9月のひとりごと

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02/09/30(月)

息子1が居る。明日浜松に帰るそうだ。まだ、就職が決まらない。もう、単位はそろったので、学校に行く必要はないのだが、もぐりで受講するみたいだ。就職が決まらないなら、もう一度どこかの大学を受けたらどうかと言ってみる。一生学生で居るのもいいかもね。


02/09/29 (日)

福永武彦「鬼」「世界の終わり」まで読んだ。彼はいつも死に直面していたとは言え、夢とも幻ともつかぬ現実世界との水際の描写がリアルで怖い。今夜夢に見たらどうしてくれる!私にはこの話に出てくる男たちのように怖い夢を見たと言っても抱きしめてくれる夫は居ない。怖いときに限っていびきをかいて起きないのよ。図書館に行って、もう一度この本を借りて、陶磁器の本などを4冊新たに借りた。


02/09/28 (土)

ソボソボと秋の雨が降っている。午前中はぼーっと過ごし2時になったら市民講座3回目。今日は車の歴史。豊田自動社関係の人だった。博覧会に関連づけて車の歴史紹介。昔のポスターや百年以上も前の白黒写真など資料は豊富だったが話に目玉がなかったので、ちょっとつまらなかった。T型フォードは20年同じエンジン、同じミッション、同じホイールで1500万台売ったそうだ。それは、ヘンリー・フォードの思想「いい材料を使い、使いやすく、壊れにくく、安価で、誰にでも整備できる車を作る」からだ。海岸にレジャーで来ている人たちの車が並んでいる写真が紹介されていたが、何百台と写っている車の全部がT型フォードだった。不気味だよねやっぱり。そして、やがて、庶民はより質のいい物、他人との差別化を求め、フォードは敗れたのだった。車は大量生産できるけど、人間は大量生産はできないのだ。今週の本は4冊目、本命福永武彦である。しかし、全集の中の一冊でいきなり「塔」という難解な短編。これは小説ではなく「詩」に近い。観念的な世界だ。感覚的には分かるが、ひとつの言葉にとっつかまると先に進めないのだ。やったらめったら難しい今まで出会ったことがない言葉が出てくる。でも、明日までは読んでしまおう。


02/09/27 (金)

口は災いの元。何気ないひとことで傷つけてしまったようだ。あの人も、あの人も、もしかしてあの人も。許してください。悪気はないんです。今まで人を傷つけようと思って吐き出した言葉はあrません。ただ自分の正直な思いを吐いただけ。ああ、しかし、あまりにも無神経でした。そんなこと私だったらなんとも思わないけど、深く傷つく人もいるのね。改めてごめんなさい。私を許してください。


02/09/26 (木)

けさ踏切事故があったらしい。以前すごく怖い目に会ったことを思い出した。朝の渋滞で前が空くと思って踏切を渡ったら空かない。私は線路の上で身動きができず、そのうち警報がなり始めた。反対車線に待っていた車のおばさんがしきりにこっちに来いと手招きをしてくれたが、動揺して動けず。あわやというところで前の車が動いてくれて、私の車に遮断機の竹がぶつかるもそのまま前に突っ込んだ。今、命があるのは、神様がちょっとは世の中の役に立てと、もう少し生かしてくれたのだろう。パジェロの天井にはその時の傷が未だあるはずだ。ハンドルを握るからには常に気をゆるめないこと。


02/09/25 (水)

運動会だった。練習の時とは違って子どもたちの表情は最高だった。踊りも今までで一番上手だった。それは、お母さんに見てもらえるから。お母さんの姿が見えなくなるととたんに不安になり、私に甘えてくる子もいる。そんなにも、母の愛情を求めているのだこの時期の子は。「かけっこで一等になったら、○○軒で何でも好きな物食べさせてあげるってママが言っていた」なんとコメントしましょう。笑うしかないじゃありませんか。夜は中華料理屋さんで打ち上げ。みんな疲れていたからすぐに酔っぱらった。会計を待っている間、店の前で紹興酒の瓶を割っているのを見物。石膏で覆われているのを少しずつ割って蓋を開けると笹と蓮の葉で封がしてあるのがわかった。いい香りがした。19度だって。今日の会にこのお酒は出てこなかったね。今度来たときに飲んでみたい。


02/09/24 (火)

西行を読む。鳥羽院に仕えていた武士だったが、繊細で自分を見失わぬために、俗世の闘争から逃れて出家した。「惜しむとて惜しまれぬべきこの世かは身を捨ててこそ身をも助けめ」今で言ったら脱サラリーマンだろうか。鳥羽院は奥さんが浮気して産んだ崇徳帝を苛めたらしい。それが、青年西行には耐えられなかったのね、きっと。


02/09/23 (月)

