「ひなあられ」からのお願い

(2009.8)


「ひなあられ」に楽譜のお問合せをくださる方の中に、最近私共がお答えに窮するケースがこのところ多くなっております。
お問合せいただく前に、下記のケースを参考にしていただければ、まことに幸いに存じます。


★ 「TMVXのベストCDの3曲目に入っている「Love love me」という曲を、リードボーカルとギター、ドラムスの編成の楽譜にして下さい ! 」

 ごめんなさい、「ひなあられ」ではJ-POPなどクラシック以外のジャンルの楽譜作成は、基本的に行っておりません。
それに、これらの作品を著作権者に無断で編曲や楽譜作成をすると、著作権法で罰せられます。
たとえ許諾を得たとしても、莫大な編曲料がかかります。

★ 「超現代的な記譜法の浄書譜はお願い出来ますか? また邦楽のタテ読みの譜面は作れますか?」

 またまたごめんなさい!! 「ひなあられ」では、通常の五線で表記出来る種類の音楽の譜面しか作ることが出来ません。
(打楽器などの、一本線の譜面は作れますけど、ね」


★ 「楽譜作るのって、1ページにつきどのくらいかかるんですか? あまり予算無いんですけど。
   出来れば今月中には欲しいんですけど。」

 いきなり「あまり予算ないんですけど」と来られると、正直なところ私共も萎えてしまいます。
その前に、まずどのような作品で、編成はどのくらい、そしてパート譜だけなのか、フルスコアもご入用なのかなど、より具体的な情報をいただけないでしょうか。その上でしたら、私共でも出来る限り「リーズナブル」な見積りをさせていただけますし、納期についても具体的にお答えできますので。


 なお最近、何の前置きも無く、いきなり依頼内容を羅列したメールを送って来られた方がおられました。
メールにはタイトルも、送信者のお名前もありません。
このようなご依頼には、正直なところお答えのしようがありません。
せめて「こんにちは、◯◯の◯◯と申します。楽譜作成の問い合わせをします」位の前置きがいただけたらなあ・・・と思いました。

 楽譜作成の仕事は、演奏家、作曲・編曲家の方々とのコミュニケーションが何より大切です。
私共ではこれからも依頼をくださる皆様の信頼をいただけるよう、精進を重ねてまいりたいと思っております。

 楽譜作成工房「ひなあられ」