最近見た映画

 

バットマン・ビギンズ

05/6/22(水) 
主人の今の職場はいい人ばかりだ。この前またしても机に弁当箱を忘れてきたのだが、誰かが洗っておいてくれたとかできれいになっていた。他の部下の方々も何かと面倒を見てくれるらしく、主人の仕事は定時にはきっかり終わる。今日は息子2が遅くなるということなので、私も早く帰宅し、二人で映画に出かけた。「ミリオンダラーベイビー」にしようと思ったが、なんか悲しい結末らしいのでやめて、「バットマン・ビギンズ」にした。ストーリーもビジュアルもなかなか良かった。主人公のバットマンの格好がなかなか決まっている。車もマッチョだ。チョロQがあるみたいだ。それもいいが、私はコウモリをかたどった手裏剣のようなものが欲しい。栞にしたい。グッズで売っていないかな?

 

 

 

 

 

 

カンフー・ハッスル

 

昼ごろまたプールに行き,夕食は早めに終わらせ,夜は息子1推薦の「カンフー・ハッスル」を見に行く。カンフーは実写らしい。すごい技だ。が,映画は娯楽に徹していて,後には何も残らない。それもまた良いのかもしれない。

 

 

 

ターミナル

05/01/01

お義父さんのところへ挨拶に行ってから,3人で「ターミナル」を見に行く。なかなか面白かったが、ちょっと設定が甘いところがあり、意図するところがぼやけた感があった。主役はトム・ハンクスではなく、例えば名もないロシアの俳優だとまた違う味になると思う。

 

 

ツイステッド

04/10/9(土)

このところ急に肌寒くなって喉の調子がおかしかったのだが,昨夜の飲み会が決定打だった。今日はうだうだと過ごしイーオンに行く。映画はあまりいいのがなかったのだが,あまり期待せずに入った「ツイステッド」がなかなかよかった。

主人公の女性警察官がかっこいいのよ。頭が切れる。けんかばやい。ピュア。酒が強い。孤独。バーで男を引っかける。今まで見たことのないキャラだ。女性の強さもここまで来たかという感動さえ覚えた。

監督は「存在の耐えられない軽さ」のフィリップ・カウフマン。主役のアシュレイ・ジャドの脇にサミュエル・L・ジャクソン,アンディ・ガルシア。贅沢だよねえ。

 

 

 

 

 

アイ・ロボット

04/09/11(土)

レイトショーを見に行く。いいのがなかったから,先行上映の「アイ・ロボット」にした。8時からのは満席だったから,11時からのにした。

「アイ・ロボット」ストーリー・映像ともきちっと作ってあって楽しめた。ウィル・スミスのアクションも良かったよ。あんなにマッチョだったっけ?身長185センチ・体重90キロって映画の中で言っていたが,数字的に主人とそんなに変わらないのに,肉の付き方が全然違うよ。別にマッチョでなくて良いんだけど,せめてタンスに眠っているズボンどもが履けますように。

 

 

 

 

 

アズカバンの囚人



04/06/20  

アズカバンの囚人の試写を観た。子どもたちはずいぶん背が伸び顔つきも違っていた。原作はシリーズの中で特に内容が濃く,物語のいろいろな秘密が解き明かされるのだが,映画ははしょっているところが多く,主人などは意味が分かったかあやしい。映像は面白く,絵としてきれいなのは良かった。




 

 

 

下妻物語

04/05/29(土)  
お気に入りの映画サイトで好評だった下妻物語を見る。このおかしみは日本人にしか分からないだろう。主人曰くなかなか上品な映画だった。フカキョンもそれなりにかわいいが土屋アンナの暴走族がぴったしハマッていてしかもかわいい。女の子はあこがれるだろうな。



 

 

 

 

 

 

