旭東小だより
〈地震防災特集号〉bQ
2003.7.18発行

 6月20日の「地震時引き渡し訓練」にご協力いただき,ありがとうございました。
また,ご多忙の中,アンケートにもていねいに答えていただき感謝しております。
おかげさまで,アンケートの回収率90%でした。 
今回の反省と課題をしっかりと受け止め,2回目の訓練(11月)に生かしたいと思います。 

    引き渡し訓練アンケートの結果    (回答人数 200人)

1今回の引き渡し訓練は,ためになったか。
  @ ためになった          53%
  A どちらともいえない       43%
  B たいへんためになった     5%

2 引き渡し訓練で困ったことがあったか。
  @ ない            58%
  A あった           42%

3「困ったことがあった」人は,どんなことに困ったか。(複数回答可)
  @ 引き渡しの時混雑して,スムーズにいかなかった。    40%
  A 子供がどこにいるのか,よく分からなかった。      33%
  B カードが書きにくかった。               10%

4 引き渡し訓練で,改善できる点はどこか。(意見をまとめてみると…)
  ○ 場所や教員をわかりやすくしてほしい。
  ○時間がかなりかかった。
  ○ 係(教員)の人数不足 。
  ○ 引き渡しの手順が不統一。
  ○ 通学団の標示をはっきりする。
  ○ 放送による伝達をはっきり,大きく。
  ○ 迎えに行くまでの子供の保護について。
  ○ 保護者のおしゃべり。
                  
 ☆ 課題の解決に向けて
  ● 次回は,兄弟姉妹と共に学級ごとで引き渡 す。 
       → 教師や場所がよく分かるように,計 画を立て直す。
  ● 兄弟姉妹の集まり方は,訓練しておく。 
  ● 引き渡し名簿を作り替える。
  ● 職員がはっきりと分かるようにする。
  ● その場に応じて,保護者に分かるように説明し,協力依頼する。
  ● 保護者のおしゃべりにより,連絡などが聞こえないので,協力を依頼す    る。
  ● 学年の標示を見やすいように高くする。

 ★ これからの検討課題
 ◆ 雨天時など天候が悪いとき,子供をどこで待機させるのか。
 ◆ 学校へ問い合わせの電話などが殺到した場 合,対応しきれない。    
       →学校からの連絡は不可能。
 ◆ 保育園へも迎えに行かなければならないことを考慮する。

引き渡し訓練 Q & A
 引き渡し訓練へのご意見について,学校の考えや対応をお答えします。
 
 Q 1 子供は先に待機し,引き取りに来た順にすぐ手続きをして帰る訓練もしてほしい。
 A 1 実際には保護者の来校に時間差ができ,この形になると考えられます。  

 Q 2 学校へ着くまでに時間がかかってしまった時は,学校で子供たちは預かっていただけるのでしょうか。
 A 2 児童は,迎えに来てくださるまで学校で待機,保護します。詳しくは,「旭東っ子」の『地震への対応』をご覧ください。

Q 3 はだしの子が多いが,はだしで危険ではないでしょうか。
A 3 教室の各自の机の横には,体育館シューズがかけてあります。特別教室
   (理科室, 音楽室,図工室など)や廊下・階段などに 非常用スリッパボックスを置きます。万一
   のとき,はだしの子はスリッパが利用できるようにします

 Q 4 車で迎えに行くとパニックになるのでは ないでしょうか。
 A 4 できる限り,徒歩か自転車で来校してください。機会あるごとにPRします。職場から駆けつける場合,
     自動車でもやむを得ませんが,ご理解,ご協力をお願いします。

 Q 5 訓練での保護者の具体的な流れ(行動)を教えてほしい。
 A 5 案内状の裏に印刷したり,訓練当日拡大して標示します。


  1,2年生が「なまず号」の体験
  7月2日,愛知県に2台しかない地震の揺れを体験できる起震車,なまず号が知多市消防本部の協力を得て,来校しました。
   1年,2年 が体験しました。平日にもかかわ らず,1,2年27名の保護者の方も参加してくださいました。

  「なまず号」体験のアンケート(保護者)の結果
1 なまず号の体験は,初めてですか。
  @ 初めて                  98%
  A 2回目                   2%

2 なまず号を体験しての感想は…。
  @ こんな揺れに耐えられない      36%
  A こわかった                32%
  B この程度の揺れなら耐えられる   20%
  C その他           
  ・机の下でじっとしているだけなら耐えられた。
  ・揺れが長く感じた。
  ・長い間,揺れが続くと小さい子を抱えて,机の下に入るのはとても大変だ  と思った。
  ・他人と一緒だったが,これがもし,子供一人の時に実際に起こったら,笑   っていられないと思った。

3 なまず号で学んだことは何ですか。
  @ 子供としっかり地震のことを話し合いたい   50%
  A 地震のこわさを改めて感じた           43%
  B その他             
   ・突然起こる地震にすばやく反応し, 行動ができるのか,不安が残った。
 
【児童の感想】
  ・なまず号に乗ったら,最初あまり揺れなかった。けれど,だんだん揺れてきて緊張した。
       (1年)
 ・ぼくは,最初立っていたらいきなり揺れたのでびっくりした。ぼくんちが揺れると,いっぱいものがあるのでこわい。
       (2年)