自動車のデザイン
最近の自動車のデザインは、どれも同じように見える。
車というものが、昔ほど個性的な存在ではなくなった。
求める機能が有れば、デザインはそれほど重要ではないのだろう。
それとも、単に私が歳をとって関心が薄くなったのだろうか。
昔は、新型車のデザインに新しい風を感じたりした。
私が最初にそれを感じたのは、2代目カローラが出た時だった。
中学校からの帰り道、見慣れない車が停まっていた。
後ろから近づきながら見ていった。
丸く小さなお尻、緩やかな曲面のボディ、ボンネット後端の空気取り入れ口が印象的だった。
私は一目で好きになって、日本でもこんな車が造れるようになったんだと感心した。
しばらくして、それがカローラの新型だと分かった。
今、改めて写真を見てみると、さすがに細部には古臭さを感じる。
でも、全体の印象は最近の車よりも好きだ。
あの頃、友達と「いつか自分の車を買いたいね」と話していた。
まだ車は高くて、おいそれとは買えないという感覚があった。
数年後、私たちが高校を卒業する頃には、車は誰にでも買える物になっていた。
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