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名古屋市の隣、大府市のペットクリニック。斉藤動物病院です。

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〒474-0073 愛知県大府市東新町2-166

     斉藤動物病院ホームページ

        夏に多い病気
  暑い日が続いております。予防、駆除で気をつけるのはノミ、ダニです。ノミは特に一度感染すると部屋の中でドンドン増えていきますので注意が必要です。マダニは重症熱性血小板減少症候群の媒介することで有名です。毎年人にも感染し死者も出ています。3ヶ月に一度の投与で予防できるブラベクトは、お勧めできます。寒くなる秋まで続けてください。
 被毛は冬毛がどんどん抜けて夏毛に変わります。特に猫は自分で体を舐めて毛を抜いていきます。その毛が胃の中で団子のようになり腸で詰まってしまいます。猫が頻繁に嘔吐するようになったら毛玉詰まりを疑いましょう。毛のブラッシングが唯一の予防です。

 
 

  

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information お知らせ

  • 2022年 リーチの話 リーチは相変わらずいつもハイテンションで飼い主に対する配慮がなく飛びかかったり、引っ張り回したりするものですから、冬の間は、運動は20畳ほど室内運動場で運動させる程度で我慢してもらっていましたが、やっと少しずつ暖かくなってきましたので朝、川沿いの堤防を散歩させることにしました。雰囲気に慣れるまでは匂い嗅ぎに忙しく、なかなかスムーズに歩いてくれません。人とすれ違うときは興奮しないのですが、犬に対しては興奮し、時には攻撃的になることがあります。そのような事態になりそうなときには、わたしのポケットに入っているビスケットをリーチの顔の前に持っていきます。リーチの興味は食べ物に勝るものはないので、リーチの気持ちはビスケットに集中します。そうしてリーチが横を向いているときに相手の犬に通り過ぎてもらいます。リーチの引き綱は当然短く持っています。そんな風でトラブルは避けていますが、あえて犬に慣れさせるために先日、久しぶりにドッグランに行ってきました。残念ながら、知り合いはおらず、マウンティングが大好きなリーチは結構嫌われていましたが、なんとか大きなトラブルにはならずに、いい勉強にはなったのではないでしょうか。
    この日はこのシュナウザーがお気に入りだったようで一緒に遊んで欲しそうでしたが、残念ながらあまり好かれませんでした。ただ、相手の飼い主さんは優しい方でしたので、リーチを責めたりはしませんでした。もし、大高緑地で見かけたら、遊んでやってください。
  • 2022年 新年の話 新しい年を迎えました。今年もどうかよろしくお願いします。私はもうすぐ65歳になり、同年の友達は退職したり、新しい職場を作ったりしたり(結婚相談所、裁判所の調停委員、料理教室の先生)、畑仕事をしたりでうらやましい限りですが、私は自営ですので、首にはなりませんが老後の保障はありませんので健康が続く限り働くしかありません。このホームページも時代遅れのような気がしますので、いろいろと変革をしてゆきます。SNSを活用し動画をいれたりしてみます。もしご覧になられたらご意見、サポートよろしくお願いします。
  •  当院の駐車場が満車の場合、駅前あるいは早川クリニック横、めがねの和光西の名鉄協商コインパーキングを利用してください。受付にて駐車券を差し上げます。
  • 2021年 年末の話 コロナウイルスには感染しませんでしたが、自粛生活の影響はかなり受けました。あまりにも仕事が暇になると、自己不信になり、気が落ち込んできます。今年一番の出来事は、警察に電話をかけたことでしょう。交通違反でおまわりさんのお世話になることはしばしばありますが、病院から110をかけたことは初めてでした。トリミングは予約制でやっており、予約時間に飼い主さんが来られない場合はこちらから電話させていただきます。大概は連絡はつくのですが、今回は次の日も日曜を挟んだ4日後でも連絡がつかないので、警察に連絡しました。2時間ぐらい後に東海警察署の刑事課から電話がかかってきました。飼い主さんとの関係性など、いろいろ聞かれた後、私がどうであったかを聞いたら、部屋で亡くなっていたとのことでした。私が第一通報者だったようです。ちょっと怖かったのでワンちゃんの様子など聞くことはできませんでした。翌日に、離れて住んでいた娘さんから電話があり、ワンちゃんは元気だったそうで安心しました。残念ながら元気なワンちゃんの姿はその後も見ることができませんでしたが独り暮らしの恐ろしさを思い知らされました。

