12月のひとりごと

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02/12/26(木)

映画の券が3枚今年中に見なければならないので、ジョンQにするか迷ったが、マイノリティ・リポートを見る。マトリックスのような乾いた面白さだった。脚本も面白いが、それを映像に著したスティルバーグ監督の手腕はやはりしたたかである。トム・クルーズは相変わらず表情に乏しいがそれは映画の雰囲気に合っていて良かった。アガサ役をしているのは、てっきりマーサ・プリンプトンだと思ったが違っていた。そういえば、マーサはもう30ぐらいだからそんなはずないね。ララ役の人がきれいだった。私が男だったらあんな奥さんが欲しい。さて、残る一枚は誰かにあげよう。帰ってから、餅つき機で餅をつく。ほんとは、28日か30日にやるように本家のおばさんが教えてくれたが、日がないから、仕方がない。いつものように、お飾りを3組と伸し餅を二臼、残りはあんこをつけて食べた。これが、おいしいんだなもう。残りは正月に息子たちが帰って来てから食べよう。餅米は毎年実家から送ってくれる。いつも、ありがとうございます。おかげで、みんな息災です。


02/12/25(水)

年賀状をポストに入れ、銀行からお金をおろし、宅急便でスキーと荷物を送って、一息つく。夕方まで、のろのろと掃除をし、主人の帰りを待つ。久しぶりに主婦の心境であるが、何となく落ち着かない。私はつくづく主婦に向いてないと思う。夕食の準備をしていると、Kさんから電話。また、野菜を取りに行くのを忘れたのだ。私は無農薬野菜をグループで取っている。隔週で、一箱5、6種類1500円。決して安くはないが、契約農家を応援したい気持ちで続けている。Kさんはそのグループのキャップのような存在。学童保育でもお世話になったし、近所に越してこられてから、二人の息子はピアノを習いに行っていた。Kさんは保育園の保母さんを長年やっている。今日は学校の先生の休暇はどうなっているのかと問われた。なんでも、冬休みに入っても、早朝延長保育を普段通り取っている先生が居て、保母さんの中で話題になっているというのだ。本人に訊くと「仕事です。」ということだそうだ。確かに、仕事だろう。この休みは休みでなく、徹夜して研究をまとめている人を何人も知っている。〆切が正月の休み明けなのだ。しかし、その若いお母さんに言いたい。「職場ではあなたの代わりになれる人は居ても、お子さんにとって、お母さんはあなたしか居ないのですよ。」と。長男が1歳、育児休暇明けの冬高熱が続き、ついに入院した。私はしばらく病院から学校に通った。そしてある日、看護婦さんがひとこと。「お母さん、休んであげなさい。」それで、私は、救われた。「そうだ、休んでいいんだ。」そして、私は「お母さん」になれたのだった。子育てはあとになってから、後悔することが多い。言えるのは、その時は二度と戻らないこと。長いこと話し込み、夕食がちょっと遅れた。8時過ぎから今年最後のスクール。今日はいつもよりうんと少なく、ハードだった。主人は新しいラケット(バボラの新製品)のせいか動きが良かった。テニスはやはりメンタルなスポーツだよね。


02/12/24(火)

やり残した仕事とカメを引き取りに学校へ行く。帰りは主人が迎えに来てくれた。最後に門を閉めてくれた若い女の先生もさすがに帰って、校門の前で水槽のカメと待っていた。暖かいクリスマスイブだった。少しはイブらしい雰囲気をということで、繁華街のイルミネーションを眺めに遠回りした。立木の枝なりに、デパートの窓に、ブティックの店先に、公園の広場に、今日は遊園地のように華やかで愛らしい光があふれていた。そして、そぞろ歩く恋人たちを眺めていると、なんだか浮き浮きしてくるのだった。家の近くのケーキ屋さんで小さな小さなクリスマスケーキを買って満足。主人も私も子どもの頃のちょっぴりかわいそうなクリスマスの思い出を持っている。しかし、今日のこの日、もっと悲惨な目に遭っている子どもたちもいるだろう。小さな胸を痛めているのかもしれない。凍えているかもしれない。飢えているかもしれない。耳を塞いでいるかもしれない。せめて、ひとりぼっちでないように。


