6月のひとりごと

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05/6/30(木) 連れ添いし車の行方思いやる

水曜日にとうとうパジェロは20万1200kmを走破しリタイヤ,代わりに新車が来た。スバルレガシーアウトバック。我が家に似つかわしくない,ピカピカのシャンパンゴールドである。非常に運転しやすいそうだ。高知行きには間に合ったのだが,時間がかかりすぎるので,飛行機で往復し,土曜日は高知でダイビングすることにした。翌,日曜日に今回の旅の目的と言うべきオオカンガルーの命名式に出席することになる。オオカンガルー赤ちゃんの一生のスタートに,はからずも関わることになりちょっと緊張。


05/6/23(木) 随筆はかくあるべしや百鬼園

紹介してもらった川上弘美つながりで内田百間を読む。あまりにおかしく、笑いをこらえるために顔に力が入り、満員電車で不審がられる。中でも傑作は、「清潭先生の飛行」と題した文だ。士官学校の教官の体験飛行の様子なのだがほんの3ページの短文が、チャップリンと落語を足したようなおかしさで、最小限に抑えた、いたってまじめで淡々とした文章が情景を余さず鮮やかに伝え、ほんとにあったんだろうなと想像するとますますおかしく、しかし、大声で笑うわけにも行かず、しまいに涙が出て来る始末。面白い本にめぐり合えてよかった。

05/6/22(水) 二人して天命を知り映画見る

主人の今の職場はいい人ばかりだ。この前またしても机に弁当箱を忘れてきたのだが、誰かが洗っておいてくれたとかできれいになっていた。他の部下の方々も何かと面倒を見てくれるらしく、主人の仕事は定時にはきっかり終わる。今日は息子2が遅くなるということなので、私も早く帰宅し、二人で映画に出かけた。「ミリオンダラーベイビー」にしようと思ったが、なんか悲しい結末らしいのでやめて、「バットマン・ビギンズ」にした。ストーリーもビジュアルもなかなか良かった。主人公のバットマンの格好がなかなか決まっている。車もマッチョだ。チョロQがあるみたいだ。それもいいが、私はコウモリをかたどった手裏剣のようなものが欲しい。栞にしたい。グッズで売っていないかな?

05/6/21(火) 腕と腿痩せるはずが太くなり

7時からプール。今日は体調も良く,長い距離を続けて泳げた。150m泳いだ後も,あまりつらくなかったので,200m泳いでみた。まだ,いけそうだった。来週は300mに挑戦してみよう。この頃は地下鉄の階段100段あっても,息がたいして乱れない。汗もかかない。困ったもんだ。

05/6/20(月) カンガルーに何かの縁で名付け親

夕ごはんの支度をしていると若い女の人から電話。何かの勧誘かと思ったらさにあらず。ある動物園からだった。私の応募した,大カンガルーの赤ちゃんの名前が通ったそうだ。喜んだのも束の間,命名式に参加して欲しいとのこと。旅費はでない。自費でお願いしたい。明日まで返事をくださいとのこと。その動物園はどこにあるかというと,なんと,高知県なのだ。応募要項をよく見たら交通費は自己負担で命名式に参加できる方と,ちゃんと明記してある。そして,賞品は,「ぬいぐるみ,花束,○○動物園オリジナルグッズ」である。明らかに経費の方が高くつく。要項をよく見ないで応募した私がばかでした。だけど,こんな経験一生に何度もないよね。どうしようかな?

05/6/18(土) 天才と呼ばれし者はどこか似て

この前久保田巧のバイオリンを聴きに行ったときに,ルンデのご主人がセルゲイ・ハチャトリアンが何かの賞で優勝したと言っていたが,聞き漏らしてしまった。検索していたら,偶然新しいニュースがわかった。ベルギーのエリザベート王妃国際コンクールで優勝!今は二十歳になっただろう。どんな素晴らしい演奏だったのだろうか。一度聴いたら誰でもわかると思う。彼は若くしてすでに風格がある。天才と呼ばれるにふさわしい。彼のイメージは仔馬だったが,今や若駒,ダービーでのディープ・インパクトを思わせる。