マジック・ストリングスと名付けられたイスラエルフィルのバイオリン奏者たちのコンサートに行く。12人のバイオリンとピアノというシンプルな構成である。たぶん、12人のセロの方が力強く深いのだろうが、バイオリンもなかなか心地よい。私的にはハチャトリアンのバレー音楽2つ「マスカレード」よりワルツ「スパルタクス」よりアダージォ、屋根の上のバイオリン弾きがよかった。ラスト近くにシューベルトのアヴェ・マリアがあって、ほとんどユニゾンでピアノ伴奏も単音に近いシンプルな演奏だったのに、この曲の持つ崇高さだろう、涙が出て止まらなくなった。一度涙腺がゆるむとお手上げ状態なので秀逸だったツィゴネルワイゼンもアンコールの楢山もぐすぐすいいながら聴いていた。演奏家の大部分は旧ソ連や東欧からの移住者である。音楽監督のギデオン・シュタイナーは日本語で司会をしてくれたが、普段は何語で話をしているのだろうとふと思った。


02/09/22 (日)

晴天の昨日に比べてかなり涼しい一日だった。午前中はテニス。午後は草取りを少々。全部は取りきれなかった。だってすぐ蚊がわんさか寄ってくるのだもの。狭い庭一面に生えていたカボチャは実を一つも付けていなかったので、とにかく拭いてしまった。別に植えたわけではない。たぶん、うちの生ゴミに混じっていた種から生えてきたのだろう。生ゴミはコンポストで肥料にしている。庭には食べられるものがいっぱい。生ゴミの種以外にも、鳥が落としていったものや、私たちが苗を植えたものや、知り合いの人にもらったもの。春はプラムに枇杷、秋は葡萄に姫林檎。柿はあと5年ぐらいしたら実を付けるだろう。柚、山椒、ハーブは料理に添える。今楽しみにしているのは蜜柑。3年ぐらい前に本家のおじいさんから苗を分けてもらったのが今年やっと実をつけたのだ。全部で10個ほどなっている。まだ、青々としているがかなり大きくなった。おじさんは春からずっと入院している。この後の手入れはどうすればいいのだろう。蜜柑づくりの名人に訊かなくちゃ。早く良くなって退院してください。


02/09/21 (土)

運動会に招かれて久しぶりに前任校に行く。えびせんべいの老舗が近くにあるので、手みやげに「さくさく日記」の詰め合わせを買っていく。職員室には懐かしい顔。お茶を頂きながら窓から運動場を見れば、一回り大きくなった子どもたちが棒引きをしていた。受け持ったいろんな学年の子どもたち、先生たち、お母さんたちに挨拶して廻り、気がついたら時間が来てしまった。急いで帰り、昼食を済ませ、午後からは市民講座。今日は日本における女性の政治参加について。日本女性が先進国より女性の政治参加が少なかったのは、農家や商家の働き手として社会参加してきたので、ウーマンリブ運動が遅れたという視点が意外だった。現在女性の政治進出は進んだといわれても、衆議院での女性議員の占める割合は7.3%でこれは、170カ国中なんと120番目だそうだ。北欧の40%には遠く及ばず、イラクより低いと講師は嘆いていた。特に地方政治は女性議員の数は非常に少なく、全国3200の市町村長のうち女性は9人に過ぎないそうだ。世界の動き、選挙の仕方、自民党の力関係など、さわりだけだったが、わかりやすい話だった。わが市にも政党に寄らぬ生活者ネットからの地方政治参加が望まれる。夜は船で名古屋港水族館へ渡り新館のイルカを見た。アベックばかりで気が引けた。


02/09/20 (金)

夏休みに読んだエッセイ集の中に「五木の子守歌」の話があった。著者は若い頃中学校の音楽の講師をしていて、当時流行っていた歌の一つとしてこの曲を教材に教えていたそうだ。が、近年ふとしたきっかけでこの歌の本当の意味を知ったのだという。この曲は日本の曲としては珍しく3拍子なので当時から引っかかっていたのだそうだが、それは、朝鮮半島に由来しているとのこと。使われている音階も半島のものだそうだ。そして、その2番の歌詞にある「おどま かんじん かんじん・・・」のかんじんは「朝鮮から連れて来られた人のこと」と古い書物には訳注が添えられているそうだ。秀吉の時代加藤清正が肥後に連れてきた朝鮮の人たちの末裔の歌なのだ。日本の子守歌の歌詞には哀しいものが多いが、さらに重い意味を含んでいる。北朝鮮に拉致された人の心情を思うと、反対に、日本に連行された朝鮮の人たちの切ない気持ちが迫ってくる。本当なのだろうか、と調べていく時見つけた日韓の歴史的交流のHP。知らなかったことが多い。


02/09/19 (木)

過ごしやすい季節になった。秋の空になった。天高く馬肥ゆる秋。私も肥えてきた。エクセルでグラフを作って冷蔵庫に張った。標題はTの体重とSの体重。曲線は下降するだろうか?


