--no.11965--2013年07月02日(火曜、7時50分、--

また、暑い日だろう。今、29.3度。湿度66。
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一日の午後。古文書、亀崎、草津繁昌。
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今回は、起こしを先ず示す。 以下。
=========d20130801草津.mem=========== =
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   湯場
湯ハ、御座の湯、かつけの湯、ねつの湯、まつのゆ、千代のゆ、笠の湯、ふぢの湯、
地獄の湯、金比羅のゆ、君子のゆ、なぎの湯、たきのゆ、るりの湯、湯玉のゆなど、
猶あるべし、//御座のゆといふは、頼朝の大将のあさまのかり時、ゆあみした
るよし也、かつけの湯ハ、あしのけ、なやむものの、すそ引あげ、足のみ、ひたし
てあり、ねつの湯ハ、いみじくあつき、いでゆにて、ただ大かたにては、手をだに
さし入かたき斗りなるを、病によりて、しひて、たへつつ、入る人もおほかり
そは、いるにも、いやるにも、人々諸共にすることなり、そハ、いささかも、ゆのう
ごきては、いともたへがたきよし、なればなり、入る人を見る二、手拭、口二
くはへなどして、息も、しあえぬ斗なり、かよわきは、ここにで、たえはつるも、
年ごとに、おほかりとぞ、この湯に入る人のハダは、かのいなばの白うさぎの
やうに見えたり、//まつの湯ハ、湯の色みどりに、見ゆるによれるならん、
千代の湯ハ、松の湯のゆかりによりたるとやあらん、わしのゆハ、このゆの
はしめなるよし、そは、むかし矢疵ある鷲の、ここなる泉におりいて、その
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水そそぎ、かくるを、里人あやしきことに、思ひて、こころ、とどめて見るに、日ご
とに、かく、せしが、ややその疵いえて、つひに、飛行たるよし、さてハ、いたく
巧ある、いでゆなめりとて、あみこころみ、などせしに、いちじろきしるし
あれば、おのずから遠き国々にもきこえ、つつ、かくひらけたるよし也、
地蔵のゆ、金比羅のゆハ、近きわたりなればなり、//なぎもゆはいと
和らかにて、あれば、和といふにも、あるべし、君子の湯などは、いとも、こち
たき吊をおふせたるものなり、これらハ、きわめて近き頃、漢囀り好
む郷人などの、吊づけたるにもあるべし、滝のゆハ、湯の花の池といふ
より、駈樋をなして、八すじ斗り、瀧になりておつ、高さハ、二丈四、五
尺斗りにて、瀧ハ太きも、細きもあり、かくてこの湯室ハ、すべて板もて
かこみ、やねもいたにて、小石をあげたり、この里すべて小石のみにて、かわらにてふき
                         たるハ、ならず寒さすよくしてかわらハたも
たざるよし也、ここのざれ哥に「わたしヶ心ハ、草津の
屋根よ、小石小石て、かわらない《とうたへりと、いふ。四方に衣ぬぐべき所を作り、上つ
かたに、こうしといふものをなして、ゆげをぬくこととせり、ゆハ
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あさきも、ふかきもあり、また、ひろきも、せまきもあり、わしの湯、ねつ
の湯ハ、ふかく、そのよは、大かた、あぐみてかたのほどばかりなり、さて、ゆあ
みする人ハ、ひさくひともとずつ、もちて、まず、うなじより、いくそたびと
なく、ゆをかけて、さて、ゆには、入るなり、しかうでは、めくら、めきなどし
て、あしかかり也、ゆあみしつつも、いずこそかなる人とも、いまだ、えしら
ざるにも、かたみにものいひかわしつつ、けふにて、いく日おわしたるに
や、おのれハいく日になりはべるなど、あるハ、国所など、告げ申し、のりもし
つつ、いたく、むつひ馴れてハ、その壺に、とひとわれ、などするも、おほ
かり、かく馴れたるは、あすハここ、立はべるなどいふをききてハ、いとかなしく、
うからなどにわかるるここちするさへ、おほかりとぞ、ゆあみする内
に、いずこのかたみならんと、おぼえて、身ぬち、ここかしこに、ものいでたる、
いまハ中々かたみぞ、あたふるといはん、ようなるも、おほかり、久米の仙人が、
雲路ふみおとし、たるハ、はだへ、なるが、近くよりくるハ、はだ、あしからぬ
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を、かの、ここかしこ、ものいでたる、など、近きかたに入りいたるには、さけて
いずるおりもありかし、また、この湯室のかたはら、毎に、よし簾など、
