ガンダム30周年
機動戦士ガンダムの本放送開始から今年で30年。
イベントとか特集番組とか色々やっているようだ。
こんなに時間が経っても話題になるなんて、考えていなかった。
とはいえ、私にとっても思い出のあるアニメである。
初めて見たのは、本放送が終了した年の3月からの再放送だった。
たまたまつけたテレビで第2話をやっていた。
敵襲の中、避難しようとしている少女に向かって爆発による破片が迫ってきて、あわやというところで主人公のロボットに守られるというシーンだった。
この場面がとても印象に残った。
戦闘に巻き込まれると、何でもないことで死んでしまうかもしれないということがリアルに伝わってきた。
それからこのアニメが気になって、出来るだけ見るようになった。
当時はビデオを持っていなくて、飛び飛びにしか見られなかった。
このアニメは、不親切と思われるくらい説明抜きに物語が進んでいく。
全話見られないこともあって、話が把握しづらかった。
それで、それまでは読んだこともなかったアニメ雑誌を買ってきた。
ロボットアニメは子供向けという観念があったから、分からないことが余計気になったのだろう。
ちょうどその雑誌にガンダムの特集があって、設定とか世界観とかずいぶんと力を入れて書かれてあった。
アニメ業界やファンの間では、もうとっくに話題になっていたようだ。
結局、私はそのブームに乗せられる格好になった。
バカみたいに夢中になって再放送を見ていた。
数年経って私のガンダム熱も冷めた頃、ふと思い出した。
本放送の時に、一度だけだがガンダムを見たことがあると。
その時に思ったのは、絵も話も地味で面白くないということだった。
それ以来、すっかり忘れてしまっていたのだ。
今から思えば、その一度だけの印象が正しかったように思う。
私が浮かれていたのは、ただ雰囲気に酔っていただけだったのだ。
ガンダムに関しては、内容云々よりも、自分がいかに周りに影響されやすい人間であるのかを認識させられた。
|