はっぴ〜はろうぃん2007・・・・

(・・・放置サイトの管理人は、なぜ10月末に復活するのか・・・(^^)ゞ)


 ヴァレリアに平和が戻ってから、1年経過した。
 そうして、1昨年のはろうぃん騒動(前々回作をご参照あれ(^^ゞ)を作者も含めておおかたの人が忘れ果てて、さらに1年前のはろうぃん騒動(前回作をご参照あれ(^^ゞ)の後、そうして作者が隠遁生活を送って、僻地サイトが荒れ果て、1年が経過した。
 そうして・・・・今年もハイム城では・・・。


デニム
「・・・いいか、訳を知らないで抵抗する者でも殺しちゃいけない。女王を城外へ出さなくてもいい。が、自分の部屋へ押し込めるか、少なくとも、パーティ会場からは遠ざけてくれよッ!」

デニム側近及びハイム城兵士
「ハイッ。」


・・・・・・しばらくの間・・・ゴタゴタが起こっていたが、それから・・・静寂・・・。


デニム
「ヴァイス・・・、ねえさんは・・・?」

ヴァイス
「・・・ああ、計画通りだ。お前のおかげだ。今年こそ、平和においしい料理を囲んでの、楽しいはろうぃんパーティが出来る♪
 しかも、今年は・・・合コンだッ♪」
デニム
「そうか・・・。ねえさんが押し込められて、ようやく、初めての合コンパーティか・・・(微笑)。」

ヴァイス
「あとは・・・・・・お前に、カチュアの部屋に閉じこめられてもらうだけだッ!」

デニム
「ヴァイス・・・・・・?」

ヴァイス
「・・・お前は実にうまくやってくれた。礼を言うよ。  あとは、女王と一緒の部屋にいてくれれば、カチュアもおとなしくしているだろうし、何なら二人だけの仲良し姉弟で、パーティするのもよし!!
 そうして、オレの輝かしい青春の1ページは始まる。
ありがとう。・・・デニム、青春をありがとう。」

デニム
「ヴァイス・・・・・、僕がいなければ、すべてが、初めての合コンパーティがうまくいくのか・・・?」

ヴァイス
「そうだ。それからついでに、お前が初めての合コンパーティの費用を被ってくれさえすればいい。
 お前はカチュアにののしられても自分の欲と感情を殺し、カチュアに尽くしてきた。今年も頑張ればいいんだ。
 とにかく、1昨年にはオレが、そして、昨年にはレオナールを犠牲にしてまでも・・・お前はカチュアのために、はろうぃんパーティを盛り上げ続けていた。そうやって姉と弟で遊んでいればいい。
 オレは、・・・去年もごたごたしてて、デートできなくて、結局振られたじゃないか・・・。
 しかし、それも今日で終わりだ。今日だけでいい、お前が犠牲になることでオレの日陰の人生は終わるんだよ。」

デニム
「ふざけるなッ!
 僕がきみに協力して、ねえさんを遠ざけたのは、そんな台詞を聞くためじゃない。
 ヴァイスは、自分だけで『美人集めて合コンするはろうぃんパーティ』を敢行するって言うんだなッ!
 僕だけ、ねえさんのごきげんをとりつつ、性格のよい弟を演じ続けろって言うんだなッ!!
 あっ、でねぶ!」

 でねぶが箒に乗って、窓から登場した。


でねぶ
「そんなに熱くならないでよ、デニム、ヴァイス。
 それじゃ、合コンで、もてたくても話も出来なくなるわよん♪」

ヴァイス
「でねぶ、俺にも楽しめるはろうぃんパーティが、今年こそ、出来るんだろうな?」

でねぶ
「もちろんよ、ヴァイス。とにかく、デニムも参加させてあげてね♪
 輝かしい青春のためには、合コンだっ、場数を踏ませなくちゃって、それはそれは、たくさんの素敵な先輩が、あなたたちを心配して、協力してくれてるんだから♪
 最初は緊張するだろうし、パーティは、大勢で楽しまなくちゃね♪」
デニム
「・・・・え・・・?大勢って・・?(不安)」

ヴァイス
「やめろよ、デニム。
 仕方ないな、美女を独り占めしたかったけれど、きょ、協力・・・?」

 その瞬間、息せき切って、部屋に走り込んできた人を見て、ヴァイスは唖然とした。

デニム
「あッ、レオナールさん?」

レオナール
「遅くなって申し訳ない…。  会場はこっちで、いいのかな?(乱れた髪を、整えながら♪)」

ヴァイス
「なんでアンタは、今年まで出てくるんだッ。
 いったい、でねぶは・・・何を考えているんだ?」


 外の廊下がざわめいている・・・。美女たちが登場か?
 いや・・・・それだけではないらしい・・・
 召使いどもも騒いでいる・・・。城の玄関大広間で、すでにパーティが始まっているようだ・・・。
 デニムとヴァイスは、あわてて玄関大広間に向かった。

デニム
「あッ、ギルダスさん、床のタイルの模様を飛び越して、まるで子供みたいですよッ?」

騎士ギルダス
「いいか、合コンなら、受け狙いもアリ、で一発芸をやってみるんだぞ。
 例えば、1マスの幅の床のタイルならジャンプできるんだぞ。見てろよ。
 ただし、馬鹿にはみられたくないという欲望が、受けを狙ってみたいという欲望より低いところでなければダメだ。」

