--no.12193--2013年07月26日(金曜、3時21分、--

いま、深夜、暑いから、起きだして頁作り。
三時で、二九.1度。湿度73。許されん《。
----------------------------
間所の後半だ。
いろんな人が・・間・・壺・・に住んでいる。
現代の温泉旅行は、パターンが決まっている。料理と湯。、
此頃は色々ある。
農民のイメージは無い、町人文化だろう。
武士も刀を預けているから、町人だ。
刀は錆びるようだし・・すると、宿の亭主は相当偉い。
錆びるのは硫黄のせいか、行って成分をしらべようか・
-----------------
武士も町人待遇で、湯治。
・・あるハ・・という言葉で始まる人生模様。
フルムーンという言葉が以前有った。夫婦もの。
碁は、設備としてあるのだろう・・麻雀はまだ無い様だ。
将棋でなく碁というのが以外。
碁は武士、将棋は町人という感覚だったのに。
-----------------
ここぞとばかり、うまいものを喰うひと。--
新潟と草津の間で、物流がそれ程簡単なものか・・
今なら、ネットで翌日配達だが、
頼んで、着くまで二週間はかかるだろう。
まあ、1ヶ月も逗留すれば可能だろうが。
-----------
今、温泉に子宝の湯というのが各地にある。
この頃からその傾向があったのか。
--------------------
慶応元年は、ペリーが来てから何年か??
安政年間、井伊直弼。
いくさ鼓とは、あの浦賀上陸の時、鼓笛隊を思い起こさせる。
庶民があれを知っているとは、おどろきである。
否、こういう物は、平凡な時代に退屈している町人には話題となるかも。
---------------------
文字の1ッ1ッはわからなくても、
雰囲気はわかる。

=========d20130725草津繁盛.mem======================= =
------------------p05b--------------
は、あらず、
     あな、ねむくなりし、など、ゆくらかに、足さし、かへたる、玉の緒を
もろともにと、見えたり、//あるハ、都の町割したるようなるに、白きくろき
置なべつつ、ひとりハ、ほう杖つきたる、いま一人ハ、かげろうのごと、くゆらせつつ、
けふは湯にも、また、ひとたび、ならでハ、ものせざりき、ゆあみすとて、こそ
ここにはきつれ、こをあらそふとてハ、こざりしを、好むわざとて、をこなる、
ものなりけり、ここすこし、定めてこそは、など、いひつつ、向ひ、ゐたるもあり、
//あるハ、こしの海より、もてこしはた物、そを、すうるもの、法師の経とく、
ときのあくらに、似て、いと大きく、丹塗りに、したるを、中に置きて、とり
めぐらしたる客人、舌たみつも、つつしりうたふもあり、また、箸など取リ
て、かの西洋流と、もてはやす、いくさ鼓を、打ように、器のふちとも、
ものしつつ、あわせたるもあり、いづこの社の神はふりか、天の八開手打な
らすもあり、酒あたため、肴取りなどこころしたるハ、この郷、なる壺
廻男の子なめり、壺廻のこと
       末にいふ、 また、髪いと、ふつうかなるに、元結の緒おほくまき、
--------------------p06a---------------
などしたる、つばくらめのように、後さけたるはおり、着たる、ものいひ、こ
たこたしく、ゐやび、つくりて、二人斗り、向ひゐたる、すさなるも二人斗り
見ゆ、一人の、いへらく、いかにめずらかにも、別世界といふ、もののごと、おぼえたる
を、かく、おかしき所とは、しらで、日かづ、みじかく聞えあげたるは、
あたらしきことしてけり、いかで今一ト廻の願文、きこえましもの、
を、などかたりつつ、あれど、この郷のならひ、すべて、腰にそのするをも、ふところ
におさむるをも、金物の限りハ、主人に、あずてることなれば、その身の品
をだに、ふとは、やかちかたかり、さるハ、金物のかぎりはたちまちに錆をいだして、後の
                 用に立がたき斗りなれば也、おのれはじめの度に机の上に
小刀一つ置しが、四五日にてさび
のいでたることいみじかりき  //また男女、ゐむかひたる、おみなは、ざれくつがえり、男ハ
鼻の下長げにみゆ、と人のいふらんようにて、おみなのみつから飯かし
ぎて、男にすとだすが、めずらしげにて、ゆあみのも、ものもうでにも、手た
づさわりなどして、ゆくめり、かかるあたりの壺には、昼だにこころ
せでは、入がたし、と壺廻男の子のいへるかし。//あるハ、また前髪
-------------------------------------p06b-------------
そらぬ、また法師の頭つきしたる、5人6人、すべてそこし異ようなる
が、何事にか、あるらん、先生とよび大人といひ、など、吾国には聞えぬことに、
よびかわしつつ、たにざくなど、まさぐりて、筆の後くわえへて、白鷺の頭
つきしたる、また、唐紙などいふもの、引ひろげて、何事をか、かきすさび
などするなり、おりおり、いひいずることも、文字ごえに、こちこちしう
いひすくめ、あるハ、やまとごとに、耳馴ぬことのみいひしらひたるも、いとし
たりがほに、中々なるここちす、//あるハまた着てこしこぞこと、菅笠
と軒につるしたるが、七人八人あくみいて、米ハ白き麻の布して、みず
から、おひもち、きつつ、大根、うり、なすび、なども、そのはしつかたに、ある
めり、この頃、たなひじに、みなわ「かきたれし、いたづきを、ここに
いこはむ、のあらまし、なるべし、いと、ふとやかなるに、いせの国い
なぎの郷に、つくるといふものより、みずから、あらくきざみたるを、
ひねりいて、つゆらしつつ、はひになりはてたるを、手なそこに
----------------p07a-------------
ものとナルハ、手の皮のあつかるをも、しられたり、かかるわたりには、かの
壺廻男子、をとめ、あき人など、さしのぞきもせば、すきゆくめるは、
中々に、心やすがらん、えおぞ、見えたる。//あるハ、また、医者ともおぼえぬもの
かざりおろしたる、いささかだすきたる、吉祥天女とも見えざるを、この
髪長の目には、ほうげつく、さても、見えざりけむ、いひくにごと二、いわゆると
りぜんといふものなしハバ、そのくらひ、かけたるをくはせじなど、す
まふなるをお、こよなら、心はるるわざとすなめり、さすがに打それたる方
をば、つつましくおぼえけむ、少しおくまりたるかに、ものしたる、ただ
このゆあみのこころよさに、このらごう尊者をはらむことなどもあらむ
には、いかならむと、よその見るめもこころくるしう、おぼえたり、かくさまさま
なるハ、秋野の千種いろことなるようにて、とりどりによはひ、のぶるさま
みえたり
--------------------------------
   湯場
----------------p07b-------------------------、
=========d20130725草津繁盛.mem======================= =

----------end of page-------