10月のひとりごと

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03/10/30(木)

昨日は山崎まさよしのコンサートだった。主人は出張だったが、なんとか開演時間に間に合った。いつになく、聞き込んでいた。弾き語りは初めてだという。ええっ、そうだったかな?今日は、2階の前から2番目というわりと良い席だったので、そんな錯覚を覚えたのだろう。それと、いろいろな楽器を弾きこなす技、バラード中心の選曲も良かったのかも知れない。川崎の公開リハーサルの時とは格段の違い、うまさを感じたライブだった。ライブという馬にちょこんと乗っているのではなく、自在に乗りこなしている力強さがあった。デビューして8年だという。懐が深くなった。いい味が出ている。新しい曲もすばらしい。だがしかし、私の距離感は縮まらない。曲の途中に明日の仕事のことが頭をよぎる自分に唖然としてしまった。


03/10/26(日)

朝、主人がめずらしく胸やけがするという。苦しいからテニスに行かないという。今月のボール当番なのに。胸やけになったことがないらしい。胃がめったらやったら強いのだ。そんな彼がなぜ胃をやられたか。それは多分昨日の会社関係のテニス大会だ。関連会社4社で毎年やっているのだが、今年は優勝決定戦で最後に主人の組が当たり、優勝を逃したのだ。彼は緊張と責任感で、気持ちだけでなく、胃も傷ついたらしい。しかし、そんなことで朝から大騒ぎするなといいたい。自慢じゃないが私なんかナイーブだから、神経性下痢・胸やけは日常茶飯事だ。背中も腰もこちこちに凝っているという。とりあえずマッサージをし、なんとかコートに出かけた。試合中は動物園のゾウのように、足が動いていなかった。ほとんど死んでいた。帰ってきてからも、気分が悪そうだ。途中で買ってきた胃薬を大儀そうに飲む。昼食は軽いものが良いと言うからうどんにした。おいしそうに食べるから、ひとこと。「私がうどんを食べたいと言うときの気持ちがわかるでしょ。今の気分の悪さを覚えて置いてね。」それでも、3時から一緒にプールに出かけ、おかげで腰は楽になり、気分もよくなったようだ。夕ご飯は全部平らげた。


03/10/23(木)

電車の中で若い人の会話が耳に入った。わあ、久し振り、○○ちゃん。今日、戴帽式だったんだよ。へえ、そうなんだ見せて。うん、これだよ。と彼女は照れながらも誇らしげに真っ白なナース帽を取り出した。その輝く白さと、彼女の健康的な上気した頬が周囲の空気を明るくした。私は、しかし、心が痛んだ。看護師の現状をちょっぴり知っているからだ。彼女がこの誇らしい気持ちを持ち続けて仕事ができるように、そういう医療体制になっているように願った。アッちゃん元気かな?


03/10/21(火)

土曜日に行けなかったので、夜泳ぎにいった。平日は9時までやっている。死にそうに疲れた。登山にしても、テニスにしても死にそうにやって、やっと人並みだ。しかし、遅いけれど前進しているのは確かだ。大事なことは続けること。


03/10/18(土)

朝から気持ちのいいお天気だった。部屋の片づけをしていると、図書館の本がでてきた。しまった、もう返却期限をとっくに過ぎている。久し振りに市の図書館へ行く。すぐに帰るつもりだったが、もしやと思って原書コーナーを覗いてみると、ありましたぞ、"HARRY POTTER and the Order of the Phoenix" しかし、厚いこと!広辞苑とまではいかなくても、家庭の医学大事典ぐらいはある。さて、読み通せるかどうか?午後はGさんのテニス教室。まず、コート整備。草が好き放題にはびこっているのだ。しかし、わりと抜きやすくすぐに使えるようになった。今日は主人の会社のKさんが来ていて、女性が二人になったので良かった。鉄人Gさんの特訓を受け、さて試合と思っていると、4時になり、パジェロを引き取りに行く時間になった。とうとう車検を通してしまったのだ。あときっかり2年乗れるのだ。三菱自動車はちょうどキャンペーン中で、オイルサービスと来場プレゼントで真っ赤なフリースの膝掛けをもらった。担当の方がとても感じの良い方だったが、あとの人はいらっしゃいませ、とも、ありがとうございますともいわない。やっぱりこの会社は体質に問題あり。あの担当の方はたぶん、てこ入れで他社から来たに違いない。夜はMさん夫妻が下呂のおみやげを持ってきてくださった。この前Aちゃんがテレビに出たビデオを見た。Aちゃんがキャプテンをしているチームがニュースのトピックスになったのだ。うちの息子たちより年下とは思えないほどしっかりしている。ええなあ、しっかりした女の子。老後は安心だなあ。


