-----no.5737---2012/--01月21日(土、夜)
小説を読了。
小説は久しぶりだ。
司馬遼太郎の初期の時代の
感覚が、蘇つた。
とても面白い。
が、空虚も同時に感じる。
(今や、小説は物悲しい)。
中国戦国時代だ。つまり紀元前600年頃か。
中国は書物が、多く残るし歴史も確かだ。
だから、宮城谷も好きらしい。司馬遼太郎は、日本の戦国辺の舞台が多い。
私は、全く、中国戦国史を知らない。
これを借りて読むのは、「直木賞」受賞も気になったし、
宮城谷に、日本物が先の彦左衛門の「三河・・」しか無いし、・・
で、読んでみただけである。
図書館ニハ、閉架になっている。
出版社は名古屋の海越だ。
此処等辺が気になり、で、読んだ。
相当良い。初期の作品としては、やはり良い。
小説は、女が絡むから面白い。「夏姫」だ。
美人が浮かんでくる。だから、小説だろう。
翻って、歴史を考えると、どうしてもこれ程綺麗に考えれない。
寧々や、お松や、吉乃や、お市も、
どうも、絵や像があったり、
映像化された、役者の顔がでて、いかん。
そう言えば「歴史は解らんままで良い」と昨日、
福祉大の先生が言っていた。
そうなのかな・・・

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