-----no.5835---2012/--01月27日(金、夜)
きょうも古文書で暮れた。
今日は東浦。
以下が今日の分。
----新美虫供養-------
  口演
秋冷相催候処、益(ますます)御清栄ニ
御勤役、被遊御座、珍重ニ奉存候
然者、来ル、二十三日、虫供養当番
御座候間、皆々様、御参詣
被成下、拙宅ニおいて寛々(ゆるゆる)
御休足ノ程、奉待入候
尤、組頭衆中江も、宜敷
申伝、可被成下候様、奉願上候
右、申上度、如此ニ、御座候、先者
早々頓首
 八月二十日
       石浜村庄屋
           善六郎
    小川村御庄屋
         枡田新六様
    村木村御庄屋
         浜嶋忠右衛門様
    生路村御庄屋
         長坂五右衛門様
    藤江村御庄屋
         新美瀧蔵様
----end of 新美虫供養-------
----塩注文-------
(端裏書)
 藤江村
  庄屋衆様  水野伝之助
(本文)
弥(いよいよ)、御安泰、奉賀候、然ハ
甚以、御セ話、痛入候得共
無余義方より、被相頼申候間
塩二俵、幸便ニ、御廻、被下度
御頼申候、仍(よって)、送り書、一通、相廻
申候、御序ニ代書付、御指越
可被下候 御頼申候 以上
  八月六日
----end of 塩注文-------
注意すべきは、画像と文はずれる。
何故かと言うと、今日入手下のが、画像である。
文は今日のと、前回の宿題を今日解説が有り、文に出来た訳だ。
何時か、まとめる時の為に注意を書いて置く。
-------虫供養--------
虫供養は、人物該当辺で類推すると、慶応4年八月と云う。
中央では戊辰戦争で忙しい時だが、此処等は昔通りだ。
行事の次第は何も書いてないので、もうこの時は、宴会案内の様子なのだろう。
農地を回ったり、お経の上げかた等、完全に片ずいて居るのか。
「一ツの村が完全に接待して、呼ばれる方は、何両か包んで行ったのか」
その辺、想像であるが、多分そうだろう。
-----塩注文--------
塩に等級は無い様だ。
こちらで、私が引っかかったのが、「無余義方」である。
「塩二俵」と言えば、一軒の家での使用ではない。
鳴海陣屋で無いとすると、水野伝之助さんは誰に頼まれた。
まさか、吉良上野介ではあるまい。が、尾張城下か・・
気になる。

2012年01月へ