家 
河口健さん撮影
(東京)


静寂の園」 写狂・ 藤原貴志夫さん撮影



昨年(2008年)は9月27日に初雪が舞いました




雪が降ると小屋の周りもこのようになりました

池ノ平小屋の二つの看板は仙台在住の池田壽和さん(もと日大の教授)が
揮毫されたもので、それを愛知の安藤忠夫さん(日本山岳会)が彫られた
ものです。材料はトチノキと聞いています。
右横の鐘は、池の平小屋の常連の大阪の邑上さんと鹿児島の大工原先生より、
登山者の安全祈願の意志を込めて、昨年寄贈されたもので、
お客さまの出発の時など鳴らしています。

        




少し、仙人山側に登って池の平を俯瞰してみました。

写狂・藤原貴志夫さん撮影
こは八ツ峰撮影のポイントで、秋はカメラマンで賑やかです


立山、剱岳で
 氷河発見

今年(2012)の4月の新聞に、立山カルデラ砂防博物館による、
「日本初の”氷河”を確認、北アルプス立山連峰に3ヶ所」の記事が踊っていました。

一カ所は三ノ窓雪渓、二番目が池の平のお庭的存在の小窓雪渓、三番目が雄山東側の御前沢雪渓でした。

新聞によれば三ノ窓と小窓の両雪渓下に、厚さ30メートル以上、長さ1キロ前後の氷体があり、

昨秋の調査では1ヶ月間に最大30センチ超の流動が確認されたという。御前沢雪渓の氷体でも1カ月間に7〜9センチの流動が確認されたという。


<立山カルデラ砂防博物館の氷河の解説コーナを覗いてみました>
1、三ノ窓雪渓に次ぐ現存”氷河”
小窓雪渓は、剣岳の三ノ窓尾根と池ノ平山(2561m)南東面の間の谷を埋める雪渓です。雪渓の長さは1200m、幅は200m、標高は2000m〜2300mです。
小窓雪渓は、厚さ30m以上、長さ900mと三ノ窓雪渓に次ぐ規模の氷体をもっており、、氷体は1ヵ月間で最大30cm流動しているため現存する”氷河”といえます。

2、急速に形成される氷体
小窓雪渓も秋になると、クレバスやムランといった氷河特有の地形が表面に現れます。クレバスの断面を観察したところ、
表面から深さ1〜2mまで水が大量にしみ出している積雪で、その下には気泡を多数含む青白い氷層がクレバスの底まで続いていました。
氷体の上に載っている積雪には、年層(1年間のうちに積もり融け残った積雪層)が1〜2年分しかなく、氷体は1〜2年程度で
急速に形成されるようです。氷体の上にある、水がしみ出ている積雪層が、初冬の寒気で氷化し、氷体が短期間に形成された可能性
があります(他の氷河の部分は割愛しました)。
ご関心がおありの方は是非、「立山カルデラ砂防博物館」をお尋ねください。立山駅から歩いて3分です。


*たまたま管理人が、小窓方面に鉱山道の点検に出かけたとき、
立山カルデラ砂防博物館の方2名と、ガイドさん1名が、小窓雪渓で氷河の調査をされていました。
その時の写真です。GPSを使って測定をされていると言っていました。