第41回 2SOB会ハイキング

岐阜県瑞浪市 古代を訪ねる


2011年11月12日(土)
(参加者) 隊長:寺倉 隊員(あいうえお順):稲垣、荻野、園原、乗木、渡辺

NO  内容 
1. 7時にJR共和駅西口に集合 乗木車で岐阜県瑞浪市に向かう
2. 名古屋第2環状線を通り名古屋ICに入り、小牧JCTから中央道に入る 
3. 虎渓山Pで休憩 寺倉さんから本日の詳細スケジュールの説明を受ける
4. 瑞浪ICを出て市民公園駐車場に車を駐車
5.  「化石の地下壕」「山道ウォーク」「地球回廊」「美術館」「先端科学技術体験センター」「歴史民俗資料館」「化石博物館」を見学 化石博物館で化石採取許可証を受領
6.  土岐川原の化石採掘場に移動
7. 河原で昼食後、化石採掘
8. 化石博物館に化石採取許可証を返却し、近くの喫茶店で反省会
9. 同じルートでJR共和駅に16時半頃戻る
   

市民公園駐車場に車を駐車し、まず化石の地下壕を見学する。
 
     
化石の地下壕 中新世 瑞浪層群 明世累層 戸狩層
この地下壕は、第二次世界大戦末期(1944年〜1945年)に、航空機製造の疎開工場を建設するために掘られたものの一部です。地下壕の建設に携わったのは、強制連行された朝鮮人と中国人で、重労働と栄養失調などによる死傷者も多数でました。
地下壕の天井や壁面にはNipponomarcia(ニッポンマルシア)、Dosinia(カガミガイ)、Meretrix(ハマグリ)などの多くの貝化石が露出しています。この地層は、およそ1700万年前に、10mより浅い砂底の海に堆積したものです。
     
 
博物館、資料館等の施設の開館10時までに時間があるので近辺をウォーキングする。 
     
     
     
     
化石博物館
瑞浪市からは、今から2000万〜1500万年前の新生代の化石がたくさん見つかります。これらの化石は、瑞浪層群という陸や海で砂や泥が積もった地層の中に含まれています。貝・魚・哺乳類・植物などおよそ1000種類におよぶ豊富な化石を産します。
化石博物館では瑞浪層群から見つかった代表的な化石を展示しています。これらの化石は、かつて瑞浪が海であったころの自然の様子を私たちに教えてくれます。
     
再び市民公園周辺をウォーキング、地層の観察地では地層の重なり方や化石の入り方が観察できる。 
     
     
中国人殉難者の墓碑
(日中不再戦の誓い)
第2次世界大戦末期、強制連行された中国人が航空機の地下工場建設に従事し39名が尊い生命を失いました。
再びこのような悲惨な戦争をくりかえさぬよう日中友好と世界平和を祈って、昭和42年(1967)9月に墓碑が建立されました。 
     
     
     
地球回廊
この地球回廊は、「地球を考える」をテーマとしております。地球は、人間だけのものではありません。46億年の地球史において、人間もまた、この地球という星の住人だということを忘れてはならないのです。 かけがえのないこの地球を今一度考えてみる機会になります。
当館は地下壕の一部を利用した施設で、夏でも15度と、少しひんやりします。
     
   
   
市之瀬広太記念美術館   サイエンスワールド
 
陶磁資料館 
     
本日のメインイベント化石採取、化石博物館で許可証を発行してもらい南方1.2Kmの土岐川の河原に向かう。
河原で持参した弁当で昼食、お湯を沸かして美味しいコーヒを飲む。その後、寺倉さんから発掘方法の講義を受けて、寺倉さんが持参した道具で各自発掘を始める。ツルハシの使用は禁止されていた。
     
 
   
     
     
   
 
私が採取した化石 
     
   
化石博物館に許可証を返却し、市民公園の「喫茶かせき」で反省会を開く。
地球の成り立ちを知り、古代の化石に触れ、しばらく遠ざかっていた勉強をする良い機会になり、充実した一日であった。