     今年の思い出深い話と言えばサギ、シギの調査に参加したことです。野鳥の会には20年ほど前から会費を納めていましたが、積極的な関わりは無く、5年ほど前からは写真部で、年に一回発表するくらいでしたが、今年はいよいよ鳥のカウントの作業に関わることになりました。概略は愛知野鳥の会のwebに載っていますので参考にしていただきたいのですが、いよいよ、紅白歌合戦への道が開けたと考えると楽しみです。蟹江インターチェンジ付近に塒(ネグラ)を構えているサギは6種類です。白いサギは、ダイサギ、チュウサギ、コサギの3種類。大きくて灰色がかったアオサギ、オレンジイロが入ったアマサギ、青が入り小さいゴイサギが見られます。これらを分類しカウントしていきますのですが、塊で飛んできたり、夕焼けで色が変わったりして簡単ではありません。そこが面白いともいえますが。外観だけでなく、羽ばたきの回数が多いか少ないかもポイントになったりしています。私はまだ未熟者の部類ですので、勉強させていただきます。
  • 2021年 ノミダニの駆除薬の話 ブラベクトはノミダニの駆除薬で、1回の投与で3,4ヶ月効果が続き、効果もよく人気が高い薬です。ノミは毎日卵を産み、それを床に落としていきます。卵は1ヶ月後に孵化し、幼虫、成虫になるので持続的な駆虫が必要です。ブラベクトは再感染のサイクルを止めることができるのでノミの駆除薬としては非常に有効です。秋が過ぎ気温が下がる冬になると、ノミやダニの発生は減ってきますが、郊外の山にはマダニはいますし、公園で暮らしている猫たちは年中ノミを持っています。飼育環境によって感染率は変わってきますのでよくお考えください。
  • 2021年 中毒の話 犬や猫に与えてはいけないものを友人などに話をすると、結構うけがよく、会話が盛り上がったりしますが、現実的には、毒物はそんなに身近にはなく、有名なタマネギ中毒でさえ遭遇したことは数回です。猫のイカ中毒はみたことがありません。タマネギ中毒は赤血球が壊れる病気ですので、診断は容易です。尿が赤くなります。最近、患者さんに言われたのですがブドウ中毒と言うのがあるそうです。ネットでは情報が氾濫しています。犬猫の保険会社が情報ソースのようですが、私の父はかつてブドウ畑を所有していてブドウは余りにも身近にありすぎて、簡単には承諾しかねます。なぜ今になって騒がれ始めたのか不審に思います。誰かが有毒成分を検出しくれるのを待ちます。そんな中で、人間の毛生え薬、ミノキシジルは犬や猫にとって強い毒性があり、その薬を使っている飼い主の枕を舐めたぐらいで中毒を起こすそうです。作用機序も判明していますし、アメリカの獣医師の雑誌に掲載されており、所謂エビデンスが明白です。もし、テレビなどで紹介されている毛生え薬を使用しており、犬や猫を飼っておられる方は注意されるべきだと思います。 噂の中にはいい加減なデマも多いし、正しい、恐ろしい情報もある、という話でした。
  • 2021年 将棋の話 昆虫に続いて趣味の話ですが、私は大学生の頃から週間将棋新聞を購読していました。ふとしたきっかけで読み始めたのですが、将棋の対戦相手はいないので、棋力が向上することはなく、ただ棋士という人種には非常に興味があり、勝負の世界で生きている人間は爽やかで好きでした。「聖の青春」の本で有名な村山聖は購読当時は現役棋士でしたし、コンピュータ将棋ソフトがドンドンと登場し、年に1回最強ソフトを決定する大会の記事は本当に面白かったでした。現在ではプロさえもソフトに勝てないのは当たり前になってしまいましたが、その移行期に立ち会えたことはいい思い出です。最近では、藤井聡太君の関係の書物を買いあさり読みふけっています。私の棋力では将棋の内容はさっぱり分かりませんが、彼の人間性や成長に興味はあります。藤井4冠の 関防印(色紙の右上に押す印のこと)は、「無極」という言葉を使っているそうです。恐らく、技術は極まることがなく、人はさらに成長できるという意味だろうと思われます。
  • 2021年 昆虫の話 私は子供の頃昆虫採集に夢中になっていた時期がありました。きっかけは、北杜夫という作家の、どくとるマンボウ昆虫記を読んだせいだと思います。毎晩、何度も何度も読みました。捕虫網も大人向けの大型で柔らかい素材のもので、標本箱も作っていました。北杜夫さんは、松本市にあった旧制松本高校(今の信州大学の場所)に通っておられ、昆虫採集の場所は現在では有名人気観光地である上高地です。当時は人影も少なく捕虫網を振り回しても叱られることはなかったようです。その本の中に、アサマイチモンジという蝶々を捕まえて嬉しかったという話があったように記憶しています。その本を読んだ50年後にその蝶々を長野県の車山高原で見つけることができたのは感動しました。
    アサマイチモンジ
  • 2021年 外国人の話 私の病院では数人の外国人の方のカルテがあります。10年以上前からほぼ毎月猫をつれてくるかたもおられます。一番の常連さんはペルー出身の方ですが、私はスペイン語を理解しようとする気持ちがないものですから会話はボディランゲージから進歩はありません。英語だけは子供の頃から勉強してきましたし、カルテも英語で書くようにしているので会話に使用したいのですが、英語を母国語にしている方のカルテはありません。2年前にベトナム行こうと思い、ちょっとだけベトナム語を勉強しようと思ったときがありましたが、全く頭に入りませんでした。私には外国語を学ぶセンスがないことを痛感しました。