02/09/18 (水)

テニススクールに行く。通常のクラスだ。ここんところ土、日、月、水とやっている。体が慣れたのか、あまり疲れたあ〜という感じではない。肘にサポーターをしていたので、ストロークに安心感があった。終わってからアイシングの代わりにスプレーで冷やすと気持ちが良かった。11時から慌ててオーガスタキャンプのビデオを撮る。いろんなアーティストがでたけれど、私はやっぱり山崎まさよしが好きなんだわ。リハーサルの合間にパンディロ遊びで叩いてるところが良かった。杏子バンドやスガバンドの厚みに比べ、山崎バンドのシンプルなこと。しかし、彼は声が圧倒的だからビッグバンドは似合わないだろう。


02/09/17 (火)

理不尽な話である。家族はどんな気持ちだろう。腑が煮えかえる想いだろう。ちょうど私たちの世代である。普通なら死ぬはずはない。そして、今私たちの子どもが、拉致された当時の年齢である。これから、25年間わずかな希望を捨てずに探すということは過酷で長い。長すぎる時間だ。しかもその時間が報われることは無いのだ。


02/09/16 (月)

朝からずっと雨がやまない。釣りも草取りもできなかった。夜はテニススクールへ振り替えで行った。なんと、Aちゃんが受付にいた。バイトだそうだ。緊張した顔だった。がんばってるね。


02/09/15(日)

午前中はUのテニス。夕ご飯の後映画を見に行く。「アバウト・ア・ボーイ」。なかなかいい映画だった。反撃も冒険も奇跡も起こらず、ヒーローもヒロインもなく、ただ、出会いが有り、変容があっただけ。「価値観」というものを改めて考えさせられた。ヒュー・グラントがお気楽おばか自己中な30代独身男にモロはまっていた。


02/09/14 (土)

遅めに起きたのに、急にテニスに行くことになった。主人の会社の定例会。世話役の若手が一人にお年を召した重役ばかり4人、テニスは年季が入っていて巧み、久しぶりに行ったらとても歓迎されて楽しかった。しかし、おかげでハイジを見損なった。クララはどうなったかなあ。2時から市民講座。忘れていたが、今日から4週連続で土曜日はこの講座でつぶれるのだった。自分たちで申し込んでおいて、自分たちの首を絞めることになった。今日のテーマは「環境ホルモンと生活環境」2時間の講座だったが、豊富な資料がPCの映像で紹介され興味深かった。環境ホルモンの種類が無数にあること(ダイオキシン類だけで200種類)。それらが人間や野生動物に与える影響が解明されているのはごく一部に過ぎないこと。産業と行政の都合で規制されていないものも多いようだ。ラップフィルムや食品を扱う手袋に塩化ビニルが使われているか確かめよう。熱と油に溶け出すのだ。いったん体内に入ったものは排出されたり、分解されないで蓄積する。一番の悲劇は野生動物である。東南アジアのPCBは偏西風に乗って日本に少し落ち最後には北極圏に降る。そこに生息するオットセイ・アザラシはPCBに汚染されている。イヌイットの人たちは常食にしているので危険だそうだ。アメリカのブッシュ大統領は石油関連会社が支援団体の一つなので、環境保護に関しては世界会議にそっぽを向いているらしい。それに対して副大統領だったゴアは「沈黙の春」と共に啓発書として知られる「奪われし未来」(HPもある)が出たとき本に詞書を書いているそうだ。ブッシュは世界にとってガンだなあ。他にも足が何本もあるフロリダのカエルやら嘴に奇形があり餌がとれない海鵜の映像などもありショックだった。アメリカの基準の30分の1の量でもカエルに奇形が生じるそうだ。アメリカに旅行するときは食べ物に気を付けなければいけない。ポップスと呼ばれている有機塩素系の有害物質が多く含まれているのは巻き貝アワビ、スズキ、アナゴ、タチウオなど魚を食べる魚の類で、マグロは水銀があるそうだ。沿岸域の魚類(カレイ、コノシロ、ハゼ、ボラなど)も危ないらしい。私たちは何を食べればいいのだろう。


