せんかしの雑文

綺麗事

私が住んでいる地域に、高齢者医療を専門に行う病院がある。
一般的な病院の診療科の他に、高齢者総合診療科がある。

地元新聞の高齢者医療関連の記事には、この科の医者のコメントが良く載る。
隔週ぐらいで、認知症治療に関するコラムも有る。
この地域における高齢者医療の権威という扱いなのだろう。

だが私は、この医者がもっともらしいことを書いていると、白けた気持ちになる。
以前、非常に不愉快な思いをさせられたことがあるからだ。

7年前、初めて父親をこの高齢者総合診療科に連れて行った。
この日は、予約外の患者が多かったらしく、この医者は非常に不機嫌だった。
なぜ来たと言わんばかりで、医療とは直接関係のない事まで持ち出して、私たちをなじった。
父親が、ケアマネージャーに勧められて受診したことを説明しても、「ふん、ケアマネージャーか」と 馬鹿にした態度だった。

その後の検査で、父親は頭に血腫があることが判明して、他の科で手術を受けた。
治療を担当した医師が親身に診てくれて、私はようやく救われた気持ちになった。

だから私は、この医者がコラムにどんな良いことを書いても、うわべだけの綺麗事としか思えない。