  • 2021年 夏の暑い日の話 夜に猫を引いてしまったと、猫が担ぎ込まれました。目や鼻から出血しており、全く動きません。呼吸も停止しており、眼球にライトを当てても瞳孔反射はありません。頭部打撲による即死でした。屋外で生活している猫は、常に交通事故に遭う危険性があり、引いてしまった人、車には何の罪もありません。また、事故は当院の近くではありましたが、私はその猫の見覚えはありません。市役所が開いている時間なら、環境課に連絡すれば引き取りに来てくれるはずですが既に閉まっています。連れて来られた方があまりにも落ち込んでおられたので、私が、翌日、斎場に連れて行くことにしました。大府の斎場は、町外れにあり、東海市、東浦町との合同で行われており、動物の火葬は人間の斎場の裏にあります。昼過ぎに到着し、係のおじさんとちょっと話をした際、「今日は暑いから多いね」というもんですから、「へー、十頭くらいですか?」と聞いてみました。そしたら、なんと93頭!と言うではありませんか。私は、年間2,3回くらいしか来ませんので、私の知らなかったペットの世界があるのだなー、と驚きました。動物の葬儀屋はいっぱいありますが、名古屋のある葬儀屋は、死亡診断書を書かせて、その手数料としてバックマージンをくれました。私は葬儀屋からバックをもらうことが大嫌いなので、その葬儀屋を勧めることはありません。
  • 2021年 犬用の散歩の話 ナショナルジオグラフィック社の別冊「犬の能力」の中に下の写真がありました。
    知り合いのアルゼンチンの話、そのままで、感動しましたので紹介させていただきます。真ん中の女性は散歩代行業者で、決して日本では禁じられている、多頭飼育の飼い主ではありません。引き綱もたるんでばかりではなく、引っ張る犬もいるように見られます。引くにしても限度をわきまえ、周りの犬と協調してゆっくり歩くのでしょう。 我が家のリーチがここに入ろうものなら、間違いなく集団全体が大暴れのパニック状態になり、女性は引きずり回されるでしょう。リーチは、迷惑犬であり、人の世界のように特別支援学校でもつくってくれないと社会生活を送ることはできないことを思い知らされた写真でした。
  • 2020年_年末の話 コロナ警察という言葉ができたように、市民がコロナウイルスを広げないように普段から警戒、注意する生活をしていますので、県外への移動や、繁華街への遊行などは非難を受けがちです。私の愛犬、ラブラドールのリーチは充分な運動が必要なので休日は公園などに連れて行きますが、今まで10年以上怒られたことのない公園で、「ここに来てはいけない」と注意されるとびっくりします。
     犬のしつけ、飼い方は厳密なルールはあまりなく、散歩の時はリードをつけることや、糞便を持って帰る以外は義務はありません。ただ、私の愛犬のように大きい犬でほかの犬に対して近づくと興奮してしまう犬は手間がかかります。散歩コースはほかの犬が現れる前、早朝(日の出前)に行かないといけませんし、犬同士の社交性をつけるためにドッグランに行きたいのですが、マウンティングを凄く嫌う飼い主が多いです。 リーチはマウンティングが大好きで、傍目には交尾の姿勢ですから犬を人類と同化して見る人には恥ずかしい行為に見えるようです。
     犬のしつけ、飼い方は世界各国いろいろだそうで、カナダのバンクーバーでは子犬の時に義務づけられているそうです。ちょっと古い話ですが、アルゼンチンには、犬用のスクールバスがあるそうです。バスが、飼い主の家を回っていき、荷台に紐で結んで行くそうです。恐らく、犬用の保育園に連れて行くのでしょう。犬の散歩代行サービスもあるそうで、たくさんの犬の紐を自分の腰に結びつけて歩かせているそうです。ニュージーランドの普通の公園には、犬の散歩は禁じられているようでした。   
  • 新型コロナウイルス流行後の(2020春)話 世界中に新型コロナウイルスが広がってから半年以上が経過しましたが、人口9万人の大府市には感染者は26名だけで、どこにいるんだか実感がわかないのが現状です。近所のスーパーマーケットの従業員に一人感染者が出たそうで、1日休業したそうですが、何も知らずに一週間ほど過ぎていました。今は普通に営業しています。開業獣医師にとって一番大きな変化は、集合注射の中止ですね。集合注射は市役所などとの共同作業で、何度も会議を開いたり、お金も動いたりします。動物病院での個別注射は変わりなく実施いていましたが、普段、集合注射でワクチンを接種された方は、個別に動物病院にはあまり行かれないようです。 猫のコロナウイルス感染症といえば、伝染性腹膜炎が有名です。腹水や胸水がたまるウエットタイプや、液体のたまらないドライタイプがあり、複雑な病態で、死亡率の高い難病といわれています。そんな難病が人のコロナウイルスに対する薬を開発中に、猫のFIPに効果的な薬が見つかり、中国から薬を個人輸入すればかなりの確率で治癒するそうです。薬の費用は90万円ほどかかりますが、その費用をクラウドファンディングで集めようとされている話がwebにいっぱいあります。私は現在FIPに罹患した猫を治療していますが、月に1回のステロイドの注射で、6ヶ月以上は生存していますし、私の病院に来られる前は1年ぐらい他院に通院されていたそうです。 先日、動物再生医療技術研究組合のオンラインセミナーがありました。イヌ脂肪由来他家間葉系幹細胞を病気の犬に静脈内に投与すると、慢性腸症、乾性角膜炎、アトピー性皮膚炎、糖尿病など様々な難病の改善が認められるそうです。非営利団体だそうですが、1回の申し込みで、18万円かかるそうです。 大府市内のショッピングセンターの中に、ペットショップができましたが、100万円のプードルやら150万円のプードルなども売られていました。最近、犬や猫の販売値段は高騰していますね。
     動物病院の診療費も高いところは増えてるようですね。理屈に合った病気の診断と治療なら仕方がないと思いますが、明らかな誤診や病気のでっち上げをするところもあるようです。
  • 新型コロナウイルス対策の話