02/09/13 (金)
昨日の疲れと、2時間運動場に居たのと、蕎麦屋のクーラーが利きすぎていたので、のどが痛い。明日から3連休。何をしようかな。

02/09/12 (木)
クワトロでノラ・ジョーンズを聴く。おしゃれで退屈でしんどかった。CDの曲中心だった。CDと同じ。椅子席で飲みながら聴くのにはよいだろう。歌はうまいし、声量もあり、リズム感もピアノも最高なんだけど、みんな同じテンションなんよ。一息で歌うの。話すようにね。のりのいい曲で何人かがハンドクラップで応じたんだけど、それを拒むようにピアノでリズムを崩すの。英語が分かればまた印象が違ったかもしれないが、歌い上げるというのはなくて最後まで私は物足りなかった。途中ギターのアンプか何かに故障があって一時中断して、お客さんはすかさず話しかけ気まずい雰囲気をなくすように気を遣っていたが、彼女は最小限の話しかしなかった。声は誰かに似ているような気がする。青江三奈かな。ライブハウスってあんなにステージが近いんだね。今日のような静かなステージじゃなかったら危険かもしれない。

02/09/11 (水)
久し振りにテニススクールに行く。やはり、動きは冴えないが、思ったより、ついて行けた。19人中女性は私一人だった。上手くは無いが汗をたっぷりかいて気持がいい。無理をしないようにゆっくりきちんとやろう。

02/09/10 (火)
電車の中で私が近づくとサッと横に詰めてくれた若者が二人。会釈して隣に座ると、二人は外国語で話していた。そうだよね、日本の若者でそんな子は滅多にいないもの。

02/09/09 (月)
かみなりゴロを原稿用紙7枚にまとめ、ある賞に応募してみた。書き足すより削るのが大変だった。賞金はなんと30万円である。入賞できたらお金を何に使おう。なんて、皮算用。他のも捜してみたら、百万円というのもある。それはなんと、最低120枚だった。9月いっぱいで何か作れるかな?時間の無駄かな?私はアホかな?

02/09/08 (日)
スキャナの使い方がわかり、やっと雨飾り山の画像をupできた。この秋は連休がいくつかあるので、おおざっぱな計画を立てる。1山へ行く 2釣りに行く 3旅行する

02/09/07 (土)

「北の国から」を見る。今日は泣けてきてしょうがなかった。実生活でも奥様が亡くなった人とか、恋愛関係になった人とか、実子が子役だったり、役者辞めて職人になり出演できなかった人やらの余計な情報を知っていなかったら、もっと泣いたかもしれない。エンディングロールに重なる映像の重いこと。確かに生きてました。確かに時間が流れました。ちょうど、我が家でもスキャナー購入に伴い、子どもたちの小さい頃の写真の編集をしているところ。我が家のささやかな歴史も振り返る。倉本聰は、萩原健一の「前略おふくろ様」から注目していた。純のあの手紙風のナレーションはあの頃からだ。純君役の吉岡君は確か「ラストソング」という映画でロック歌手の役をしてた。ギターを弾くし歌も歌うんよ。でも、演技派だね。番組のHP


02/09/06 (金)
「北の国から」を見る。北海道の自然はどこを切っても美しく、物語はいつも哀しく切ない。しかし、そのつらさがリアルに思えないのはなぜだろう。

02/09/03 (火)
ナスがおいしい。今日はてんぷらにしたが、漬物、焼きナス、煮物、酢の物、味噌汁、カレーやスパゲテイーにも合うし、ベーコンとオーブンで焼いてもおいしい。実家に帰ったとき、ボストンバッグいっぱいに小玉スイカとナスを貰ってきた。今は安くなったが、あの時はスーパーで買うと、3本270円もしたんだもの。お土産と言えば富山は鱒寿司が有名だが、よく駅に売っているものより、やはり、市内で作っているものがおいしい。弟に駅まで送って貰うついでに私のお気に入りの店を捜してもらった。私「確か松川沿いで・・・」弟「三十軒ぐらいあるよ!」私「ものすごく大きい重石があって・・・」弟「どこの店にも置いてあるよ!」私「店のご主人が頑固爺さんなんよ・・・」弟「どこの店も頑固爺さんだよ!」捜しようがないようで、なんとなく見覚えの辻でその店はあった。川上の鱒寿司

02/09/02 (月)
防災訓練の様子を新聞社2社が取材に来た。ちょっとした演出がありやっぱり、メディアの報道はかなり取材側の都合で歪曲されることを実感した。こんな些細なことでも納得がいかないのだから、事件などの当事者はよほど嫌な思いをしているのだろうな。

02/09/01 (日)
Uのテニスにまた、新しい人が3人来ていた。50代男性、40代男性、30代女性。だから、今日は女ダブができた。Uのテニスで初めてのことだと思う。30代女性の方がとても上手で、私は一度も勝てなかった。次週も是非手合わせを願いたいと思っていたら、彼女は東京の人で、月2回彼に会いに来てるそうだ。だから、来週は来られないとのこと。はあ、ラブラブなんだね。