-----no.5640---2012/--01月14日(金、夜)
古文書だ。
東浦後期が始まる。
藤江資料。
一つは、新年挨拶、
もう一つは、火事手伝い褒美。
俺なりに、「お越し」を作る。以下だ。
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-----d20120114藤江.mem------------------
---年賀--------
改年之御吉慶、重畳、目出度
申納候、先以、其御表、御揃益
御勇健、可被遊御越年、珍重
之儀二、奉存候、隋而、当方、無夷儀
加年仕候間、乍憚、御安意、思召可被下候
右、年始、御祝詞申上度、如此、御座候
  正月二日 伊藤次郎左衛門
          代 宇八
  新見瀧蔵様
    参 人々 御中
---------尚書き----------
猶々、追々、御用向、難有、奉存候、此上共
御用之節ハ、不相替、被仰付、被下置候様
偏二、奉願上候、巳上
---------火事--------------------------
        知多郡藤江村
            庄屋
              組頭
            頭百姓
当二月二十二日夜、亀崎村二而
出火之節、駆付候人足共、相働
候付、骨折銭、差遣候、夫々
可割渡候。其方共、早速
駆付、右人足引廻を初
出精骨折、万端世話行届
奇特之事候
 八月
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中々興味が沸く。
年賀だが、「手」が二ッと言う。
代 宇八が、筆が落ちる。
今の年賀状と比較出来る。
今、パソコンで書き、宛名だけ手書きの場合がある。
そんな様子だ。
年末に筆の達つ人、奉公人、女か、が担当者から枚数を聞き、書いたのだろう。
日付が無いが、多分江戸末期だろう、分業化が進んで居た。特に商家だ。
「伊藤次郎左衛門」は、松坂屋だ、この間、覚王山に行ったばかりだ。
松坂屋は、訪問販売が売上の大との事。
まだ、面白い事がある、宛名を間違えている、「新見」「新美」を。
これは、担当の「手」らしい。良いのかそんなんで
そんなの捨てろよ。それとも 之で、値引きのネタと考えたか。
まだある。猶書きだが、(小さい字)、前に書くらしい。場合により、行間に書く。 まだ、紙は貴重品なんだろう。
この文、以後、使えるか。
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火事の文章は、年が限定出来る。文久二年の事と、町史で決めれるらしい。大火らしい。 只、今は「半田」だ。
「骨折銭」がいくらかも気になる。
宿題ももらう。「白魚」の件。

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