     愛知県には緊急事態宣言が発令され、普段以上の衛生面での配慮をしようと思っています。院内は24時間換気はされています。椅子やカウンター、診察台はこまめに消毒しております。受付が混雑している場合は、スタッフに声をかけてから、駐車場でお待ちください。診察中は、すぐには受付に行くことができない場合があります。呼び鈴は聞こえていますのでしばらくお待ちください。往診は電話で予約してください。原則的には平日の昼間に狂犬病の予防接種のみ行います。病気の診察治療は病院に連れて行かないといけません。往診料は、大府市内は1100円です。猫への感染が実験的には報告されていますが、病原性は高くはなさそうですので、慌てる必要はありません。ただし、猫には元々、伝染性腹膜炎(FIP)というコロナウイルスによる病気があります。40年以上前から普通にみられている病気で、今回の新型コロナウイルスと似ている特徴がありますので、整理して勉強したいと思っています。
  • ライチョウサポーターズの話

     2018年秋に、小淵沢まで行き、セミナーを受講したので、ライチョウサポーターズの一員になることができました。認定書とか、手作り感満載の登録カードとかを頂きましたが、さしたる仕事はなく、「山でライチョウを見つけたら報告してください 」と言うのが任務でした。そんな中、夏に妙高の火打山で草取りのボランティアの募集があったので、大喜びで参加してきました。火打山は、北アルプスでもなく、南アルプスでもなくライチョウが常駐している貴重な山で以前から行ってみたかった山です。希望者多数の場合は抽選しますというイベントでしたが、大勢の人数で徹底的に雑草を刈り取ってくるというのではなく、実際の内容は、環境省のスタッフの環境調査を見学するといったものでした。頂上付近のライチョウの好きなコケモモの付近に生えているササ科の草を抜くと、コケモモにどのような影響を及ぼすかを調査しました。
     