03/10/14(火)

お風呂の後登山靴を洗う。泥をブラシでこする。私のは新しいから底もほとんど傷が付いていないが、主人のは丸くすり減り、かかとは角が取れている。彼は学生時代からこれ一足だ。あつらえの上等だが、何しろかれこれ30年も使っている。今回はこの靴の為に劔沢の雪渓でスリップし、またしても肋骨をどうかしてしまった。私があまりの楽しさについ小躍りするように歩いたものだから、つるんつるんの靴なのに無理をしてしまったのだ。私なら躊躇無く捨てるが、彼は絶対捨てないだろう。だから、こうやって、干しておく。今回は後半二日間雨で、仙人池からの八つ峰は見えないし、どろどろの道は大層つらかったが、しみじみいい山だった。雪渓に岩峰に鮮やかな紅葉。


03/10/09(木)

明日午後から休暇を取り、仙人に行く。今回はしっかり準備をした。装備・食料を念入りに吟味する。必要でないものは極力持っていかない。同じようなものがあれば、少しでも良いものを選ぶ。私のシュラフは学生時代に買った冬山用の半シュラフにした。岩登りのビバーク用だが、背丈のない私には十分だ。30年前のものだが、ダウンの出始めだったので質がいい。下着も綿の混紡率の少ないものを、水は1Lのボトルを捜し、靴ひもの予備、携帯ラジオの予備電池も忘れず、地図は2万5千分の1の新しいのを用意したし、新聞販売店にはрオたし、後は早く寝るだけ。13日の夜に帰る予定です。


03/10/07(火)
トスカ役のマリア・グレギーナは凄かった。男声も負けるほどの声量と豊かな表現力で圧倒した。腰回りは太く、恋人のカバラドッシ役の人は抱きにくそうだったが、華麗だった。衣装も良かったが、首飾りとヘアバンドのダイヤモンドが素敵だった。まばゆく輝いていた。本物かもしてない。近くで見たかった。

03/10/04(金)
新しい登山靴を買いに駅前アルプスに行く。70歳ぐらいの年輩の店員さんが丁寧に靴を選んでくれた。とつとつとした口調でどこを登るのか、雪渓があるのか、ガレ場があるか、11月の山は行くのか、登るときはこうやって上の金具は紐を掛けず足首を2重に、下りはしっかり上まで紐を掛けて、ほら、片方だけじゃダメだよ、人間の足は左右違うんだから、両方履いて、その坂を下りてご覧、もっと重心を前にして、膝を曲げて、体重を足の親指の付け根にぐっと掛けて、・・・。で、私の足にぴったりで、適度の遊びがあり、軽くて、防水が効いて、甲はしっかりしていて、紐のストッパーがついていて、アイゼンもつけられ、値段も手頃という満点に近い靴が選べた。マイナス点は色がいまいち。私たちが仙人に行きたいといったら、即座に3コースぐらいあげ、コースの概況とコースタイムを教えてくれた。おまけに、どこどこの登りは草がついていて、この前お客さんが谷に落ちて、ヘリコプターで・・・などと、危険個所も教えてくれた。他のものも買って精算するときに店長と呼ばれていた。そうだったのか。ただの山好きのおじいさんに見えたけど。この店長に限らず、他の店員さんも、一家言ありという感じで、主人はとうとうズボンを買わなかった。店員さんと意見が合わなかったらしい。

03/10/02(木)
オペラ「売られた花嫁」を観に行く。今回はS席でバルコニーの一番前でオーケストラボックスも舞台もよく見えた。重唱部分が美しかったが、全体的に地味で盛り上がりに欠けた。まず、舞台装置がなんとスクリーン。それに、ベンチがついたり多少の家具が申し訳程度につくだけ。衣装も、農民しか出てこないとはいえ、同じ生地で作りましたといわんばかりのお仕着せ衣装だった。いくら、歌がメインでも、オペラは視覚的な楽しみもなくてはね。うー、せっかくS席だったのに。来週の「トスカ」に期待しよう。