9月のひとりごと

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04/09/25(土)

甥の結婚式だった。甥は研究者なので,列席者は大学関係が多かった。会場は知的な空気に包まれていた。スピーチもいきなり指名みたいだったがどの方もちゃんと話し方を心得ていらっしゃる。そのスピーチに対する新郎新婦のコメントも的を得ていて感心するばかり。そんな中で久しぶりに会う姉は構えたところがなく,まるまると幸せそうでなんとなくほっとした。


04/09/20(月)

今日はあっという間の3連休の最終日。またまた,寝坊をしてラジオをつけると,通勤時に主人の車で聴いているクラシック番組。ギターの鈴木大介と元モーニング娘。の中澤裕子が司会だ。堅苦しさがなく,トークがくだけていて,クラシックファンでなくても楽しめる。その中にクラシックの曲と日本の曲の似ているのを聴取者が見つけたのを紹介するコーナーがある。今日は「昭和枯れすすき」とカザルスの「鳥の歌」の冒頭,もう一組はしょうじょう寺の狸囃子とハイドンか誰かの曲。しょうじょう寺の狸囃子はこのコーナーによく出てくる。たぶんクラシック畑の方が作ったのだろう。これだけ音楽が星の数ほどあふれているのだから,似ている部分があるのは仕方ないかもしれない。先日車で耳にしたのも中島みゆきの曲だと思うが,ビゼーの「小さな木の実」にそっくりの旋律があった。しかし,このコーナーはただフレーズが似ているだけではダメで,2曲の取り合わせの妙がなければ採用されない。洒落にならないからだ。聞き耳を立ていつか投稿してみたいと思っている。


04/09/18(土)

三連休なのに特に予定はない。思い切り寝坊をする。お昼にわざわざ三重県まで出かけて,桑名の「歌行灯」という古い有名な店でうどんを食べる。あまり古い店なので一度で見つからなかった。もう一度同じ道を辿ってやっと見つかった。ほんとに小さな古い店だった。昔のうどんの味がした。



04/09/14(火)

私たちの行っているテニススクールは欠席すると,一年間猶予期限が付いている振り替えチケットをくれる。これが,20枚ぐらいたまっていてちっとも減っていかないのだ。去年のこの時期は体調が悪かったのかよくさぼっていたようで,期限切れ直前のチケットが続いている。それで,ここんとこテニス三昧(苦行?)である。

9/5(日)テニスサークル
9/6(月)正規のクラス
9/8(水)水泳
9/9(木)振り替えクラス
9/11(土)水泳
9/12(日)テニスサークル
9/13(月)正規のクラス
9/14(火)振り替えクラス

だいたいこの繰り返し。ハードな生活だが,以前より息が上がらなくなってきた。昨日なんかコーチ3人にスクール生6人でボール拾いの時間も惜しむようなこゆい内容だった。一番つらいのは試合を想定したシュミレーションの練習。まず,サイドに来たロブをバックハンドハイボレーでストレートに打つ。前に詰める。クロスに来たボールを逆サイドにポーチボレー,後ろに下がる。ローボレーでクロスに打つ。前に詰める。左後方に下がりロブを受ける。これが1セットであとは繰り返しダブルスの相方と場所をぐるぐる交代する。10セットぐらいで次の二人と交代。限界だ。もう少しで左ふくらはぎを肉離れしそうだった。


04/09/11(土)

レイトショーを見に行く。いいのがなかったから,先行上映の「アイ・ロボット」にした。8時からのは満席だったから,11時からのにした。

3時間もあるから,あれこれ買い物をした。本屋さんで白洲正子の「夕顔」と塩野七生のローマ人の物語の続き。主人のジーパン。そしてめっけものは私の鞄。この鞄屋さんは全部一点物だった。いわゆるブランド品ではなく手作りの本物だ。選んだのは,薄茶に赤みがかったえんじでギリシア風の模様が全体的に型押しされているしっかりした造りの手提げだ。あと,財布とパスケースが欲しいのだが,またのお楽しみにしよう。次は映画の半券で豆のサービスがあるスターバックスでいつものカプチーノ。さっきの本を読みながら時間をつぶし,最後に,映画館の入り口にあるゲーセンで遊んだ。お菓子をクレーンですくい,台の上に落とし,機械が手前に押し出してくれると落ちたお菓子がもらえるというゲームだった。3,4回やってもうまく行かず店の中をウロウロしていたら,バイトの女の子がちょうど景品の補充に来てくれた。私たちが物欲しげにじっと見ていたら,いれときましょうか?といってくれて,台の上にあるかごに山盛りにチョコヌガーを乗せてくれた。サンキュ,しめしめ,ここでやるか。と私たちは大枚千円を百円玉に崩し,チャレンジする。最初主人がクレーンで大きいヌガーをねらう。しかし,山盛りなのになかなか入ってくれない。私に交代。うまい具合に入ったのに,台の上には1つも乗らない。とうとう,百円玉が最後の一枚になった。ああ,もう少しなのに,主人がもう一枚千円札を崩しに行く。でも,新しい硬貨を入れる前にじっと見ていたら,台の上で少しずつ移動していたヌガーがついに錘を落とし,それに連動して上のかごの下がパカッと開いて,かごの中のヌガーが全部落ち私たちのものとなった。やったあ!こうやって,人はギャンブルにはまるんだろうな。

