6月のひとりごと

07/06/10 (日)

習字の先生にいただいた券があったので、県美に「日本の書展」を見に行く。現代書壇巨匠と言われている人とそれに続く人の200点を越す大きい書展だった。流派も書体も様々だった。同じ詞でも表現が全く異なる2作品があって、比べると面白かった。

道元禅師の歌とされる

「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬は雪さえて 冷しかりけり」

 田岡正堂 力強く男性的な漢字とかなで二行。縦の線、特に「夏」がすばらしい
 光宗道子 変体がな交じりで美しく流れる線で三行にまとめてある。

どちらも濃い墨でくっきりと迷いがなく鮮やかな線だった。日本の文字の美しさを再確認した。修練すべし。

 

07/06/04 (月)

先月の20日ごろ、習字の先生に教えてもらって、久しぶりに蛍を見た。数十匹はいた。場所はうちの地域のそばの小さな用水路。草むらに音もなく青白くつーいつーいと光っていた。今日主人を連れてまた見に行った。まだ、4,5匹はいた。来年も見られますように。

まろき掌はぼんぼりとなり蛍狩 未草

 

07/06/03 (日)

県立美術館でプライスコレクション「伊藤若冲展」を3人で見に行く。丸山応挙などの伝統的な絵画もあるが、大部分は個性的で大胆な表現の絵が多かった。江戸絵画は浮世絵が代表しているが、動植物画が多く、特に、モザイク状に描かれた《鳥獣花木図屏風》には度肝を抜かれた。子どもが描く絵にも似ていて生き生きと楽しそうな動物たちだ。プライス氏は自宅の風呂場に飾ったそうだが、こんな絵があったら身も心も癒されるに違いない。

その後うな冨士で例のごとくおいしいうなぎを食べる。5時に行ったが30分待たされた。ますます繁盛の様子。


07/06/02 (土)

転勤と新学期の慌しさも一段落し、今日からSHEEP再開。

午前中は主人とプールに行くが、なんか足りないと思ったら、スパッツを忘れて結局、待合室でTVを見て過ごした。昨日は野菜を取りに行くのを忘れていたし、もう一つなんかあると思っていたら、なんか失敗したのだが、それもなんだったか、忘れてしまった。そろそろ、人間を卒業かもしれない。

午後から連休に行ったイタリア旅行の話を手土産にM家へお茶をしに行く。薔薇の時期も終わり、M家のみごとな庭園を見そびれてしまったのが悔やまれる。