徳島県・祖谷渓絶景!
大歩危と祖谷のかずら橋
平成24年5月30日(水)〜31日(木)
祖谷渓の大歩危
上から峡谷を覗くと、その深さに足が竦むが絶景!
鯉のぼりを見下ろすその下に観光船乗り場がある
観光船に乗車し、下から峡谷と鯉のぼりを見上げる
祖谷のかずら橋
かずら橋(かずらばし)は、サルナシ(しらくちかずら)などの葛類を使って架けられた原始的な吊り橋。祖谷のかずら橋の場合、古文書によると、かって7ないし13の橋が存在したとされる。最古のものは、1646年(正保3年)の「阿波国図」にかずら橋が7つ存在したと記録されている。また1657年(明暦3年)「阿波国海陸度之の帳の写」の祖谷紀行には13のかずら橋があったとされる。起源はその昔、弘法大師が祖谷に来たとき困っている村民のために架けたとか、あるいは平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるように葛を使って架設したとの伝説もあるが定かではない。現在の西祖谷山村善徳のかずら橋は長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mで日本三奇橋の一つであり、重要有形民俗文化財である。大正時代に一度、ワイヤーを使った吊り橋に架け替えられたが、1928年(昭和3年)、地域振興目的でかずら橋が復活された。ただし安全のためワイヤーは使われており、かずらはワイヤーを包み込む装飾とも言える。1970年に国鉄のディスカバー・ジャパンキャンペーンで登場したことで知名度が飛躍的に向上。現在でも年間35万人の観光客が通るため、老朽化が早い事から3年に一度架け替えが行われており、約2週間〜1ヶ月を要する。材料である太いかずらの調達は年々困難になってきており細いかずらを撚り合わせて使用しているという。東祖谷菅生のものは奥祖谷二重かずら橋と呼ばれ、男橋と呼ばれる長さ42mのものと女橋20mが並んで架かっている。いずれも人ひとり渡っても揺れ、床面も「さな木」と呼ばれる丸太や割木を荒く編んだだけであり、すき間から川面が望める。そういったこの橋の特徴をよく表す歌として「祖谷の粉ひき節」が知られている。
朝早いため、かずら橋夢舞台の広い駐車場はまだ車がない。駐車料金500円、一方通行のかずら橋通行料500円。駐車場からかずら橋へはおみやげ店を通り抜け、屋台が並ぶ道を歩く。もっと素朴な所とイメージしていたが、完全に観光地化されていた。
徳島県民謡(徳島民謡)祖谷の粉ひき唄
(いやのこひきうた)
祖谷のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣の如く
風も吹かんのに ゆらゆらと
吹かんのに 吹かんのに 風も
風も吹かんのに ゆらゆらと
祖谷のかずら橋ゃ ゆらゆらゆれど
主と手を引きゃ こわくない
手を引きゃ 手を引きゃ 主と
主と 手を引きゃ こわくない
床面の隙間は意外と広く(私の靴と比較して・・)、橋は揺れ、14m下の谷底が見えて怖い!