カギ店
何年か前、家の金庫が開かなくて困った時があった。
ダイアルの番号は分かっていて、鍵も有るのだが、開け方を知っている者が不在だった。
仕方なく、カギ店の電話番号を調べて、開け方を尋ねてみた。
最初に電話した近所のカギ店の対応は、そっけなかった。
金庫を持って来れば開けられるというものだった。
それはそうだろうが、何十キロもある金庫をおいそれと運ぶわけにもいかない。
次に電話した少し遠方のカギ店は、対照的に親切だった。
電話で開け方を指示し、実際に開くまで教えてくれた。
フリーダイアルだったので、電話代まで向こう持ちだった。
最近、玄関の合カギを作る必要があった。
くだんの不親切な近所のカギ店で作ってもらった。
その合カギで玄関を開けようとしたら、カギが半分ほどの所でつかえてしまった。
バリ取りが不完全だったようだ。
そこの店主は、職人然とした中年のおじさんだ。
以前作ってもらったホームセンターのアルバイト店員の方が数倍ましだった。
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