>>市民病院の現状はいかがですか  4 
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市民病院管理課
市民病院の現状と広域的方向性について
地域の2次医療体制の広域的な方向性について問う
広域的な視点により地域医療の縮小と崩壊を食い止めていくため、地域の2次医療体制の方向性と具体的対応策は

■ 答弁
 ご案内のとおり、医師の新臨床(しん・りんしょう)研修制度の導入や診療科の集約化などによって、中小病院では、公立・民間を問わず、常勤医師不足が深刻な状況となっておりまして、住民に対する医療サービスの提供を始めとして、経営面においても、大きな影響が出ており、社会問題にもなっているところでございます。

 ご指摘のように東海市民病院は開設以来、地域の2次医療病院として、市民の生命・健康そして安心を支えてまいりましたが、他病院と同様に常勤医師の不足と急増している救急医療に忍耐強く対応しております。

 住民の生活圏の拡大に併せて、医療自体も広域化している現状や地域性、そして経営面から見ても、将来にわたり、地域の2次医療を安定的に住民に提供していくためには、一定規模の病床数を持ち、医師や大学医局、そして住民から見ても、魅力と特色のある病院づくりが緊急かつ重要な課題であり、また、県等の関係機関の理解やスケールメリットの点からも、広域的な視点での検討も必要と考えているところでございます。

 このことにつきましては、知多市民病院も同様の認識を持っていると聞いておりますので、例えば、東海市・知多市を一つの医療圏として捉えて、民間病院や関係機関にも広く参加を呼びかけ、直近の問題解決のための連携・協力の強化、また、将来あるべき2次医療体制の整備や地域医療の再構築等に向けた議論の場として、協議会等の組織を早い時期に立ち上げたいと考えております。