● ばばあの館 〜 どこでもどあ

サイトについて、数日前、”今だけの自分”だと書いた。
数年前、私は3ヶ月先を考えることが出来ない人だった。今でも難しい。

友達と話をするうちに年をとったら一緒に住もうという話になった。
「ばばあの館」と呼ばれているこの企画。参加者は日々増えている(笑)
3ヶ月先を考えられないしのには、見えてこない老後の生活。
でも、全国の友達が一緒に住む、1枚の扉を開けたらいるという夢のプランは私を支えている。
ドコデモドアというのはやろうと思えば出来るのだ。出来ないと思っているだけで。

つい先日、どうしようもない自分に出逢って、友達に電話した。
「しの、20年じゃ、まだ老後ではないけれど、今より素敵なおばさまにはなれるわ」


20年後にはまだばばあの館には入れない。時間が足りない。
ばばあの館の話はいつでも数十年先のことで、それまではお互いに今いる土地を離れない予定をしている。
お互いに仕事も家庭もしがらみもあるのだから、どうしようもない。家も建てたばかり。先は長い。

「あとほんの少し、この幸せが続けばいい」と思っていたのに、いつのまにか贅沢になったものだ......(笑)

2年後さえ浮かばない私は30年先に住む場所を探しに放浪に出かける。
ばばあの館に入れない友達も来ることができるように、新幹線の駅をメインで場所を探す。
もっとも有力な候補地は広島の三原。
瀬戸内海は冬暖かく、魚もおいしく、私の愛する小早川の隠居城のあった場所。新幹線の駅だ。
だが、下見の時間は十分にある。だから私は放浪をやめない。

今は新幹線や飛行機を駆使して逢いにいく友達が、扉1枚向こうにいつでもいる。
不器用でたまらない自分に、栄養があって美容にいい暖かいスープと覗き込むような優しさ。
一つのリビングでお互いの客をもてなす。

だから、もし、30年後も連絡が取れるのならぜひとも遊びにきて欲しい(^^ゞ

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