「アイ・ロボット」ストーリー・映像ともきちっと作ってあって楽しめた。ウィル・スミスのアクションも良かったよ。あんなにマッチョだったっけ?身長185センチ・体重90キロって映画の中で言っていたが,数字的に主人とそんなに変わらないのに,肉の付き方が全然違うよ。別にマッチョでなくて良いんだけど,せめてタンスに眠っているズボンどもが履けますように。


04/09/10(金)

習字のかなの級が久しぶりに上がっていた。課題が載っている雑誌をみながら「あ,○がついてます。級があがってます。」と,先生に言ったら,「えっ,そうでしたか?見落としてました。久しぶりですね。地震がきたようなもんですね。」だって。ひどいなあ。ま,そうですけど。嬉しくて,自分の練習した半紙を見てみたら,うん,確かに見られる字になっているよ。でも,なんと書いてあるのかほんとはよくわからないのだ。


04/09/09(木)

優秀なスポーツマンは何事も決断が速い。例えば喫茶店やレストランで何かを注文するときも,一流選手ともなれば,確固たるポリシーを持って自分の健康,胃袋の状態や同伴している人との関係など総合判断が瞬時にでき的確にオーダーできないといけないらしい。買い物も然り。そういう私はなんて決断力がないのだ,かれこれ一時間もなんにも買っていないじゃないかと,行く度に絶望的になる店がある。だのになぜ行くのかというと,割引券があるからだ。半年に一度どっさりくるのだが,今まで一度も使い切ったこない。要するに買いたくなる品物がないのだ。無理をして割引券を使うと何でこんなもの買ったんだろうと後悔が残るばかり。よほどの改革をしない限りつぶれるのは必至だろう。K駅周辺が今ひとつ魅力がなくあか抜けないのは無用の長物のこのスーパーが大きなスペースを取っていてじゃまをしているからに違いない。場所はいい位置に建っているから,早く処分をして一から出直したらどうだろう。


04/09/05(日)

先程震度4の地震があった。かなり揺れた。ガタガタという小刻みな揺れではなく,波に浮かぶ船のような感じ。私はすぐにテーブルの下潜り込んだ。これは,学期に一度行っている避難訓練の癖だ。主人はというとじっと座ったまま状況を見ている。ちょうど,TVを見ながら夕食を食べていたところだったので,TVに情報が出ないか見ていたのだ。「お父さんじっとしていないでガス栓でも止めてきてよ」というとすぐに止めに行ってくれた。でも,まだテーブルに潜ろうとしない。「潜らないの?」というと「今のうちにご飯を食べてしまわないと」と悠長なこと。テーブルの下から「ねえ,どこへ逃げようか?」というと「うちが一番安全だよ」という。そんなに2x4は地震に強いのかな?ともかく収まって一息つく。

地震に限らず,私たちは突発的なことに対して,とっさの対応が冷静に適切にできるか怪しい。先日の応急手当指導者講習会では心肺蘇生を中心に応急手当について指導を受けたのだが,同じグループになった私立高校の養護の先生は新卒3年目の時実際に心臓停止に遭遇したことがあるという。膝ががくがくし,一瞬頭の中が真っ白になり固まってしまったそうだ。しかし,すぐに気を取り直し,冬だったが汗をかくほど一生懸命に心臓マッサージと人工呼吸をやったそうだ。結局その子は救急車に搬送される途中で亡くなってしまった。

心臓停止にはAEDと呼ばれる医療機器が有効なのだが当時は救急士には使用できなかったのかもしれない。日本は救急医療に関して世界的に見てすごく遅れているらしい。一つは医師法が垣根を取り払ってくれないこと,もう一つは,日本人には「安全と水はただ」という意識が強いことだ。それは今や幻想にすぎないのだ。今は自然災害より,事件に巻き込まれる危険が多いが,一人一人が危機管理意識を強く持って自身で身を守れることはもちろん,その場に居合わせた人も助けて上げられるように行動できるようにしたい。


04/09/04(土)

市公会堂にて鈴木光司氏講演。「リング」も「らせん」も読んでなくて申し訳ないが,氏の自信たっぷり,前向き生き方には嫌悪感もちょっぴりかんじながらも大いに感銘を受けた。