小さい頃の記憶
もうずいぶん年月が経ったので、だいぶ記憶が曖昧になっている。
いずれすっかり忘れてしまうだろう。
その前に、少しずつ書いていこうと思う。
私が生まれ育ったのは名古屋市で、割と中心部に近いところだった。
名古屋というと道路が整備された都市というイメージがあるが、私の家があったのは、昔ながらの町並みが残る一角だった。
家のすぐ近所に建中寺という大きなお寺があった。
ここが小さい頃の記憶の中心地である。
かつてはそこら辺り一帯が寺の敷地だったそうで、私が子供の頃にはまだその名残があった。
寺の南に筒井町の商店街がある。
そこから北に向かってスペースがあり、寺の総門がある。
私の古い記憶では、ここはまだ舗装されていなかった。
総門から北へ向かう道があり、山門へ至る。
道は石畳で花崗岩の縁石で区切られており、両側には松が植えられたスペースがあった。
今ではここは建中寺公園として整備されているが、昔は雑然と色々な場所があって私たちの遊び場だった。
大人になってから見るとそんなに広く感じないが、記憶の中ではとても広い世界だ。
私の小学2年生頃までが、そういう昔の名残がある状態だった。
その後少しずつ姿を変えていって、6年生になる頃には普通の公園になった。
まあ、一度には思い出せないので、おいおいと。
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