02/12/23(月)

年末に居ないので、お義父さんと本家へ挨拶に行く。おじさんは、すっかり元気な様子だ。弘法大師の話をしたら喜んでもらえた。昔、四国八十八カ所巡りをしたらしい。いつものように、おいしいお抹茶を頂いた。その後、M家へ。忙しいのにすっかりおじゃまをしてしまった。おいしいエスプレッソコーヒーを頂いた。


02/12/22(日)

今日も雨だと思っていたのに、起きたら晴れていてしかも9時だった。Uのテニスに、また遅れてしまった。Sさんから呼び出し電話。3人しかいないとのこと。実家から送られてきたキーウイを急いで袋に分けておみやげにした。昨日のスクールで体がなんとなく重く、すぐ息が切れる。Mさんからまたいくつかポイントを教えてもらう。午後は年賀状をやりながら、昨日買ってきたマライヤキャリーとオペラのアリア集を聴きながら、台所の大掃除。何年か前の梅のシロップ漬けとヤマモモ酒が出てきた。もったいないが捨てる。いつの間にか夜になっていた。なにげなくTVを見ていると、のど自慢の総集編をやっていた。ああいうのは涙腺に来る。BSの「ピースフル・トゥモローズ」の番組はもっと見入ってしまった。テロ被害者の遺族で作る戦争反対運動をしている人たちの活動の様子だ。一番最初に始めた人は、ペンタゴンに居た夫をなくしたのだが、もはや運動に参加できなくなっている。それは、身を寄せた夫の実家の土地で迫害を受け、子どもたちを守るために活動することを止めたのだった。米国の90%の人はイラク・アフガニスタン攻撃に賛成しているという。言論の自由を阻まれて何が民主主義の国だと思う。というわけで、まだ、年賀状が終わらない。


02/12/21(土)

終日雨。昨日習字の先生に空海の風信帖が来ていると教えてもらったので名古屋市博物館に行った。弘法大師(空海)から伝教大師(最澄)に送った書簡である風信帖も柔らかさと鋭さが混在していて素晴らしかったが、24歳の弘法大師が著した「聾瞽指帰(ろうこしいき)」にも感動した。一字一字に勢いがあり、男性的で力強く情熱さえ感じる。空海の書の全集が作られたようだがなんと50万円もするようだ。私が大金持ちだったら、習字の先生と実家の父に贈りたい。


02/12/20(金)

主人の所属は変わらず天国の日々は約束された。今日は終業式で仕事もほとんど済ませてしまったが、カメを引き取りにもう一度行かなければならない。カメをちゃんと冬眠させるのは難しいらしい。カメの様子を見ながら水温の調節をしなくてはいけないらしい。習字の帰りにお姉さんが寄っていき一緒に自家製のたこ焼きを焼いて食べた。たこ焼きには何を入れてもいいらしい。この前オランダ製モッツァレラチーズを入れたら美味だった。他にもおいしいものがないだろうか。


02/12/17(火)

金山駅の郵便局で年賀状を買おうと思ったら、インクジェット紙のはもう愛知県全域で完売とのこと。しょぼんとしていると、局員さんが内緒で、ダイエーの裏のコンビニにまだあるそうですよと耳打ちしてくれた。でも、主人との待ち合わせがあるのでそのまま電車に乗った。主人にその話をすると、ほら、と、インクジェット紙の年賀状を50枚見せてくれた。昼休みに近くの郵便局で買ったという。しかし、あなた、認識が甘いですよ。あなた宛だけでも去年130枚来ていたのですよ。残りを探し求めたらありました。小さなコンビニで発見。さて、いつから始めるかな。帰り道ぼそっと、「明日移動の内示がある」という。え、今までの天国のような生活はどうなるの?また、10時帰宅になるのだろうか。そうなったら、私は、英会話にエアロビクスに水泳教室に通って待ってるわ。夕食後ジョギング5回目。新記録。


02/12/16(月)

