ベランダに樋(とい)の取り付け

 施工 H18/04



今回、樋を取り付けるベランダの屋根です。
何十年も前のものなので大分ボロくさっています。
取り付ける部分の拡大部分です。
屋根はトタンですね。
さて、樋をつければいいのです。
が、排水の見た目を損なわないため、地面に排水管を施工します。
排水管は呼び径40mmのVU間を使用します。
モルタルに穴をあけるドリルです。
失敗しました。コンクリート用と間違えて購入です。
コンクリートは石がごろごろとしているので、このドリルではきつい。
U字溝の側面にドリルで穴をあけます。
上手に丸く穴があけばいいのですが、ドリル刃を間違えたこともあり、ダメ。
イラついてきたので、ハンマーで割りました。
中には、針金が入っています。
割ったU字溝にパイプを設置。
反対側には、同じ径のベンドを地上に少し頭を出すくらいに取り付けます。
全体的にはこのような感じ。
排水なので、多少の勾配をつけます。
水の流れる方向に、少し傾いていればOK。
一応、水平器で調べます。
割ってしまったU字溝を再び戻すためのモルタル作り。
セメントと河砂を1:2くらいで混ぜて、適量の水を入れて混ぜます。
ねばねばっとした感じが最適です。
先ほどのモルタルを割ってパイプを差し込んだ場所に流し込みます。
周りの土は、余分に掘って、固めておいてからです。
ベンドが地上にはみ出しているところです。
ここに、樋からの水を入れるわけですね。
樋を取り付けるための金具。
5本セットなのですが、勾配のため、全部高さが違います。
高さを決めるため、両端に金具を打ってから、糸を張ります。
糸を基に、勾配をつけて金具を打ち込んでいきます。
計10個の金具を使いました。
樋を金具の上に乗せ、位置を決めたら、針金で固定していきます。
しっかりと、固定しましょう。
今回は距離が短いので方勾配です。
寸法を測って、上手に縦樋をもってきます。
普段なら、ここで雨水を落とすだけなのですが、地中に埋め込んだ排水管
のベンドの上部まで樋を伸ばします。写真では、まだ取り付けていません。

これで、雨の滴に悩まされずに済みます。

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