マスダ商店通信 第8号:食器洗い乾燥機 使い方のポイント
食器洗い乾燥機に不満、不安を持っている方は少なくないようです。
手洗いとの大きな違いは、温度と洗剤です。
手洗い洗剤は、手になるべく負担をかけないように、
中性に近く(pH6~8程度)なっています。
食器洗い乾燥機に使用する洗剤は、強いアルカリ性(pH11以上)で、
ほとんど泡立ちません。専用洗剤を使うのはもちろんですが、
そのほかにも以下の事を注意して使うと、不満は減るかもしれません。
固形物の処理
食器洗い乾燥機には、固形物を排水に流さないための受け皿があります。
固形物がたまると受け皿が目詰まりするという問題もありますが、
魚の骨やつまようじのような細いものが受け皿をすり抜けてしまうと、
故障の原因になる可能性もあります。⇒対策:ゴムベラなどで固形物は落とす。
落ちにくい汚れ
卵などのたんぱく質は高温になると、固まってしまい落ちにくくなります。
また、ご飯粒やグラタンのこげた部分も乾いてしまうと取れにくくなります。⇒対策:10~20分程度のつけおき、または、軽く食器を水にくぐらせる。
汚れのひどいものは軽くスポンジでなでる。
グラス
洗い終わったグラスが白くて汚い!なんて事、ありませんか?
クリスタルガラスを食器洗い乾燥機で洗うと白いくもりがついてしまいます。
食器洗い機のアルカリ洗浄剤によって侵食されるためです。
この場合は、中性洗剤や漂白剤を使っても、落ちません。⇒対策:クリスタルガラスは手洗いしてください。
すでに、くもってしまった場合は塩+レモン汁で磨くときれいになります。クリスタルガラスではないのに白く濁ってる場合。
洗いなおしたり、こすると簡単に取れる濁りは、水に含まれるミネラルです。
ミネラル分が多い水質の地域だと(特に井戸水)、食器にミネラル分が付着し、
透明なグラスでは、目立ってしまいます。⇒対策:どうしても気になるのであれば、リンス剤使用をおすすめします。
【注意】重曹使用について
一部の重曹のパッケージには、「食器洗い乾燥機にも使用できます」とありますが、
重曹モードのある食器洗い乾燥機以外では使用しないでください。
食器のツヤがなくなったり、汚れが落ちないことがあります。