ものし、車の榻めきたるを並べなどして、茶を煮つつ、まろうど
の湯浴のたよりとせり、さだ、すぎたるもあれど、おとめの居たるが、
ことに、もろうどおほかり、ゆあみするとて、まずここに衣ぬぎ
おきて入るるなり、いでてここにくれば、かわきたる手めくひして、ぬぐひ
つつ、さて、髪をば、白かみもて、ぬれたるをとり、さしぐちもて、くし
けずりつつ、口にて水、かほ洗ふゆなど、くみて、そのほどに、さくら花
ひでたるゆなど、すめつつ、長やかなるに、思ひ草つめて、さしいで
たる、めつきに、まろうどの心も、その草の吊の、種となりゆくも、おほからむ
にし、梅の実、作菓子など、あるじなりの、まめやかなる、かゆき所に
手のとどくとか、いふらむとように、おほえたり、すべて、この郷の習、いかにも
して、まらうどの心をとらむとする、いといみじかりけり
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                 さてサーいと
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これは、画像とサイズ的に同じ様だから。
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午前中に、予習・・なんだが、やっと、一頁分やって、時間。 15分ぐらいはできたか。昼はコンビニのおむすび。
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研修がある。勉強好きなおれは、参加だろう。只、松代大本営は数年前に一度行っている。
涼しいからまあ、いいだろう。
小諸が記憶に無い。行ったはずだが・・たしか、大手門が虎口の大きいものの様に思う。
あの頃ハ、未だ城に関しての興味は無かった。今、秀忠の事、小諸藩・・知識も増え、違う角度で見たい。
単なる観光だけでなく。
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さて、本題。湯場。いろんな湯がある。昭和初期までは外湯だったのだろう。
今は、旅館というものから、ホテルと変わった。つまり個室で、其処には風呂まである。
で、今時、旅行しても、ホテルから一歩も出ないで、帰る事もある。これでは違
今回はどうか、できれば、ホテルは寝るだけで、飯や湯は外でしたい物だ。
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閑話休題。いろんな湯がある、それを説明する。本来は外湯だ。
湯ハ、御座の湯、かつけの湯、ねつの湯、まつのゆ、千代のゆ、笠の湯、ふぢの湯、
地獄の湯、金比羅のゆ、君子のゆ、なぎの湯、たきのゆ、るりの湯、湯玉のゆなど、
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想像だが、この表示は、この通りあったとしたい。
湯の入り口には、立札があったのだろう。その字がひらがなはひらがな、漢字はで書いてあったと。
つまり、湯・・と・・ゆ・・を分けたい。単なるそうぞうである。
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基本的に湯場は、露天と思う。たきのゆ・・で、囲いを説明する。
ここでは、裸が丸見えだ、その他は湯に入るから、外から見えない。
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すると、もう一つ気になる所が、脱衣場だ。特に、宿が浴衣を貸すと書いてない。
が、そのへんが上明である。宿の吊前入なら、人のを着ても大して問題ない。
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湯の外のサービスがある。此処では当然、付けだろう。吊前か宿を言えば良い。
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壺・・部屋・・では、交流はあまり無いが、
湯場では、裸の付き合いができる。裸の付き合いとは、身分も何も無い。
つまり、極楽の付き合い・・人柄だけが、付き合う要素だ。
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次回で、湯場が続く。又、考えよう。
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帰り際、瓜ときゅうりを頂く。キュウリは即、味噌で頂く。 助かる・・
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