haruharu Page

-----no.5937------2012、02月03日(金、午後)
辞書が欲しいが、買えない。前の人が買った。
で、図書館を調べると在るが、館内様。
それで、充分・・としよう。
------「くずし字用例辞典」「普及版」
      東京堂出版「児玉幸多編」
----予約できない資料です。
五〇〇〇円以上だ。俺の一年分の小遣いに近い。
それに、使う時、図書館で見るで良い。
家に有れば、邪魔だ(負け惜しみ)
---------------
午前は、町の講座「古文書 藤江」に出かける。
前回宿題と、今回分を以下に起こした。
前回宿題は餅米金残金を本人同士では、かたずかないので、
庄屋間で文章を依頼する。
「餅米、・・金四両」
この金額はもう単純な農民の金額で無い。
商売上のトラブルである。
横根村庄屋,藤江村庄屋衆
横根村儀右衛門
藤江村彦左衛門
庄屋の名は双方無いが、取引当人はある。
此処からは、歴史を越え、文学に入る。
お祭り・・正月の藤江神社で使う。受ける方は、寄付、寄進と考えた。 藤江は八頭で舞うその奉納餅と考えた。出す方は、商売と考えた。
農民A「彦左衛門さん、今年はうまい餅が食えて有難いのー」・・此の続きは、各自で考えよう。

------------------------------
---1:前回宿題(餅米金依頼)
(端裏書)
藤江村
 御庄屋衆中 貴下
          横根村庄屋
(本文)
弥(いよいよ)御安清、可成御座候由
奉賀上候、然者、当村儀右衛門より
其御村方、彦座衛門方へ
餅米、売渡候処、金四両也
不足に、相成居候ニ付、度々
催促仕候得共、御渡無之
甚、迷惑之次第、我等方へ
申出候ニ付、彦左衛門 どの
-------
早速、差出呉候様
尊公様之御威光を以
急卒、相渡呉候様、偏ニ
奉頼上候、先ハ、取込そう々以上
 亥十二月九日
 (尚々書)
尚々、御繁用之御中、御互ニ
(さわが)敷時節ニ御座候間、不懸
御厄介 X      無
致方候故、と申候間、何分
よろしく(具)、御頼申上候 以上
------------------------------

次は盗難届け。藤江村久米松三郎、金持ちらしい。
明治四年らしい。時代が替り始めている。これも文学になりそうだ。
そして、右は宿題だが、又、泥棒が入つた様だ。
-------2:本題(盗難届)
  乍恐、御達申上候、御事
一 銅印判 三ッ   但、酒樽印ニ持ひ印判
当月五日夜、私(控)樽屋部屋表通戸口押明
忍入、翌朝、見請、警(おどろき)入、吟味仕候ハバ、右之品
紛失仕、全、盗賊之仕業と、奉在候間、此段
御達、奉申上候、已上
  未二月 (明治四)
 南郡御出張所
           藤江村
             久米松三郎
 (奥書) 
右、久米松三郎 御達申上候通、相違、無御座候付
奥印仕候 以上
           右村庄屋
             (小田)團右衛門  
  -----d20120203古文書東浦.mem----------

2012年02月へ