05/6/11(土) ジャガイモの収穫終わり梅雨に入る

梅雨に入ったらしい。蒸し暑いと思ったら7時ぐらいから雨がそぼそぼ降り出した。お義父さんはジャガイモの収穫が気がかりで何度か電話が来る。テニスも中止になったので映画と買い物を済ませて戻ると雨が上がった。この間にお義父さんの所へ出かけジャガイモを掘る。雨の量はそう多くなかったので土は割に乾いていた。黒い土の中にまだ薄い皮の白いジャガイモがころころと出てきた。大きいのは大人の拳2個分ぐらい。ちょうど堀りごろだった。トロ箱に5杯。お義父さんはこれで安心して寝られるという。私たちも安心して寝られる。お義姉さんの入院のことは内緒。彼女は昨日の習字にも来ていて持ち直した様子。家にはスーパーの袋2つ分頂き,夕御飯は肉じゃがにした。崩れずしっとり美味しかった。


05/6/8(水) ちょこまかと4匹が散歩衣装つけ 

いつものように慌ただしく主人の車に乗り込む。右に曲がるところで目の角にカラフルな色が飛び込んできた。小犬だ。猫ぐらいのがうじゃうじゃいる。数えたら似たのが4匹だった。それぞれに違う色で凝ったデザインの服を着ていた。飼い主は4本のロープを持ち,それぞれの犬がやんちゃによく動くので大変そうだった。それにしても,なんで4匹なんだろ?服を作るのも大変だし,1匹ぐらいちょうだいと冗談をいう。お子さんはいないのだろうか。もう,大きくなってしまったのか。私のように空の巣症候群なのかもしれない。やはり,ペットは癒しなのだろうか。アイボが売れるのも頷ける。


05/6/5(日) シルミドを見ながら電車男読む 

午後から主人は旅行会社のイベントに出かけた。NZ航空のザックが当たったそうだ。良かったねえというと,1番違いの人はスキー板が当たったとかで悔しがっていた。この夏休みはNZに行きたいが,どうなるかまだわからない。私と息子2はルンデの月例会,久保田巧のバイオリンコンサート。演目はバッハの無伴奏ソナタとパルティータ。清楚な印象だった。アンコールでフルート用のパルティータをバイオリンで演奏してくれた。白い花びらのドレスを着た少女が踊っているような可憐な曲だった。名古屋駅に行く途中J書店に寄る。店構えはそんなに大きくないのに品揃えが素晴らしい。2chの「電車男」鈴木大拙「禅」福永武彦「今昔物語」を買う。「電車男」は一気に読んだ。なんだか,息子1に似てるんで哀しくなってくる。日本は平和だ。TVではシルミドをやっていた。


05/6/4(土) 軒下でアジサイ眺めるスキー板

主人の作ってくれたポテトサラダをいただき,のんびり息子2のセロニアス・モンクのCDを聴く。はっと気がついたら10時を過ぎ,今日も粗大ゴミに出しそびれた。スキー板が2組玄関の軒下に埃をかぶっている。

雨で順延された運動会無事終了。大きなけがもなく,大失態もなくて良かった。私は万国旗の片づけで脚立を取りに走っていって,コンクリートの段差につまずき,もんどり打って派手にこけた。子どもたちが帰った後で良かった。巧く転がり肘をすりむいただけで済んだ。さすが,日頃運動で鍛えているだけのことはあるなあと自分で感心する。小さなミスがいくつもあり,きっと,昨日の飲み会では,口さがないあの方々が酒の肴にしていたことだろう。私はお義姉さんを口実にさっさと帰宅した。教師をしていたという川上弘美のエッセイを最近初めて読んで,なんだこの人もそうなんだと思い,肩にのしかかるものが半分取れたのだ。

帰宅してから習字に行った。ずいぶん間があいているので,いつもにまして筆がいうことをきかなかったがそれもよし。習字の先生に良く焼けましたね。と関係ないところで誉められた。字のことはめったに誉められない。字を見ただけで気持ちの在り様まで見透かされる。この教室は私にとって,週に一度気持ちをリセットさせる禅寺のような場所だ。

お義姉さんは今朝退院したがまた熱が出たと連絡あり不安は拭えない。


05/6/1(水) 言葉では大丈夫という豪の寅

いやな季節だ。お義姉さんが入院した。ベッドの寝間着姿がいつもより一回り小さく見える。点滴の針を刺した手首が細く痛々しい。いつになく気弱になっているのがわかる。言葉には出さないが熱でうるんだ眼差しがひたと訴えかけてくる。不安なのだ。明日は担当医に詳しく聞いてみた方がいいかもしれない。