    仕事は、私にとっては物足りない内容でしたが、山小屋に2泊したときに環境省の役人さんと酒を飲んだことが、嬉しかったでした。ライチョウは特に南アルプスでは減少が著しいそうで、北岳ではライチョウの親子を檻に入れて飼育したり、野生の卵を動物園などの平地で人工孵化させたりと、保護活動が活発なので、それらの話を実際に活動している方から聞くことは、すごく興奮させられました。
  • ツバメの巣立ちの話

     ツバメの巣を整備せずにそのまま残しておくと、毎年春にやって来て産卵していきます。今年で6年連続です。しかし、今年は近隣のツバメが極端に減っているように感じます。また、産卵後、様々な天敵に攻撃を受け巣立ちまで至らない年もしばしばあります。昨年はスズメ、その前はムクドリに襲われました。今年も4月に6個の卵が生まれましたが、孵化前にあっという間に消えてしまいました。それでも6月に再び産卵し、昨日、3羽が巣立っていきました。やれやれです。野生の鳥ですので、基本的にはかまうことなく、距離をおいて見守る姿勢を貫いていますが、今年は巣立ちに失敗したところを救助しました。朝食事していると一階の運動場で、リーチが5分ほど吠えていて、なかなか泣き止まないので見に行ってみると、リーチの目の前にツバメの雛が鎮座していました。咬まれる寸前のところ保護できました。
      孵化後10日目の様子です。
    生え始めた頭の毛がユニークで可愛いです。 
       孵化後17日目に巣立ちを失敗し保護されました。ミルワームと薬を与えられ、保育器で休ませておいたら、3時間後には落ち着いてきました。私の手にしっかりとしがみついています。
    しばらく保温してから巣に戻しました。兄弟たちと一緒に5日後に巣立っていきました。野生生物と触れあうことは最高に幸せですが、必ず距離を開けて接するよう気をつけています。
  • 子猫の譲渡の話

     子猫の里親捜しは私の本業ではないので、滅多にしないのですが、断ることができない程の人に頼まれると、することになります。猫は、春に出産する子が多いので、一時期は8匹の子猫を預かっていました。生後2ヶ月ほどの子猫で、離乳が済んでいるので飼育はさほど難しくはなかったでしたが、目の病気が重篤な子がいたのでそちらが手がかかりました。もらい手探しは、以前から頼まれていた人に電話で連絡し、また、インターネットで掲示板に載せたりしました。ジモティーの里親募集に載せましたが、あまりにもレスが早いのにびっくりしました。保護グループの方からのご意見などもあったりしたのも驚きましたが、単なる野次馬が、「もらい手が見つからなっかたらどうなるんですか?すごく興味あります。」なんていう質問があったりしてびっくりさせられました。
  • 2018年の話

     2018年はリーチにさんざん引っ張り回され、リーチ中心の生活を送ってきましたが、2019年も相変わらず、パワーアップしたリーチに引っ張り回されています。そんな中、2018年で最も私的に印象に残ったことは、フォトアルバムの作成でした。鳥中心の本。花、蝶、山中心の本。私がペットとして飼っていた犬や猫などの本。3冊つくり、待合室に置いてあります。どうぞご覧ください。
  • 蚤の話