主人と待ち合わせてダイエーへ行く。昨日、私の顔に小皺が目立つというのでそれならばと雑誌で見た高いクリームを買いに行ったのだ。しかし、クリームの名前をよく覚えていず、とにかく高いクリームを買ってきた。なんだか雑誌についていたのは、スーパーには売っていないみたいだった。ま、いいでしょう。他にも、化粧水やら乳液やらなんとか剤やらの試供品もくれたが、たくさんあるので順番が分からなくなった。さて、効果はいかに。


02/12/15(日)

昨日のスキーでやや体が重いが30分遅れてUのテニスに行く。Sさんはボール当番だからきちんと時間通りに来ていた。えらいなあ。最近はいって来られたYさんとMさんがめちゃくちゃ上手な人で、今日もいろいろ教えてくださった。二人とも単身赴任。北海道から沖縄果ては海外まで。もう、10年来こんな生活だそうだ。一人暮らしで、私だったら何をしているかなあ?


02/12/14(土)

テニス仲間のSさんが車を出してくれて3人で日帰りスキー。5時に目覚ましが鳴ったが6時まで寝過ごしてしまった。しかし、スキー場までは近いし渋滞もなかったので、スムーズに行けた。カービングスキーも絶好調。こちらの力不足をカバーしてくれるが、フラットになる間がないまま曲がっていくので、まだ慣れない感じがする。もう一度行かなくては。


02/12/12(水)

今晩は楽しみにしていたワルシャワ室内歌劇場のオペラ「魔笛」。モーツァルトのオペラの中では一番好きだし、ポピュラーな曲がたっぷり聴けて良かった。前のプッチーニ比べると古典的というか、和声的だったが、どのアリアもきっちり作ってあってオーケストラとのバランスも絶妙一体感が快い。役割はチェスの駒のようにしっかり性格付けがされていて、とてもわかりやすい。舞台装置は左右対称、登場人物も、夜の女王とザラストロ、タミーノとパミーナと、パパゲーノとパパゲーナ、3人の侍女たちと3人の童子たちなど対になっている。モーツァルトの死の年に書かれ、彼の天才振りが遺憾なく発揮された傑作だが、解説によると、死の影や、フリーメーソン、マリアテレジアまで隠されているという。圧巻はやはり、夜の女王の「復讐の心は地獄のように燃え」の絶唱である。終わっても一瞬拍手が遅れたほど。しかし、パミーナの切々と情感を歌い上げたの人の方がたぶんベテランだと思う。演出がオーソドックス、シンプルでやや盛り上がりに欠けたが、十分楽しめた。席は安いところでいいから何回も行きたい。今回はD席は売り切れでC席だった。側に高校生の3人組の男女がいて最後に声を揃えて「ブラボー」と叫んでいるのが好ましかった。来月は「トゥーランドット」7月には大作「アイーダ」だ。主人はすっかりオペラにはまったようだ。


02/12/11(水)

雪は昨夜名古屋市内で少しちらついた程度だった。猛烈に寒いががんばって、テニススクールに行った。いつもの女の子はいなくて、私よりやや年上だと思われる女性がいた。この人にこりともしないの。ちょっと怖い感じ。ボールも厳しかった。でも、二人で組んで最後の試合に勝てて嬉しかった。新しい板が届いた。主人とお揃いだ。カービングスキーなので前のより15センチ短いがやはり重い。メーカーは日本経済に少しでも貢献すべくアトミックにした。去年の型落ちなので割安だがかなり品はいい。滑り方はかなり違うらしいのでやはり足慣らしをしなくては。テニス仲間のSさんにメールを打つ。彼はもう、今シーズン2回も行っているのだ。もう一度行かないかなあ。おっと、その前にお仕事お仕事と。


02/12/10(火)

天気予報によると明日は雪らしい。昨日と明らかに違う冬らしい北風だ。今日は走るの止そうと3回ぐらい言ったが、主人はかなりやる気になっているので仕方なくジョギング4回目に行く。走り始めてしまえば風もそう気にならなかった。頭の上はぽっかり晴れて☆が見えるが周りに雪雲らしいものが纏わっている。時折爪の形をした月がちらちらする。上空の風はそうとう強く、すぐ雲に隠れるのだ。山はまちがいなく雪だろう。ふふん、スキーに行くまで溶けないでね。


