遺跡もとうとう雪の中でお客様を迎える季節となりました。
冬の間、私は事情によりガイドを中止させていただきますが、その間も
仲間のガイドの皆さんは、吹雪の中でもガイドを続けておられます。
本当に申しわけないと思っております。
今年のガイド期間中、また多くの方にお会いできました。
一度ガイドをさせて頂きましたところ、三日後にまた遺跡をもう一度
見たいと来られましたご夫婦、是非また何年後にまた来て頂きたい
と思います。
10月でしたか、多分青森で開催された学会?の帰りでしょうか、
教授と思われる方とその研究室一同と思われる方々をガイドさせて
頂きました。
ガイドを終わって、雑談し始めましたところ、その教授と思しき方から
「実は、私は辻 誠一郎教授と懇意にさせて頂いており、三内にくる
前、色々三内についてお聞きしてきました。」とのお話がありました。
注)辻教授は、遺跡が調査開始されてからずっと調査研究に携わって
おられ、特に三内の生態的特徴等について発表されておられます。
参りました。多分あまり勝手な内容のガイドはしていないはずですが、
どこか間違った話をしたのではと心配になり背筋が寒くなりました。
どうも、遺跡関係者と思しき方とか、遺跡についてご存知の方々は、
事前に身分を明かさず後から名乗られる方が今までまで何回かおられ
ました。私も色々な遺跡を見に行きました。解説して頂ける場合とか
ガイドして頂けるところでは、なるべく事前に三内のガイドである旨
申し出ることしております。どちらな良いのでしょうか。
私は、是非事前に声をかけて頂ければと思っております。
多少、その方に合せたガイドになるよう努めたいと思いますので。
また、苦手な修学旅行の方々も何回かガイドさせて頂きましたが、相変
わらず、進歩のないガイドで終わっていたと思います。
生徒さんには申し訳ないと思っております。
ただ、今年は発掘調査が、ガイドコースのすぐそばで実施されておりま
した。このため、拙い私のガイドより本物を見ていただいたほうがベター
ではと思い、2回ばかり生徒さんを発掘現場にお連れしました。。
当然、本物の力はすごく、生徒さんたちは目を輝かされて、現場におら
れた方からの説明を聞かれておられました。
三内丸山遺跡は、毎年新しい情報が発信できる遺跡なのです。
特に修学旅行の生徒さんに、一般の方と同じように毎年変わらないガイド
を繰り返すのではなく、いかに興味をもっていたがけるかの工夫が必要では
と思います。
修学旅行のガイドについては、すでにもっと工夫が必要ではとの提案を
事務局に出しておりますが、残念ながら未だに改善の動きが見えません。
次は平成18年4月上旬に、ガイドをさせて
いただく予定です。
大勢の方が遺跡に来られるのをお待ちしております。