haruharu Page

-----no.8094 <<-----2012、0七月06日(金、17時)----------
最後の巻で五巻。
これには、付録が有る。
前四巻に比べて少し頁数が少ない。
そのための値段を揃える為の工夫とも取れる。
が、此地図、巻一に付けて欲しかった。
中々、歴史初心者には、難しい内容だ。
一応、通読した。
再度読むときは通読はしないだろう。
拾い読みだろう。
すると、この地図が役に立つ。
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詳しく見ると「三河国絵地図」だ。
現代日本人は愛知県の地図はよく見る。
が、三河国、尾張国と分かれて普通だ。
千五百年これが普通と改めて見よう。
(愛知県地図はまだ歴史として百五十年無い)。
渥美半島は三河だ。
三河は、東三河、西三河と分けられる。
これも分かる。
地図を見ればそう思うはずだ。
東三河は豊川。
西三河は矢作川。
境目は赤坂、御油辺。
山が多い。
まあ、地図の事はこの辺で止める。
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「風は山河より」と言う題。
山河とは何処か??
西三河の松平も山河より降りてきたが、
これは「東三河」である。
山家、菅沼が降りてくる。
最初の頃の内容は忘れ気味だ。
どうも馴染めぬ。小説だと割り切ろうとしても、
それ程、身につかない。
歴史としても、「未解決」の部分が多い様な気がする
だが、よく調べているとも思う。
最後迄きて、長篠の戦いの前で終る。
「天正三年」頃か。
当然、戦国時代は終わっている。
戦国時代の「家」は、此処でおわるのは、
当然のきがしてきた。
家康が三河を収めた。
もう「天下統一」に時代は変わった。
「今川、織田、松平、武田」。
そうではなく、菅沼から「各天下取りの家」を見る。
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歴史が今面白いのは「天下」取りの家が面白いのではない。
天下取りの家に翻弄される家が面白い。
現代政治も同じと思う。
「野田」とか、「小沢」とか、殆ど関係無い。
勝手にやっている。が、「一般議員」どちらに着くかが面白い。
判断を誤ると「総選挙」で落ちる。
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寝床で少しずつ読んで、夕べは少し残した。今、一応「読了」。
で、これを書いた。

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