--no.12305--2013年07月06日(火曜、16時24分、--

5日、映画を見る。
風立ちぬだ。
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以下、好評した私の評価だ。
====================d20130806私風立.mem=====
純愛物語です。
純愛は過去色々あります。
日本には、源氏物語、イギリスにロミオとジュリエット。
最近の話題はレ、ミゼラブル。
此等に、匹敵するものを狙っている。
何回も見たい。宝にもしたい。
人の人生で、三回ぐらい見てもいい。
60過ぎの俺は、もう一回は見たい。
思春期、青年期に見ておれば良かったと思える。
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細かい事を言うと、大正、昭和初期が正確に見えた。
写真以上に、正確だ。と思った。
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今、形として何かに残したい。
あ、そうだ・・紙飛行機だ。
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上は、プロジューサーの鈴木敏夫へのメールだ。
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少し前、小説の風立ちぬを読んだ。
少しだけ、主人公・・堀越二郎を調べた。
それから之を見た。
これから、堀越を調べたいと思う。
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だから、この映画の立場は少し解る。
反戦映画では無い・・
では、これは・・
上にも書いたが、・・純愛物語だ。
時代の上に純愛物語は生まれる。
・・注意して欲しいのは、物語であり、純愛・・そのものでは無い。
創作である。
純愛物語は、時代の中でできる。
男が仕事に没頭している時、純愛がいまれる。
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美しい・・という言葉が二面を持つ。
彼女とヒコーキとにだ。
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ヒコーキを美しいというのは技術者の心。
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節子に対しても言う。
この時、宮崎駿が、困ったと思う。
後ろ姿だけで節子を描くわけにはいかない。
顔はハッキリ描く。これは日本的美人のタブーだ。
はっきり書かないのが美人だ。
これから映画を見る人は、気をつけよう。
これは、堀越二郎の物語だ。
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次、この男を調べたい。
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余録である。
作中にある「風立ちぬ、いざ生きめやも《という有吊な詩句は、
ポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節
“Le vent se leve, il faut tenter de vivre”を、堀辰雄が訳したものである。
若い人はわかるだろうか・・立ちぬ・・の・・ぬ・・とか
やも・・とか。
夏が来ぬ・・の・・ぬ・・だが、やも・・はあまり今は使わない。
当然の事だが、おれはフランス語はわからん。
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