02/12/09 (月)

北海道行きに備えてスキー板をネットで注文し、パジェロのタイヤを換える。今週末は足慣らしをしなくては。今日は帰宅が遅くなり10時からジョギング。これでやっと、三日坊主。オリオンがきれいだった。私たちを見守っているようだった。


02/12/08 (日)

今年も年末にルスツに出かける。去年より腕を上げたスキークラブの人たちといっしょなので、去年より体力の落ちた私たちはちーっとばかし不安だ。さて、あと3週間でどこまで体力をつけられるか。


02/12/07 (土)

主人とレイトショーを見に行く。迷ったがやっぱり「ハリー・ポッター」にした。大満足だった。ストーリーを知らないからわくわくするし、映像も見事だ。そして一番感心したのは配役の妙だ。魔法学校の教師たち、子役たちも見事にはまっている。主役の男の子は息子1に似ている。私だけかと思ったら主人もそう思ったらしい。彼にあやかって知恵と勇気が与えられますように。


02/12/06 (金)

このところ何度か名古屋の中心部を通って帰宅する。12月に入り両脇の街路樹の電飾が華やかだ。しかし、人通りはそれほどでもなく、まだまだ景気の底冷えを感じる。来年は未年、私の干支だ。12年前は子育ての最中で明日のことしか考えられなかったが、今は過去と未来を眺められる峠にさしかかっている。思えば半世紀近くを生きてきたことになる。振り返ると可もなく不可もなく何気なく過ごしてきたように思う。これでいいのだろうかと何となく虚しくなる瞬間がある。中坊公平氏の著書のあとがきにこうある。「人間というのは、ただひたすら、懸命に、ひたむきに生きていかなければいけない。ひたむきさがない人間には心を揺り動かされない。・・・(中略)私はただひたむきに生きてきただけだ。」打ちのめされた。そう、中坊氏はこう言い切れるだけの人生を歩んでこられた。氏は「自分個人のためではなく、少しでも公のために何ができるかということを問い直していくことが正しい生き方だ」と説く。私には何ができるだろう。これからでも、遅くないのだろうか。後半生の課題だ。


02/12/03 (火)

主人がやはり胸が気になるので整形外科で診てもらった。骨にひびが入っていたかもしれないが、もうなおりかけのようだ。というわけで、今日は、ジョギング中止。12月の本棚のページを作りかける。始めに読む予定の本をスキャナーにとり掲げておく。そうしないと読まない可能性があるからね。こういう、縛りが要るんだな私には。ネットで知り合った方の影響で、掘田善衛の本を読みたいのだが、まだ、図書館にも書店にも行く機会がない。


02/12/02 (月)

ジョギング2回目。先回より距離を短く、歩く時間を多くした。ちょうど、折り返し地点にコンビニがあり、そこで水を買い、歩いたり走ったりしながら戻るとちょうどいい時間だった。先回より疲れなかった。実は昨日ジョギング用のシューズを買ったのだ。元を取らなきゃ。走りながら星空をながめるのは気持ちがいい。さて、帰ってからすぐに風呂に入り体重を計ってみたら、どうしたことか昨日より増えていた。脂肪が筋肉に変わり重くなったのだろうか。一日で?さて、明日は第3回。三日坊主で終わるのだろうか?

三菱からコルトのCDが届いていた。早速聴いてみたが、なんだがっかり。歌だけが聴けるのではなく、TVのCMと同じだった。でも、やはりいい歌だね。クラプトンの方はCDになっているのかな、この前ラジオでやっていたから。


02/12/01 (日)

今年のカレンダーが後一枚になり、予定をいろいろ書き込む。いつもの月よりぎっしり詰まっている。来年の目標を立ててみようかな。
1.主人の体重を70キロ台にする。
2.テニスの公式試合で1勝する。
3.紅葉の仙人池から八つ峰を見る。
4.海外旅行をする。
5.本を50冊読む。
6.人には優しく自分には厳しく。