--no.11288--2013年04月22日(月曜、07時51分、--

昨夜、NHKテレビを見た。
八重である。
慶応二年から慶応三年に入る。
主人公は・・・多分・・八重で有る。
が、歴史的にはこの150年間、容保が主人公だ。
つまり、・・殿・・だ。八重の殿であり、覚馬の殿であり・・
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西郷頼母・・西田敏行・・と、馬にいた頃、殿はまだ、初々しい・・
大丈夫かな・・てな所だ有った。
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第十六回、孝明崩御の知らせを聞くシーンで、完全に容保の霊が乗りうっつた。
まだ、慶応四年九月まで、彼は何度も出てくるだろう。
が、此処で中間マトメとする。
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役者を少し調べる。
あやの ごう・・綾野 剛
生年月日 1982年1月26日(31歳) ・・出生地 日本 岐阜県 ・・国籍 日本
身長 180 cm ・・血液型 A型 ・・職業 俳優
岐阜県岐阜市出身。関市立関商工高等学校卒業。
トライストーン・エンタテイメント所属。
趣味は写真撮影、ギター。特技は陸上競技。
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容保以上に容保を感じる。
個人だけでなく、会津を背負った容保を演じている。
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この頁を作ろうと考えた動機は、
NHKを見て、主従関係を考えたからだ。
主従関係にどんなのが有ったか考えた。
明治帝に対する乃木。
浅野長矩に大石内蔵助。
義経に弁慶。
信長に秀吉。
これらはどうも処世術を感じる。
主に対する家来単独では、容保以上は無い。
主は宗家慶喜で無く、孝明個人である。
その会津が、慶応三年・・そして慶応四年・・
ドラマは慶応三年に入った。
長州に朝敵とさせられる。会津は、未だに長州嫌いがいるそうだ。
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少し蛇足を書く。
以下に・・是非上及・・
がある。
是れ、本能寺で、信長の最後の言葉と言う説がある。

NHKは適任の人を容保にした。
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以下は彼の言葉。
例えば、家臣たちに京都守護職を拝命したことを話す場面では、
みんなに止められても、
徳川家への忠誠心と愚直さを突き通して「是非に及ばぬ《と言い続ける。
それによって会津は窮地に立たされますが、
容保の心が伝わっているから、家臣は受け入れたのだろうし、
どんな状況になろうとも最後まで「殿《と呼び続けたのだと思います。

そんな容保公を演じるにあたって、「こういうふうに芝居しよう《
「ああいうふうに見せよう《という考えはありませんでした。
僕はただ、藩祖の教えに従い愚直に生きた容保と同じく、愚直に。
その一心で、しっかりと容保公を生きたいと思っています。
一瞬でも気持ちを切らさないように、最後まで精いっぱい魂をぶつけていきます。

気の抜けない緊張感のあるシーンが多いですが、
撮影の合間は西田敏行さんや佐藤B作さんたちと世間話をしたりしています。
西田さんは、前室でも「殿《って呼んでくださっています。
最近は山本圭さんや柳沢慎吾さんも
「殿、おはようございます《と話しかけてくださいます。

そうやって「殿《と呼ばれることに対して、
初めは僕も恐縮していたんですが、最近は素直に受け入れています。
西田さんはじめ皆さんから、そうやって役から離れているときも、
僕を豊かにしようとしてくださっているというか、気持ちを乗せてくださるんです。
容保が頼母ら家臣のおかげで最後まで誠実で真っすぐいられたように、
まさに僕も支えてもらっているなという気がします。
ただ、明らかに慎吾さんは面白がって僕のことを「殿《って言ってますが、
本当にありがたいことです。
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