--no.12090--2013年07月14 日(日曜、10時十九分、--

11日の古文書の亀崎。
後半部分
どうすすめるか、少し議論あり。
一頁毎、つまり半丁毎となる。
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出だしは、さくらぎ。この字で
さく羅木と読むのに一日以上かかった。
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どうせ、ええいーーと出かけた。
ロビーは暑すぎる。
図書館で北京の本を読んで、誰か来るのを待った。
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俺は序の後半が担当。
できなくても、何とかなるもの。
と言うか・・
ほとんどの人が、苦労、試行錯誤。
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これは、宣伝用の文章。
簡単にいえば、
辛いことがあっても、草津の湯に入れば治る・・
と、言う事で、
それを、国文学者の筆になるとこう言う事。
時は、慶応元年六月。
まだまだ、徳川の世である。
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  草津繁盛記、自序
さく羅木のおち葉ヶ中をわ気ゆきなば、花実
匂ひしこずえのみ、しのばるめり、うずもれ者て
し、世にわびて王、春にあひにし、身の無かし、
のみなむ、思ひつつけられつる、さるに、世のうれた
さも、夏の暑も忘れぞする、郷は上毛の国、草
津のいでゆの郷なるゐし、ここにゆあみし
ては、よのうき事も、共に、やまひの、かずにてあり
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けんとさへ、思ふまでに、身も心も清々しう
おぼえたるを、今、猶、わすれかてなるに、この六
月のあつさに、たえかね、この頃のよの中のうれ
たさに、わびあへるを、しはし、こころやりにも
とて、かいやりつるなりけり
  慶応の元年六月
        藤原秀成
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草津繁昌記、目録
   湯宿  初丁
   間所  二丁
   湯室  五丁
   茶屋  七丁
   商人  八丁
   おあまり 八丁
   薬師堂  九丁
   つぼまわり男 十丁
   つぼまわり女 十一丁
   貸本屋道具屋 十二丁
   髪結   十三丁
   夜見世  十六丁
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立振舞  十八丁
   広小路 十九丁
     十四章
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草津繁昌記   堀秀成 誌
  湯宿
草津の里の湯宿、大屋といふもの十一戸ありとぞ、小宿といへるは、その数
いとおほかり、大屋といふは、すべて、この里、草創の長、なるよし、里内
に、いとも、勢あるものなり、そのうち、山本十右衛門、中津善兵衛、湯本
平兵衛、湯本安兵衛、黒岩忠兵衛など、その冠たるものなり、この宿すべて
問町たるに、あまれるよし、山本といふハ三百あまるといふ、主人のすむ
家を居宅と、となへ、問屋敷、平屋敷など、いひて、軒を異にしたり、軒毎に
きりかけたる、ことに、某屋敷と記してかけたり、かくて地場としる
したるに主人が召仕ふ、長だつことの、三人四人また、問所に行きかよひて
客うどの用にあつるもの、水くむをのこ、など、あまた居たり、米、しふ、
たきぎ、炭、つくりみず、油など、すべて、通といふものに、しるして、ここよりおこ
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