マスダ商店通信 第9号:いろいろ使える重曹

2008年8月に重曹で洗える食器洗い乾燥機が発売になりました。

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また、重曹はいろいろな用途があり、なかなか見逃せないアイテムです。

重曹は炭酸水素ナトリウム、重炭酸ソーダとも呼ばれ、
人体や環境にも含まれる物質です。
ただし、とり過ぎは注意です。
胃酸と反応して、炭酸ガスを発生して、胃酸を中和させてしまいます。
種類は、医療用・食用・工業用があり、効果は大きく分けて5つあります。
用途に合わせて使用して下さい。

中和作用

重曹を水に溶かすとごく弱いアルカリ性になるので、
酸性物質を中和することができます。
具体的には油汚れに効果を発揮します。
手にも環境にも優しいとのことで、自然派の洗剤として、注目を浴びています。
また、クエン酸で洗浄した際のリンス剤としても使用されます。
※ただし、重曹を高温のお湯で溶かしたり、重曹を溶かした水を高温にすると
アルカリ度が高くなり、手への影響が強くなるので注意して下さい。

また、酸っぱすぎる柑橘類などに、少々かけると、
炭酸ガス(二酸化炭素)を発生して
シュワっとしますが、酸味を和らげる効果があります。

発泡・膨張作用

高温時、または酸と反応すると、発泡し炭酸ガス(二酸化炭素)を発生します。
焼き菓子等を作る際のふくらし粉として使用することができます。
但し、ベーキングパウダーなど他のものの代用にする場合は量に注意です。
同量入れるとにがくなってしまいます。少なめで十分です。

また、クエン酸や酢、柑橘類など酸っぱい液体に入れると、
お手軽炭酸飲料になります。
クエン酸1に対し重曹2にコーンスターチなどを加え、
無水エタノールか少量の精製水でまとめると、バスボムができます。
また、アロマオイルを数適加えて好みの香りをつけることも出来ます。
お子様には、中心に小さなおもちゃを入れて固めると、
最後に産まれるようになって楽しめます。
バスボムをお風呂に入れると手軽に炭酸浴ができます。
ただし、吸湿性が高いので、高湿にしておくと、反応が進んで、
気づいたらぺっちゃんこということも・・・
保管は、冷蔵庫保存をオススメします。
※追い焚きを行う場合は、塩を入れないでください。
金属部分がダメージを受けます。

研磨作用

重曹の結晶は、クレンザーとして使用することが出来ます。
特に、結晶がやわらかいため、比較的傷をつけにくいのも特長です。
ただし、テフロンなどの加工がしてあるものは、あまり強く磨くと傷になるので注意。
焦げた鍋などには、大さじ1杯程度を入れてお水も入れて沸騰させて1晩置くと、
はがれやすくなります。
※ただし、アルミ鍋は黒ずみの原因になるので、使用できません。

軟水作用??

いろいろ調べてみると、軟水作用という説がでてきます。
おそらく、水やお風呂に溶かすと、
お湯がやわらかく感じるという意味だと思います。
硬水のミネラルをなくして軟水にするというのは、確認できておりません。
また、重曹を溶かした水は、一般的に洗剤の泡立ちをUPさせます。

消臭・吸湿作用

酸性の悪臭や腐敗臭、体臭などと結びつき、消し去ることが出来ます。
※ただし、木のまな板や畳には変色の原因となりますので、使用しないでください。

湿気取りには粉のまま使用して下さい。
湿っても、掃除などに使用するには、問題ありません。

繰り返しになりますが、アルミ製品、木製品、畳には
変色の原因となりますので、使用しないでくださいね。

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