「股旅」 
市川崑

ATG映画初期時の傑作

■この作品は深夜のTVで観たのが最初だったね。
なにせATG作品はビデオ化されたのは遅かったから・・・
市川監督は「犬神家・・・」の印象が強かったから、画質や照明で、統一されてる所も、
こだわりがあって好きなんです。

内容は、時代劇といっても、さすがに「ATG」というか、今までに無い素材にスポットを当て
ドジっぽい股旅三人衆が繰り広げるロードムービー、
ショーケン、尾藤イサオ、小倉一郎、それぞれの個性的な役柄も、引き立っていました。


「ブルークリスマス」
岡本喜八監督作品

ナンセンスな所も多いけど、何故か好きな作品


■この頃の作品には、巨大な国家に制圧されてしまう作品が多かった。
「皇帝のいない八月」「野性の証明」など・・・

この話も、UFOの存在を打ち消そうとする政府の陰謀をTVプロデューサーと
防衛庁の人間のドラマとして描かれているのだが
この作品に惹かれるところは、UFOを目撃した事により血液が青くなるといった
説得が有りそで無さそな展開なのだが、「青い血は敵である」と「洗脳させる国家」が
勝ってしまう、そして全くな救われない、アンチ的所に有るのかも知れない。

今回「倉本聰」から持ち出された本を一字一句変更してはならないという
無謀に近い難題からスタートした岡本監督、自分にとって決して満足する作品には
なっていなかったらしいが、喜八監督だからこそ、出来上がった作品だと思う。
随所に監督らしいカットが入ったり、キャスティングも多くの常連が参加している。
特にTVプロデューサーを演じた「仲代達矢」が陰謀を暴こうとしていくパートが、
個人的に好きである。


「ルパン三世 カリオストロの城」
宮崎駿監督作品

■もう25年以上前の作品になってしまうんですな、
旧ルパンシリーズからすりゃ30年以上・・・なんてったって「旧シリーズ」が好きだった自分
いやぁ精密なるシナリオ、単純なるシノプス。お姫様を悪い王子から救い出す、泥棒さん。
ここからの細部にわたる広がりが素晴らしい出来栄え。
カップ麺、100円ライター、フィアットの改造車なんてアイテムも庶民的な感じで
こういった所が、引き付ける魅力になっている。
しかし、ロマンチックなルパンは歯がゆい・・・ハードボイルドってのは難しいのかな?


「の・ようなもの」
森田芳光監督作品

ほんわかムードがたまらなく良い。


■80年代初頭に、登場した森田監督の劇場版デビュー作
落語家の卵を取り巻く人々を、ほのぼの面白く見せていた。
とても役者とは思えないくらいのトーンである主役、伊藤克典
役者ぶりには期待しない方がいい。
むしろ助演の尾藤イサオが良い感じであった事を覚えている。
こういった映画にはよくある事です。
尾藤イサオがエンディングで歌っていた曲が、もう一度聴きたい
心地の良いエンディング・・・妙に覚えている。
深夜のテレビで見たのに。DVD化は嬉しい。


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