風使いカノープス
「そんなの、一発芸かよ(笑)。
 オレたち有翼人は高さや地形、そんなの、関係ねぇっ!!、と移動することができるんだ。
 でも、独りで合コンに出るのはダメだぜ。
 味方との連携が大切なんだ。
 ・・・なんで、オレたちにすぐ招待状をよこさなかった?」


デニム
「あッ、ということは、みなさんも、合コン参加・・・?、それとも・・?」

騎士ミルディン
「…次に誰が動くのか、常に気を配り、監視を怠ってはいけません。
 好みがかちあう時もあるからです。
 …素早く動きたいなら、重い武器や無駄なアイテムを持たないことです。
 それから、意中の女性のそばにすばやく座る!!!」

デニム
「あの頃のように、僕達に、アドバイスをしにわざわざ、来てくれたんですね(感涙)。」

聖騎士ランスロット
「対戦相手とのエレメントの相性に注意するんだ。
 相性の悪い相手とは、結婚してからも、夫婦バトルで負けが・・・そういうリスクを背負うことになる。
 それを防ぐには、チェックして、できるだけ大丈夫そうな相手を選ぶことだ。忘れるなよ。」

デニム
「結婚してからも、戦いが・・・って・・・。」

聖騎士ランスロット
「きみたちが、夫婦バトルで戦わなくてもよい、そういう風になれればいいな・・・(遠い目)。」

占星術師ウォーレン
「合コンスタートの時点では、まだうち解けてないため、有効な手段をすぐ使うことができません。
 親密度は、時間が経過していくにしたがい、少しずつ蓄えられていきます。
 メアドを聞き出すなど、次回の出会いにつなげる手だてなどは、状況を踏まえた上で使用タイミングをはかってください。」

デニム
「あッ、ウォーレンさんまで、もしかして、やはりアドバイスじゃなく、参戦ですかッ?」

占星術師ウォーレン
「当然じゃ、わしはまだ、現役バリバリじゃッ!!!(と、力こぶ♪)」


ヴァイス
「なんで今年は、出席者が多いんだッ。
 いったい、でねぶ・・・何を考えているんだ?
 ”女の子は10人くらい、お約束できるわよん♪”
 なんて言ってたけど、本当だろうな?!」


 でねぶが、にっこり笑顔を返す。

デニム
「・・・・なんか・・・10人くらいって数字が、妙にひっかかるんだけど・・・(不安)。」


バーン!!!!、怒りまくり、本気を出して軟禁状態から脱出してきた、ハイム城の主が登場。

カチュア
「話は聞かせてもらったわ。
 やはり、今年は何かをたくらんでくると思ったわよ!!!(怒)。」

 うなだれるデニムとヴァイス。
 召使い全員が、いっせいに退却。
 下働きの者たちですら、カチュアさまの反撃が怖くて、我先にと逃げ出しているという・・・。

カチュア
「よく聞いて…。これから城に、イケメンばかり一人残らず集めるのよ。
 …従ってくれるわね?
 そうしなければ、あんたたちに楽しいはろうぃんなどないわッ!
 デニムとヴァイス、あんたたちは罰として料理、覚悟はいいわねッ?」

デニム
「…わかっています。
 理想のために、今年は、僕がこの手を汚しましょう。
 思い通りに割り切れないのがかぼちゃだなんて、言い訳したくないから!」

ヴァイス
「本気かッ?
 本気で言っているのかッ!!
 デニム、これだけの人数分のかぼちゃ料理をオレ達で作るっていうのか・・?」

 間髪入れず、でねぶがその難問を解決してくれた。
でねぶ
「大丈夫よ、二人とも!
 ちょうど10人のパンプキンヘッドの女の子が到着したから、手伝わせるわ♪」

カチュア
「…すまないわね、でねぶ。
 あなたの協力を無駄にはしないわよ。
 助かるわぁ〜♪、さ、青春、青春♪」


 やはり、最初から自分たちのためには、パンプキンヘッド(ただし、女の子仕様)が10人用意されているだけの予定であったことに、ヴァイスは気づいたのであった(ニブい・・・(^^ゞ)。


・・・・・ふたりきりプラス、パンプキンヘッド(ただし、女の子仕様)10人だけのキッチンにて。

デニム
「どうしたんだッ! これじゃ、
 昨年からのみじめな状況と変わんないじゃないかッ!」

ヴァイス
「スケープゴートが必要だったのだ…。
 修羅場を逃げ切るためのなッ!
 くっそ〜、そこまでは、(デニム犠牲の線で)考えたのに。
 来年こそは・・・・(思案中・・・そして煮詰まって叫ぶ)おっぱっぴ〜〜!。」

デニム
「ヴァイス・・・?
 あ、あ、ヴァイス、お鍋から吹きこぼれてるよッ!?」




 ・・・・お二人さん、おいしい料理は、集中して作りましょうね(^^ゞ。

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 ・・・・ごめんなさい〜毎年こんなんで。・・・はろうぃんネタでしか書けなくなってきた管理人でごめんなさい。

 いろいろとありまして、サイトを放置しておりますが・・・。
 サイト閉鎖ではなくて、ほそぼそと続けていこうと思っています。
 やりたいこと激遅くなってますが、小手先な更新で、とりあえず・・・バトラーさまの小説、このような形ででも、UPして、皆様に読んでいただきたく、ただいま画策中(アンドご連絡中)です。
 かっこいいHPを目指したかったのですが、力まないで自然体なHPしか創れない管理人でよければ、今後とも覗いてやってくださいませ。  [2007/10/31]