PICライター
05/12/15
今回、PICマイコンを勉強するためにプログラムを書き込むライターを組み立てました。
PICマイコンというのは、マイコン制御を行なうために必要なすべての機能を内蔵しているチップのことです。
CPU・メモリ(RAM,ROM)・インターフェイス・タイマ・クロック発生回路 以上が制御を行なうための機能です。
PICについては、これから勉強していくときに紹介します。
さて、ライターの作成に取り掛かりましょう。購入元は、秋月電子通商です。本拠地は東京にあるそうですが、インターネットを通じて全国どこからでも入手できます。価格は、6700円。送料が代引き手数料も合わせて800円です。他の部品と同時購入すれば送料も気になりませんね。
こちらが細かい部品が入った袋です。
思ったより部品点数が少ないですね。
セラミックコンデンサや電解コンデンサ。
3端子レギュレーターやLEDなどが入っています。
このキットは、PICに書き込みをする制御をPICが行なっています。
ですから、セラロックやそのPICを動作させるための5V電源が必要
となるわけですね。実際、書き込みをするためには13V以上の高電
圧が必要となります。ですから、15V0.8AのACアダプターを使用し
ています。
はんだ付けはとても簡単。基板もガラスエポキシできれいです。
一番手間がかかるのは、抵抗とセラミックコンデンサですね。
小さいしハメてもスルっとおちてくるのでてこずりました。
ICソケットとICたちです。
基板にICソケットを取り付けてからICを取り付けます。
左側と右から3番目くらいに見えるソケットは、ゼロプラッシャー型と呼
ばれ、横についているレバーを上げ下げするだけで容易にPICの取り
外しができるものです。
どの部品も、説明書どおりに背の低い部品から取り付けていけば、
時間もかからず組み立てが完了いたします。
ひとつ気になる点が、LEDのはんだ付けです。
POWER表示をする赤色のLEDとBUSY表示をする黄色のLEDの取り付
け時に2つのLEDが微妙に重なってしまいます。
なので、黄色のほうのリード(足)をチョビットまげて取り付けしました。
出来上がった基板です。
パソコンとはシリアルケーブル(Dサブ9ピン)を通して通信を行ないます。
通信ソフトはキットに同伴していますので、必要に応じてインストールしま
す。様々なPICに対応しており、さらに応用の可能性を高めてくれますね。
また、キットに付属して、未使用のPIC(16F84A,12C509A)と10MHz
の発振素子がついています。
今回の製作時間は約1時間30分ほどです。
みなさんもぜひ作って、PICを勉強していきましょう。