春の珍事
その白いマシンが走る姿は、とても美しい。
ライトグリーンのホイールカバーが印象的で、ある種のステータスを感じさせるほどだ。
F1レースのブラウンGPのことである。
このブラウンGPがすごい成績をあげている。
これはもう、春の珍事どころではない。何しろここまで6戦して5勝、その内ワンツーフィニッシュが3回である。
ホンダのF1撤退を受けて、急遽作られたチームが、他を圧倒する力を見せつけている。
でもこうなると、色々と疑問がわいてくる。
ブラウンGPのマシンは、ホンダが開発していたものにメルセデスのエンジンを乗せたものである。
もし、ホンダが撤退せずそのまま参戦していても、結果は同じになったのだろうか。
昨年のホンダの成績は散々なものだった。だから撤退もやむを得なかったのだが、今年こういう成績をとれる見通しはなかったのだろうか。もったいなく思えてならない。
トヨタは何年かかっても1勝をあげられず、ホンダは手を引いたチームが快進撃である。
F1の世界は、謎だらけだ。
|