換気扇モートルの出力UP!

06/06/25


ハウスの換気扇のモーターをパワーアップします。
その理由は,台風時などに室内を密閉にして換気扇を回すことにより,ビニールを引きつける作用が働くからです。
以前は,400Wのモーターを2基取り付けていましたが,いまいち引きつける力(トルク)が弱かったんです・・・。
今回は,750Wのモーターを2基取り付けます。しかし,出力が大きくなると,寸法(外枠)も大きくなるのです。
そのままでは,取り付けることができないので,ステーを少し改造してあげます。

今回,取り付けるモートル(三相誘導電動機)。
HITACHI産機システムのものです。
P=0.75[kW]
n=1700[rpm]
A=3.3[A]
V=200[V]
軸径=19j
プーリーも購入。キーははじめから軸に埋め込んであります。
既存のモートルがついていたステー(台)。
横幅の穴の位置は合っているのですが,縦幅の穴の位置が
モートルの方が大きいので付け足す必要があります。
そのままではできないので,アングルを突き出して穴をあける
ことにしました。
途中の作業の写真が撮っていません・・・。
いきなり完成品。
ステーの後ろの曲がっている部分を切り落とします。
そこに,L型アングルを穴の位置が合うところで溶接します。
熱で歪まないように注意しながら作業していきます。
同じ物を2つ作り,アングルにφ8の穴をあけます。
(ボルトを通すため)
切削油を使用するとスムーズに穴があきます。
ドリルペースト使用
写真では,黒に塗装してありますが,全ての作業(溶接・穴)
が終わってから新聞の上でスプレーです。
ここまでの作業で半日以上つかいました。
実際に取り付けてみます。
自重が10kgほどあるので,一人での作業は大変です。
換気扇自体は,地上から2.5mくらいの高さにあります。
ベルトのテンションを合わせながらボルトを締め付けます。
右下から見た感じ。
上から見た感じ。
0.75kW用のモーターブレーカー。
安全のため,こいつを取り付けます。
モーターブレーカーと普通のブレーカー(サーキットブレーカー)
の違いは,モーター等を動かした際に生じる始動電流の過電流
ではトリップしない構造になっています。それと,短絡保護。
ここで購入しました。

上手に取り付けることができました。これで,台風時も安心ですね。