     長年動物病院の仕事をしており、犬は雑種がほとんどいなくなり、家の外で犬を繋いでいる人がほとんど見かけず、蚊やマダニはずいぶん減りましたが、蚤(ノミ)は相変わらず犬や猫についており、いなくなりませんね。体中ノミだらけで、部屋の中にノミの成虫や卵が散乱し、飼い主さんもノミに刺されたという方が未だにこられます。ミニチュアダックスを飼われており、散歩の時にノミを拾ってきたのでしょう。ノミは、動物の体について、血を吸って栄養にしており、卵を産み、その卵は地面、床に落ちます。卵は、気温が暖かければ孵化し、幼虫、サナギから成虫になります。こうしてどんどん増えていくのです。開業初期は、ノミの駆除にはノミ取り首輪しかなく、効果が弱く苦労しました。その後、首に垂らすスポットタイプの、フロントラインが出てからは、まずまず効果が見られていました。しかし、それでもなかなか駆除できない場合があり、ついに長期間効果が続く飲み薬が登場しました。いままで飲み薬はありましたが、持続効果は無いため、すぐに再発してしまいましたが、 新しく販売された飲み薬は殺虫効果が1ヶ月持続するそうです。やや値段が高めなため特に罹患率が高い犬にしかお勧めしていませんが、効果が充分あればいいですね。
    ノミの成虫を顕微鏡で拡大し撮影しました。 
  • 朝の散歩

     我が家のリーチは相変わらず元気満々で、少しは落ち着いた犬になるべく毎朝、散歩をしております。最近は、二つ池が多いのですが、すれ違う方に飛びつく癖がなかなか無くならず苦労しております。攻撃的ではなく、遊んで欲しいという気持ちからですので、ご理解ください。ただ、体重30kgで力が強いのでぶつけられると怪我をします。二つ池は木陰の散歩道がしっかり造ってありますので、歩きやすいですが、今年はカワセミが多くなく残念な日々を過ごしております。代わりと言ってはおかしいですが、カブトムシがたくさん発生しています。七月末から、毎朝、出現しております。最近の子供達は、捕まえに来ていないのが非常に残念です。ポケモンを捕まえに来ている年配の方はたくさん見えますけど。。。
       
  • 巣立ち

     日本全体ではツバメの数は減少しているようですが、今年は特に減っているように感じます。そんな中、我が家には5年連続してツバメが巣作りにやってきました。実は、2年前、昨年と繁殖に失敗しており、落胆していました。昨年は孵化してしばらくたった頃、スズメの攻撃を受け全滅しました。2年前はムクドリに卵を襲われました。そんな中今年の巣立ちはとても嬉しいことですし、さらに我が家の3階のベランダの近くに新しい巣を作ったツバメが現れ、ただいま4羽が成長中で、ふ化後約1週間が経っています。病院入り口付近に糞が落ちてきますので注意してください。
      今年巣立った3羽です。巣立った後の2日間は夜、眠るために帰ってきました。今は、何処を飛んでいるかは判りません。 
       この写真はセイタカシギの親子です。昨年はこの湿地で15個の巣ができたそうですが、すべて巣立ちできなかったそうです。原因は水没で、繁殖トラブルが極めて多い種類だそうです。今年は、もうすぐ飛べる事ができそうですね、頑張って欲しいものです。
  • 免疫疾患

     免疫疾患といっても様々な病気があります。免疫反応が強すぎる、過敏症というアレルギー疾患は非常に多く見られます。また、逆に免疫反応が弱すぎたり、抑えすぎて感染が起きてしまうこともあります。犬のアカラス(ニキビダニ感染症)は代表的な病気で、1才くらいの若くて免疫力の弱いワンちゃんに多くみられますが、 免疫抑制剤を使っているワンちゃんに発症してきています。重症のアトピーのワンちゃんにステロイドを長期投与しています。3日に1回療法が多く、今まで副作用がでたことはなかったのですが、アカラスによる脱毛がおきてしまいました。皮膚の検査には削り取らないとダニが見つからない場合が多いので、日常的には検査していません。アカラスはかつては、難病不治の病でしたが、今は良い駆除薬ができたので、治癒率はかなり上がってきています。
     免疫疾患のなかで、自己免疫疾患というものは、しばしば重篤です。天疱瘡という皮膚病や、赤血球が壊れる溶血性貧血や、血小板減少症による出血疾患などが、今、抱えている重篤病です。ステロイド、アザチオプリン、サイクロスポリンを組み合わせて治療していきますが、なかなか厄介な場合が多いので、慎重に治療していきます。
     免疫力は強すぎても弱すぎてもいけません。液性抗体、細胞性免疫、様々な役割のリンパ球や、サイトカインなどがバランスよく働いてはじめて免疫力が維持できるものです。リンパ球がたくさんあるから免疫力が強いとか、ある種のものを食べれば免疫力が付くというたぐいのものはありません。また、総合的な免疫力を調べる検査はほとんど存在しません。
  • 野生動物との遭遇

