冬は気温が低いため、ドライイーストの何倍も発酵に時間がかかる天然酵母は、更に発酵が鈍ります。昨年まではファンヒーターの傍など暖かい場所に置いたり、簡易発酵器を使ったりして暖をとっていたものです。

今年の冬は初めて「酒粕酵母」に挑戦。この酵母のおかげで、暖房の効いた部屋に置いておく室温での発酵でパン作りができるようになりました。この酵母、その名の通り、”酒粕”を使って酵母を起こしています。スーパーで売られている板状の酒粕を買ってきて、ちぎりながらビンに入れ、水を足します。1日目、2日目はあまり変化がありませんでしたが、3日目あたりから、かすかに”発泡”を感じ始めました。ニオイは結構キツイです。「チーズのような香り」だと本には書かれていましたが、私にはよくわかりません(;^_^A

大事を取って6日目で発酵完了とし、冷蔵庫で2晩休めました。ところが、冷蔵庫でも発酵が進んでおり、冷蔵庫に入れる前より”発泡”が激しくなっていましす。

酒粕は低い気温の中でも発酵できるスグレモノです。しかも、今まで作ってきた酵母に比べて発酵力がとても強い。はるゆたかブレンドと混ぜてパン種を作っていてもその発酵力の強さは感じられました。3回かけついで（すべて酵母液＋粉）元旦から3日まで連日パン焼きしましたが、どのパンもよ〜く膨らんでくれました。

これからの冬は必須の酵母になりそうです。