思い出の長崎へ  
 2012年11月28~29日
 1959年高校の修学旅行で訪れた長崎市を53年ぶりに再訪する
雲仙地獄めぐり
古い修学旅行のアルバムに雲仙地獄めぐりと記入されたアルバム写真があった。再訪し同じ場所で写真を撮ろうとインターネットで調査したが、写真に写っている「坊主地獄」「海地獄」「竜巻地獄」「百万地獄」が見当たらない。地獄の名前が変わったのかと問い合わせたら、別府にある地獄ではないかとのことで調査したらやはり別府にあった。半世紀間違いに気づいていなかったことに驚愕である。
雲仙の古湯と新湯の間の白い土(温泉余土)におおわれた一帯が雲仙地獄地帯。地獄とは仏教の教えで前世の悪業の苦報を受ける所という意味だが、至る所から高温の温泉と噴気が激しく噴出し、強い硫黄臭が漂う中、湯けむりをもうもうと立たせるさまは、恐ろしげな地獄の景色そのものと言える。
雲仙 小浜温泉
雲仙岳の西麓、橘湾の海岸一帯に湧き、野母半島を望む温泉で、特に落日の景観のよさは絶品。高い温泉温度と豊富な湯量が自慢で、至るところで蒸気が立ち上る。泉質は食塩泉で、 リュウマチ、神経痛、痛風などに効くとされる。海岸沿いに30軒の旅館・ホテルが建ち並び、新鮮な海の幸が味わえる。
海岸沿いに日本一長い足湯「ほっとふっと105」があり、海を眺めながら浸れる。また温泉の噴気を利用した蒸し釜が併設されていて、蒸し料理を作ることができる。材料は有料で買える。
長崎市の高台にあるホテル矢太楼にチェックイン

チェックイン後市内バスを利用し、長崎駅前に出て夕食、地元名物「長崎チャンポン」を食べる。(右写真:食べている途中のもの)
肉、魚介類、野菜など十数種の具材をラードで炒め、豚骨と鶏がらでとったスープで味を調える。そこにちゃんぽん用の麺を入れて煮立る(他の中華麺類との大きな違い)。公正競争規約施行規則別表では、長崎チャンポンは「長崎県内で製造され」また「唐灰汁」と呼ばれる長崎独特の梘水で製麺したものと規定する。そのため長崎のちゃんぽん麺は他県で製造されたものと成分が異なり、独特の風味がある。
ホテルに戻り、部屋の窓から日本3大夜景の市内を堪能する
翌朝、部屋からの雨の市内展望 (長崎は~今日も雨だった♪)
長崎市内の観光 グラバー園と大浦天主堂
ホテルからタクシーでグラバースカイロード入口へ
グラバースカイロード入口
スカイロード出口からの市内展望
垂直エレベーター
エレベータ出口からの長崎港展望 旧三菱第2ドックハウス 長崎港方面展望
高島流和砲 園内風景 旧長崎地方裁判所長官舎
旧リンガー住宅 三浦環像 長崎湾展望
53年前の写真が残る旧グラバー住宅
1959年の白黒写真 53年の歳月が流れ・・
右写真はグラバー園から大浦天主堂へ向かう階段と思われるが、階段が多く同じ場所を捜すことは出来なかった。
旧グラバー住宅の中、当時見学した記憶はない
展望台からの長崎市内と長崎湾
長崎湾 園内風景 園内風景
トーマス・ブレーク・グラバー像 長崎港 グラバー園出口
長崎伝統芸能館
長崎のお祭り「長崎くんち」に奉納される龍踊りの白龍、青龍、各町の奉納踊りを先導する「傘鉾(かさぼこ)」と呼ばれる豪華な飾りなどが展示されており、長崎くんちの映画も放映されている。
大浦天主堂へ向かう
53年ぶりに眺める変らぬ大浦天主堂、周辺の木々は大きく成長
教会左側のヤシの木は53年前と同じ木であろうか?枝振りがそっくり!
1959年の白黒写真 53年の歳月が流れ・・
キリシタン資料室(旧ラテン神学校1階)
大浦教会の塔 紅葉が美しい 信徒発見のレリーフ
大浦天主堂下電停へ向かう カステラ神社 祈りの丘絵本美術館
大浦天主堂下から市電に乗り、築町で乗換えて浜口町で下車
長崎市内の観光 長崎原爆資料館、平和公園、浦上天主堂 他
長崎市歴史民俗資料館
原爆殉難教え子と教師の像
長崎原爆資料館
1945年8月9日原爆投下、被爆の惨状をはじめ、原爆が投下されるに至った経過、および核兵器開発の歴史、平和希求などストーリー性のある展示がされている。
修学旅行の子供たちが多く来ている。(私は見学した覚えがない) この無残な展示を見れば、誰もが核のない平和な世界を望む。しかし現実は厳しい。小さな孫たちに「どうして核がなくならないの?」と聞かれたら、なんと答えてやればいいのだろうか。
原爆投下中心地 戦争の悲惨さを刻印する場所
平和公園 世界平和への祈りを胸に 53年ぶりに平和記念像に再会
像は白色と思っていたが、青色だった
1959年の白黒写真 53年の歳月が流れ・・
平和公園から浦上天主堂を展望
周りの木々が大きく見えないと諦めていたが、小さな展望箇所を発見!
1959年の白黒写真 53年の歳月が流れ・・
浦上天主堂
市電大橋駅から乗車し、長崎駅で下車
鯛茶漬けの遅い昼食
長崎発15:21の特急「かもめ30号」に乗車(右写真)
博多で17:44発新幹線「のぞみ58号」に乗換
21:08名古屋着 共和駅から歩いて22時頃自宅着
2日間で坂道の多い市内を約4万歩歩く、少々疲れたが心地よい

さて、53年前の修学旅行、昨年は熊本を訪ね、今回は長崎、残された地は阿蘇と別府である。