     リーチを連れてハイキングをしています。先日は東三河の愛知県民の森公園に行きました。ここへは私が子供の頃から、何回か行っていますが、ニホンカモシカに初めてで合いました。リーチは、興味はしめしましたが、攻撃をすべく興奮したりはしませんでした。野生のニホンカモシカには過去何度か遭遇していますが、多くの場合、私と目が合うとすぐに逃げ出します。今回、どこまで近づく事ができるか興味があったし、リーチがどんな反応を示すか知りたかったのでゆっくりと近づいてみました。約2m程まで近づけましたが、その時シカが頭を下げて、角で攻撃しますよ、 という威嚇をしてきたので、リーチを引っ張りました。するとシカはゆっくりと離れていきました。リーチは、普段、吠えることはありますが、攻撃性はあまりなく、強いと思われる相手に対しては、逃げ出したり、隠れたりします。猟犬には不適格だろうと思われました。
       

  • ドッグラン デビュー

     当院のニューフェース、ラブラドールのリーチくんは、生後4ヶ月になりましたが、体重は16kgあります。体はでかいけれど、仕草は全くの子供で、排尿排便をケージ内でしかできず、散歩もあまり好きとはいえず、飼い主に合わせて歩くことはできません。室内にいれば様々な布、紙、木、プラスチックを噛みまくり破壊しています。覚悟はしていましたが、大変です。精神年齢的に若すぎるので、学習能力はかなり低いです。そろそろ社会性が芽生えてくる年令なので、ドッグランで犬同士の交流をしてみました。名古屋市緑区の大高緑地は非常に近く、無料のドッグランがあり、いつも賑わっています。以前飼っていたシュナウザーやラブラドールも時々連れて行きましたが、すでに成犬になっていたため、他の犬との交流をしたがる風でもなかったので、通うことはありませんでした。しかし、リーチくんは、いろんな事に興味津々ですので、 他の犬の体のにおいを嗅ぎまくり、積極的に交流をしたがります。驚いたことは、初めて行った日に、温和しそうなワンちゃんの上に乗っかかり、マウンティングを始めたのです。睾丸の発達は十分でなく、当然射精することはありませんし勃起もしていません。おまけに最初に乗っかかったワンちゃんはオスでした。これが所謂、本能というものなのだなーと実感しました。マウンティングは社会的な行動で、自分の順位が上であることを示す行為です。ほとんどのワンちゃんは、乗られることを嫌がります。牙をむき出しにして、反撃してくるワンちゃんには引っ込む場合が多いです。喧嘩のように噛みつき合っている場合でも、体が傷つくことはほとんどなく、時間が経てば興奮もおさまり、お互いに折り合いがついてゆきます。体が大きく攻撃的なワンちゃんと出会ったときは、必死で走って逃げ回り、ベンチの下で体を縮めて隠れていました。興奮状態があまりにも長く続き、弱い犬が、複数の犬にいじめられるような状態になった場合は、人間が仲裁に入る場合ありますが、基本的には自由にやらせています。一番残念なことは、優しい犬の飼い主がすぐに仲裁に入り、交流を嫌がることです。その場合、飼い主にだっこされているワンちゃんに飛びかかっていく場合もありました。その場合、私が仲裁に入り引きずって止めさせ、相手の飼い主さんに頭を下げるのですが、申し少し自由にやらせておけば折り合いが付くような気もしています。
  • 2017年の思い出