トロイ

04/05/22(土)  
レイトショウでトロイを観る。映画の見所,大船団のスぺクタルは新鮮だったが,半分は闘いの場面でうんざりだ。主人は今日の場所(最前列)が悪かったのでもう一度観たいという。私がよくいく映画サイトの評も高かった。どうして男は闘いごっこが好きなんだろう。大方の筋は叙事詩イーリアスをなぞったものだったが,神話的な部分は取り除いてあるので現実感があり,何しろブラビなので,女にもてて,肉感的で,一匹狼的なキャラクターである。イーリアスの亡き父王の軍を率いる王子像ではない。私的には,もっと,叙事詩っぽくしてほしかったなあ。「イーリアス」というのは「イーリオス(トロイの別名)の歌」という意味でギリシア軍がトロイ城を包囲攻撃した十年間の最後の闘いを描いている。原作はもっと複雑で,ギリシャ神話の神々も現れ,(なにしろ,アキレウスの母は海の女神テティス)ひきしまった構成で,展開が面白く劇的である。物語の中心は親友(映画では従兄弟)を敵方の大将ヘクトルに殺されたアキレウスの復讐だ。原作では心情の描写がきめ細かく,親友を殺された嘆き,自分が側にいて助けてやれなかった悔しさ,そして,激しい復讐心,トロイの軍勢を怒りにまかせてなぎ倒し,ヘクトルを追いつめていく闘いぶりもすさまじい。映画は1対1の対決できれいに終わってしまった。もっとそこんところを狂気じみるほど凄まじく,そしてなぜ怒り狂うのかを深く描ければ,この物語はもっと陰影がはっきりする。そして,ヘクトルの亡骸を父王が引き取りにくるところももう少しふくらましてね。物語として一番美しいところだから。もう一つ不満は戦争の発端となったヘレネで,世界で一番の絶世の美女という設定なのにそうでもないのよね。ブラッドピッドの筋肉には恐れ入りましたが。もうちょっと若かったら神の子アキレウスそのものだなあ。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砂漠に舞う羽根

03/09/21(土)
その後レイトショーを観に行く。「砂漠に舞う羽根」だったかな。主人は感動したそうだ。基本的には戦争の悲惨さを訴えているのだろうが、私は大国の傲慢さというか、古き英国を懐かしむ懐古趣味が鼻についてならなかった。最後の筋が読めてしまうし、つじつまを合わせた安易な台本だ。ただし、映像は、CG処理がなく、焼け付く砂漠、迫力戦闘シーンが存在感を高めた。私的に一番カッコ良かったのは、筋肉ムキムキの、主人公を救ってくれた現地人だ。組織に頼らず自分自身を武器に、自分の信ずる道を行く人は強く美しいと思う。



 

 

 

 

03/08/04(月) マトリックス・リローデッド


昨夜は3人でレイトショーに出かけた。マトリックス・リローデッドだ。かっこいいね。スマートだね。クールだね。ビートの利いた音楽に載せて、最後のクレジットが際限もなく続くので途中で席を立った。あれだけ膨大なスタッフでできた映画なのである。CGがすごい。たぶん、大きい流れの中で何層にも分けて作業が細分化されているのだろう。しかし、この場面でこういう手法が使えるからこういう感じが出せる、ということを分かっていないとできないのだろうなあ。監督は若い人なのだろうか。ある人にいわせると訳がわかんない映画だそうだが、やはり、前作を見ておかないと分からない部分もあるだろう。つまりは、未来社会における人間対機械の闘いの物語なのだが、どこまでが現実でどこまでが仮想世界なのかが分からないのだ。あたかも合わせ鏡のように世界が幾重にも重なっている。完結は次回へということだから3部作なのだろう。最後には全部がバーチャルだったことになるか、宇宙に戻るような気がする。至る所に東洋的なアイテムが出てくるが、単に東洋かぶれではなく、監督は相当仏教に傾倒しているのではないかと思う。つまり、この世の全て形ある物はいずれは塵に戻る。命は輪廻によって繰り返される。映画になんども出てきた、因果応報(この世の事象は全てその原因となることがある)の概念など。帰りの車の中で、命の根源について話が盛り上がった。最近の研究では、全ての生命体の遺伝子は共通の構造を持っているそうだ。その組み合わせの違いだけで様々の生物に分かれるのだ。そうなると、なおさら、全てがプログラミングされているように思えてきた。

 

 

 


 

 

 

 


02/12/26(木) マイノリティ・リポート


映画の券が3枚今年中に見なければならないので、ジョンQにするか迷ったが、マイノリティ・リポートを見る。マトリックスのような乾いた面白さだった。脚本も面白いが、それを映像に著したスティルバーグ監督の手腕はやはりしたたかである。トム・クルーズは相変わらず表情に乏しいがそれは映画の雰囲気に合っていて良かった。アガサ役をしているのは、てっきりマーサ・プリンプトンだと思ったが違っていた。そういえば、マーサはもう30ぐらいだからそんなはずないね。ララ役の人がきれいだった。私が男だったらあんな奥さんが欲しい。さて、残る一枚は誰かにあげよう。




