--no.12466--2013年07月29日(金曜、0七時20分、--

これは、歴史で無く、文学だ。
昔、学生時代は好きだったが、現在は学んでいない。
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この文は文学の教養が要る。
少し、補わなくては・・。
   壺廻女の部分で、主に以下3件
  山城の井出も里に、・・・ながゐしつつさそふ水あらば、
、 さわらばおちんはぎの白玉、
よらばみだれん、秋のすすき、
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第一は、小野小町と聞いた。 引くと以下の歌
わびぬれば身をうき草の根をたえてさそふ水あらばいなむとぞ 思ふ(古今
山城の井手の玉水手にむすびたのみしかひもなき世なりけり・・伊勢物語・・
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後、2ッが、わからん。が、大体の意味は解る・・簡単に落ちると言う事だろう。

=========d20130829草津繁盛h.mem======================= =
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朝ぎよみをはじめ、何事をも、かひがいしくものしつつ 火桶の炭ざし
そへ、湯わかしの水、加へなど、言ひおふせぬことをも、
             むずからみとりて、仕えふること
也、まろうどの湯浴せんとて、いずるを、見れば、まず下駄を直し
        手ぬぐひ、ゆひしや
く、などもちて、したがひゆく、かくて湯室にゆく道にて、
                  また、その外の壺廻
の見つくれば、それもまた、したがひなど、一人に三人四人つつ、供しつつ、
                  まろうどのゆに
入れば、そのひまに、また、あだし、まろうどの、ゆあみに行を見て、
                 かく、おくり迎すなが
いとも、いとなきことなるべし、かくしつつ、ゆあがりのかへるさに
                しばしやつ
がれが方にて、いこひたまへ、ただ、宇治山の木、のみのみまいらせんなど
                いひつつ、さき
に立て、おどりのむら鳥を引こむように、つひに、おのがとあみに
                引き入るなりけり
さて、この男子なども、よるひる壺にき居て、かのいひの、
                 上のはひとかいふらんようなる
が、いともいとも、うるさきこと也、されどまた、つれづれをなぐさむるにハ
             こよなう
たよりあるかたなり、この郷にて、値のいやしきものハ、いともまれなる二
               そをここ
の詞に、いへらく、草津の郷にて、やすきものは、芸者の華、
    しんらもちの値、壺廻り
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のおじき也と云、しかいふハ、この男子ども、まろうどに
           こびへつらふとて、いさらけ
ごとにも、ぬがずくこと、しきりなればなりけり
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   壺廻女
壺廻女といふハ、宿ごとに、4人5人つつ、かかへおく女をいふ、
    こハ、まろうとの、そうじ
うけたまはらんとて、日ごと、壺廻りとて、壺毎に、廻るものなればなり、
           こハおと
めなるも、また二十ばかりすぎて、いまだよすが、定らぬ、
     あるハ男のために 水草のねをた
えたるなど、おほく国々より来つどひたるにて、この郷のものハ、
       まれなるよし也、この
壺廻女の外に、めしたきといふもあり、こハ、いたくさだすぎたるもあり、
        一人にて七
壺八壺また、まろうどのさかえなる頃ハ、十壺までも、飯かしき、
   汁などをも、煮て
いささかも、その時のおくれぬことさするハ、何事も馴れたる、
   業ばかり、あやしきハ
あらざりけり、さて、この飯かしぐ女ハ、打見たるかたも、
   そもそも、しからず、 かま
木のけふりに、すすけなどして、つれのまくたちのさまに、ことならづ、
           さるに壺廻り
のかたハ、けしうはならぬかたにて、すきすきしき人のめには、
          かばかりのはな、いかで
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かも、みやまのものとハ、なしはつべき、など思ふこころも
           あれとどめがてなるも、ある、
べう見えたり、壺ども回る時ハ、かの内湯といふものに いりて、みがきあげつつ
衣ども、まだ汚れざるを、よそひつつ、さればみて、
    くるなりけり、されど、心悪きか
たなるは、まれにて、ただ、あわつかに、わかひたるのみおほかり
        田舎人のまめまめ
しきわたり、老人のかどかどしきかた、などをば大かたに、
          打すぐるを山
城の井出も里に、聞ゆるものの、筆、さはなるあたり、また
           酒などつねにすぎ
すぎしう、見ゆめりる、あたりにこそ、いひおふすること
        なくても、ながゐしつつ
さそふ水あらば、と、本にあらわれたるも、すこしあさきかた
      なるべけれ、かの
めし炊き老女を、なかだちにするもあり、また、みずから打つけなるもある
べし、もとより、さわらばおちんはぎの白玉、
  よらばみだれん、秋のすすき、
とみえたるを、なかだちのありなしに、やは、よるべきなど
   人々、口々に、およ
ずれごと、すなるは、げに、さることなるべし
    貸本屋、道具屋
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=========d20130725草津繁盛.mem=================
慶応の頃、まだ、女の湯治客は考えられぬ。今と反対。
ここには、男も有れば、女も居る。役割がある。
が、料金がわからん・・詳しくは来てからということらしい。、
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