     診療の話題や、趣味の写真を紹介します。
  • 犬を飼うことは心血管疾患や死亡のリスクの低下と関連がある

     そんな研究結果が17日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表された。1人暮らしの人の場合、犬を飼うとペットを飼っていない人に比べて死亡リスクが33%、心血管疾患に関連する死亡のリスクが36%低減する可能性があるという。複数人の家族がいる世帯でも犬の飼い主には恩恵があったが、その度合いは1人暮らしの場合と比べると少ない。こうした犬の飼い主の間での死亡リスクは11%、心血管疾患で死亡する確率は15%低下した。論文の著者であるスウェーデン・ウプサラ大の博士課程生は、今回の研究で非常に興味深い発見として、「1人暮らしの人を守る要因として犬を飼うことが特に顕著だったこと」を挙げた。1人暮らしの層に関しては以前、複数人の家族がいる世帯に住んでいる人よりも心血管疾患や死亡のリスクが高いことが報告されていたという。 1人暮らし飼い主の場合、結婚したカップルや子どものいる家庭とは異なり、ペットと散歩したり触れ合ったりする唯一の人物となる。犬を飼っている人は、天候がどうであれ犬の散歩に出かけるなど、一般的に肉体的な活動のレベルが高いという。今回の研究は、そうしたことが、心血管疾患や死から身を守る確率の増大につながっている可能性があるとしている。 今回の研究では、スウェーデンの国家データベースや双子登録プロジェクトからサンプルとして抽出された40〜80歳のスウェーデン人340万人以上を対象に、12年間にわたり調査を行った。
     このような記事が載ったからではありませんが、私も新たに犬を飼うことになりました。
       ラブラドールレトリバーのクロ色です。2017.09.23 生まれ オスです。まだ幼いのでやんちゃし放題で、いろんなものをかじりまくっています。排便排尿のしつけもまだまだです。基本的には、叱ることはなく、仲良くやっていきたいと思います。散歩も少しずつさせており、私の運動量も増えてきました。以前もラブラドールを飼っていましたが、その時は8才で麻薬探知犬をリタイアしたワンちゃんでしたので、シツケに苦労したことがなく楽でしたが、子犬を育てることは大変手間がかかりそうです。受付付近で遊んでいると思いますので声をかけてあげてください。名前は「リーチ」です。ラグビー日本代表の主将の名前です。

  • 外科手術による脂肪除去で体重減少の話

     体重26kgで著しく肥満だったボーダーコリーが、3度の外科的脂肪組織の除去により、19kgまでに減少し、よたよたしか歩けられなかったのが、てくてくしっかり歩けられる様になりました。通常、太ってしまって皮下脂肪が溜まったからといって、手術で取り除くことはまずありません。このワンちゃんの乳房周囲の脂肪が堅くなってきて、触れると痛みを発するようになってきたのです。 この巨大なハムの様な塊を切除すると、体重は2kg軽くなりました。約2ヶ月後、腹部側面の皮膚の下の脂肪が緊張してきました。皮膚を切開すると粘稠性に乳化した脂肪が約3L程摘出できました。さらに3ヶ月後には、臀部の皮下脂肪が乳化してきて、150mlほど排出させることができました。現在では体重20kg程で、変形性関節症があるにも関わらず、スムーズに歩くことができるようになりました。
  • 猫の腎不全の新しい薬の話

     猫の腎臓病は死亡原因の最も多い病気ですから、腎臓病が治る薬が発売されれば、大変なニュースです。1月頃、日本経済新聞にこのニュースが掲載され、インターネットでも多くの引用があったため、当院の患者さんも興味を持っておられました。先日、隣町で、販売会社の学術担当の方が、薬品の説明会が開かれましたので行って参りました。 人間の医療においては原発性肺高血圧症においてのみ用いられる薬で、腎臓疾患の適応はなさそうです。そんな血管系、血液凝固系に働く薬がどうして猫の腎不全の治療薬になるのか、不思議でしたが、結局、講演を聴いても理解できませんでした。作用機序の話のほとんどがネズミや、犬を用いたものであり、猫においての安全性試験は、たった6頭の猫に常用量、3倍量を182日間飲ませたものであり、毒性試験は猫においてはされていませんでした。猫は犬と違い解熱鎮痛剤にたいして副作用が出やすいことが判っており、人並みの投与量を与え副作用が出ないのはちょっと不思議でした。そもそも、腎臓病は基本的には治らないという前提で話がはじまり、中等度に悪い腎臓病の猫が180日悪くならなかったから、有効である、と言う話はいかがなものかと、落胆させられました。投与時の注意点は、猫独特のものがありました。空腹時に薬を投与すると短時間で吸収され、一時的に血中濃度がかなり高くなるが、半減期が短くなり、作用時間が短くなるそうです。
  • 狂犬病予防注射

     狂犬病予防注射を行っております。集合注射に行かれない方は当院にても接種できます。大府市、東海市、名古屋市緑区にお住まいの方は行政手続きも実施できます。料金は集合注射と同額です。
  • 駐車場について

    病院の正面は車が3台止めることができますが、共和駅前や早川クリニック横の名鉄協商コインパーキングも使用していただいても結構です。その際は受付に申し出ていただければ駐車券を差し上げます。
斉藤動物病院

SAITO ANIMAL HOSPITAL斉藤動物病院

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