 

 

 

 

02/12/07 (土) ハリー・ポッター


主人とレイトショーを見に行く。迷ったがやっぱり「ハリー・ポッター」にした。大満足だった。ストーリーを知らないからわくわくするし、映像も見事だ。そして一番感心したのは配役の妙だ。魔法学校の教師たち、子役たちも見事にはまっている。主役の男の子は息子1に似ている。私だけかと思ったら主人もそう思ったらしい。彼にあやかって知恵と勇気が与えられますように。

 

 



02/11/16(土) 海辺の家


気持ちのいい天気だったので、東山動植物園にバラを見に行く。もう時期が遅く、バラの花はあまりついていなかったが紅葉がきれいだった。帰りに近くのデパートに寄り映画を見た。「海辺の家」ケビン・クラインが渋くなっていたが色っぽい。あの年であの腰。ちゃんとウエストが締まっているの。思わず、隣の主人のお腹をつついた。映画の内容は、やはり涙なしには見られない。だけど、日本の湿っぽさとはあきらかに違う種類。脚本が舌足らずな感じ。役者は本物ばかり。息子役の人はスターウォーズUのアナキン・スカイウォーカー役でデビューで本作が2作目らしいが、この役でいろんな賞を取っただけあって◎。



 

 

 


 

 

 

02/11/09 (土)    チェンジング・レーン


「チェンジング・レーン」を見る。こんなタイプの映画は初めてだ。私たちの身近な生活でもありそうな交通事故。それがきっかけになって、人生の大きな危機を迎える2人の男。一人は前途有望な白人の弁護士。片方はやっと、アルコール中毒症から立ち直り、離婚調停中の黒人男性。二人の行き違い、迷い、焦り、失望が手に取るようにわかり、この後どうなるのだろう、二人とも転落の人生を歩むのかと心がざわつく。最後の最後で、今まで張りつめていたものが一気に緩み、思わず涙がこぼれた。毎日の生活の中で私たちはいろんな事柄に縛られるけれども、いつも、心はニュートラルにしておきたい。そして、どんなときにも、自分自身に誠実でなければ。いい映画だった。


 

 

 

 

 

 

 

02/10/12 (土)     ロード・トゥ・パーディション


主人と息子1と一緒に映画を見る。「ロード・トゥ・パーディション」禁酒法時代のアメリカだから、1920年代の話である。恩義からマフィアの世界に入った父とその息子の復讐と逃避行。湿っぽい話なのに、映像はクールだった。監督がアメリカンビューティーの人だと分かり納得。息子役の子が、最後まで涙一粒見せないの。丸太みたいな子だなと思っていたけど、実は父親譲りのしたたかさの影にナイーブな部分も持っているのだが、それは父親には見せないようにつっぱっている。あの抑えた表情は意識的なものだろうか?しかし、もし、リバー・フェニックスだったらと思わずには居られなかった。彼がやったなら、眼差し一つで父親への愛情を表現しただろう。トム・ハンクスは気難しく無骨な父親とマフィアの役をしっかり演じていたが、私にはミスキャストに思えた。彼は、ちょっと出すぎではありませんか?今までとはちょっと違う苦みばしった役どころだったが、彼のキャラクターのイメージがちらつき、違和感があった。もっと、無名の人が良かったな。それは、ポール・ニューマンにも言える。マフィアなのに人間が小さく弱々しい。ゴッド・ファーザーのように自分のやることに一分の迷いも無い倣岸さが見られなかった。ま、そういう狙いだったのかもね。「マフィアも人の子人の親」がテーマなのかもしれない。映像が丹念に作ってあった。古き良き(?)時代のアメリカ。暗黒時代ともいう。1920年代のシカゴの町並みはCGだったのか。しかし、例のT型フォードの群れはどうなんだろう。時代を感じさせる背景作りに意外にお金をかけているのかもしれない。帰宅途中立ち寄った本屋で、主人は原作の文庫本を買った。表紙が映画の宣伝みたいだった。