haruharu Page

-----no.6041------2012、02月10日(金、昼)
御前講習で今、お越しを作る。
以下だが、
2件在る、先ず、
前回の宿題をやる。
これは、盗難届け。
後のが、今日の分で。
庄屋間の私信で依頼文
右図は、その緒川庄屋文、
-----d20120210古文書東浦.mem-----
T---盗難届け--前回宿題--
 乍恐、御達申上候御事
一、銅銭 弐貫四百文
一、文久銭 四貫八百文
一、四文銭 弐百文
一、綿入壱ツ 但藍見しん縞 男向
一、袷 壱ツ 同断
一、羽織壱ツ 但し 藤色一崩し縞
   ひも川色   裏水色海気
一、丸時計  一挺
一、小倉男帯壱筋 但しすじ入縞
一、懐中莨入 壱ツ 
一、鉄大火はし  壱対
一、志ばん 壱ツ 但し、裳小紋袖縮緬小紋
去、正月晦日夜、私シ居家〆り能いたし置
候処、裏木戸、押明、忍入、翌朝、見請、驚二入
吟味仕候ハバ、前顕之品、紛失仕、全、盗
賊之仕業与(と)奉存候間、仍(より)之、御達、奉申
上候、已上
  未三月
           藤江村
            久米松三郎
 南郡御出張所
---------------------------
---------御達四通----------
藤江村
 御庄屋衆様 き下
  御達四通相添
           緒川村庄屋
--------------
弥(いよいよ)御安清、御勤役、可被成
御座、奉賀候、然ハ、大野行
御達書之儀、其御村方、御当番二
奉存候間、何卒、御届方之儀
御願申上候、尤、御達書、村木村
弐通、当村弐通、右之通、乍
御苦労様、御願申上候、早々、以上
 九月十五日
----------end of d20120210古文書東浦.mem----
お越しは以上だ。今回の後期分は最終回である。面白い。良い。
今日の分から、述べたい。内容をざっと述べると、前提として、各村は大野へ毎回「御達書」を出す事に、 なって要る。それを当番村を作り、まとめて持っていく事に決めた事がわかる。
此の文書は、「緒川村庄屋が、村木村分もまとめて、当番藤江に持って行ってその依頼文だ。
「弐通」とあるから「正・副」2通作成するのだ。多分一通が、大野で、もう一通は名古屋迄行くのだろう。
石浜村と生路は、どうしたか。歩いて、藤江迄持って行ったのだろう。文章が無いなら。
歩いて何分位だろう。地元の人が意見を言って欲しい。
持ち込み先が「大野」だから、船の件で、「中村家」へ行ったのだろう。
御達書きの文面を想像すると、「船なんか、殆ど無いよ・・」だろう。
それより南は「船は有っただろうから」重要書類と言える。
頻度が気になる。当番を作る位だから「多い」はず。日ずけは「九月」。まあ、そんなとこか。 此れ以上は、根拠がなくなり過ぎる。
もう一方。盗難届け。
大した金額でもないようだ。小判でも書いてないか??、時計が気になる。明治四年で、あるんだ。 現金以外、衣類が多い、金持ちでもこんなものだ、貧農は、晴れ着の一枚も無いと云う事か。

2012年02月へ