● レモンチェロ〜名古屋栄のバーにて

今日は、ショットバーへ行った。バーテンダーさんが「最後の週だから」とわざわざ電話をくれるほどに久々だったが、
バーはいつでも客にあふれていて、人気がなくなることがない。
カウンターはあくまで男性の領域でなるほどショットを売るバーなのだと思わせる。

バーは店を運営する、もしくはバーテンダーそのものによって全く変わってしまう。
まるでマジックが起きたように、静かなバーが一転御気楽になってしまうのは不思議な限りだ。
いくつもの場所で見てきたが、変容についていける客は少なく多くは移る。
残る客は「新しいバーテンダー」の腕にほれた数人だけだ。

私はバーでは「赤くないジャックローズ」とか「ロックスタイルの楊貴妃」だとか言いたい放題で困る。
いったいどうやったらいいのだ〜というようなレシピで叫ぶのだ。(爆)お酒が欲しいと。

バーテンダーさんにも●●様〜とつけて、今日だけ呼んでみた。
いたずらはするだけ楽しいので、今度お店で働いていた方をある地へ誘導しようかと思っている。
何より、お兄様は私の駅のすぐ側にお住まいだ....偶然とはおそろしいものだ。
彼はいろいろなところへ誘導され、お酒を学んでいくだろう。学ぶにしても人を見るにしても楽しいものだ。カウンターの中は。

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私の唯一いれたマイボトルを渡す。三角のレモンチェロ。三角にはとても意味がある、が、おいしい以外には知らない(笑)
普通に注文すると丸い普通のボトルが来るのでご注意あれ。>日本で注文するまで丸があるなんて知らなかった。

新婚旅行先で飲みまくり、関東のお酒好きがうなった程、知名度は低く、カクテルにするにも難しいレモンのリキュールは、
わざわざ「三角じゃないとだめなんです!」と念を押して探してもらったものだった。甘すぎる、強すぎる。

いろんなcocktailを飲んでいるが、入れ物によって、形と味は異なり、和音のように響く。
この音が聞こえますか?酒飲みと酒好きは楽しめるか楽しめないか、音を聞けるかどうかだ。

私は多分酒好きなのだろう。酒に酔っている時間さえ、音がして、
音がない世界に入ると途端に興味を無くしてしまう。あっという間に覚めてしまって、だから酔いが長続きしない。
レモンチェロは本当によく響いた。他の何にも逢わないお酒。

変わり者が好むレモン色の酒、とだけ。
多分普通のバーにはないだろうから、得意そうに毎回れもんちぇろ♪と叫んでいたんだなぁ(^^ゞ


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