haruharu Page  

-----no.8822<<-----2012、09月04日(火、18時)------

芭蕉だ。
古文書を学ぶから、本も読む。
ただ、写真を見るだけで、
それほど、気が進まない。
つまり、読まない。
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関心は、日本史から、東洋史に移りだしている。
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芭蕉はすばらしい人だ。
新しい「文芸」の世界を創造した。
それまでは、文芸はとても「情緒的」だった。
平安貴族は「すべて恋」だった。
「源氏物語」は、「女の人生」の話と俺は受け取る。
「光源氏の遊び」の話ではない。
目的は「一条天皇中宮・藤原彰子(藤原道長の長女)の為に」
紫式部が作ッた。
つまり、女が女の為に書いたといえる。
序ながら、古写本には「源氏物語」という題は、
無かったという。
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「平家物語」は「女」と言う立場から、
「人の人生」と言う立場で物語を描く。
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戦国末期に、連歌は文芸と言う立場から、
「武士の教養」という段階へ移る。
これを、単なる教養でなく、「文芸」に高めようとしたのが、
芭蕉だ。
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