最近の山行記録
2005年秋〜甲斐駒ケ岳〜
1.計画 甲斐駒がいつのまにか鳳凰三山になってしまったのが3年前。この夏はどこにも行かず、家でナマズのようになっていたのだが、3連休を迎え急遽二日前に山行決定。 夜叉神の林道は開通した模様。今回はテントを持たず軽荷で楽々の山にしたい、宿を調べるとシーズンオフの時期なのでまだ開いていた。主人は栄での飲み会の合間に、IBS石井で靴を新調。これで、30年来のマンゾク靴とは晴れて別れるらしい。 |
3.行動記録 05/09/17 (土) |
自宅出発 晴れ |
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10:00 |
今日中に宿に入ればよい、ゆっくりドライブを楽しみたい。天気は良好、アウトバックの初陣である。 |
12:00 |
中央道を走るのは気持ちが良い。恵那山トンネルを過ぎると目の前が明るくなる、阿智パーキングで休憩し昼食を摂る。夫はやまかけ蕎麦、蕎麦好きで安上がりでいい、私はあまご定食、幻の魚も此処では定食メニュウー。夫の箸が越境して次々に料理を奪ってゆく、自分のどんぶりはとっくに空で汁も飲み干してある。お茶を補給して再出発、遠くに赤石山脈がその頂をずらりと並べている、豪華な眺めを満喫できる。 諏訪湖を過ぎると景色が一変、八ヶ岳の広い裾野は気持もすっきりする。白州で高速を降り近くのスーパーで買出しをする。びっくりするような大きな栗を売っていて思わず買ってしまう。あとはりんごとみかん、この二つの果物が後に命の糧となる。 |
15:30 | 今日の宿は南アルプス温泉ロッジ、名前のごとく宿泊者は殆んどの人が登山者らしい。早々に温泉に飛び込む、一人で貸しきりの贅沢が味わえた。食事はいま一つ。明日の朝は5:00出発、早く寝なくては。 |
05/09/18(日) |
3:30 |
起床。晴れ。なぜか突然に目が醒める。すでに薄明るい、ヤバイ寝過ごしたか。急いで服装を整える。昨夜いただいた朝食弁当をかき込みながら時計を見るとまだ4:00。外には何人もの人声がする、始発のバスを待っているのだ。 |
5:10 |
びっくりするほどの数の人が集まってくる、皆登山姿だ。広河原へバス3台が連なって出発する。ゆっくりしていたら結局1時間立ちっぱなしで揺られていくことになってしまった、私のせい??広河原へ着くと今度は北沢峠行きの村営バスに乗り込む、今回はようやく補助席に座れた。この間は、他のバスもタクシーも行き来できないらしい。 |
7:10 |
いよいよ出発。登りは北沢をつめて仙水峠から駒津峰を経て甲斐駒頂上を目指す。仙水小屋手前の河原にはカラフルなテント村ができている。頑張れば昨日の内に此処まではこれたかな。温泉泊まりとは軟弱になったかな?いやいやこれが年の功。 |
8:20 | 仙水峠を越えて花崗岩の大石がごろごろしたガラ場に出る。ここで1本。まずまずのペースで来れた。 |
9:20 | なかなかしんどいガラ場を上り詰めてゆく。急な登りが続いたのでそうとうこたえる。中高年の登山者が多い。団塊世代のオバサン族、皆さん元気で大きな声で喋りながら登っている。幾つかのパーティを追い越して1本。摩利支天の岩壁がそそり立っている。 |
9:35 | 駒津峰頂上着。甲斐駒と摩利支天の岩峰が素晴らしく写真を撮ってもらう。水を1口飲んで直ぐ出発。 |
10:15 |
駒津峰と甲斐駒のコルで1本。大きな岩が重なって広いテラスになっている、昼食はウイダーinとみかん1個。ザックを解体し私のザックに雨具と食料と水を詰め残りは夫のザックに詰め込んでここに置いていくこととする。駒津峰頂上まではピストンとなる故下りに体力を温存することにした。もちろん私のザックは夫の肩にある。 |
11:00 |
頂上直下の登りは何故か直登ルートになってしまった。ルートを捜さず前の人に付いて行ってしまったのだ。岩をよじ登る、初級フリークライミングのようなコースで、もう少し続いていたならばバテていただろう。 頂上着。私の旦那様は晴れ男,今日も最高の眺望が拡がっている。南に仙丈・北岳,東には雲の上に富士山がある,北には八ヶ岳が裾野を広げている。写真を撮って,りんごと途中で買ったラスクで腹ごしらえ。 |
11:30 |
開始。帰りのバス時間が心配。 |
12:00 | 駒津峰と甲斐駒のコルまで下って残しておいたザックを回収。 |
12:30
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駒津峰頂上着,1本。後はひたすら下るのみ。 |
14:20 |
途中でおばさん集団をクリアしてひたすらワンゲル下り,北沢峠に到着。 帰りのバスの順番を確保してから詰めたいジュースをゆっくり戴く,本当はビールとしたいところだが帰りの運転があるので我慢。 広河原からは迷うことなくタクシーに乗り込む。運転手は気さくにガイドをしながらかなりのスピードで飛ばす。早いし缶コーヒ付き。 南アルプス温泉ロッジで温泉に入り,土産の葡萄を買って後は帰るだけ,今回も良い山行となった。 |
甲斐駒と摩利支天
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甲斐駒の頂上
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いつも南正面は仙丈
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