せんかしの雑文

日本の国技

とうとう本場所が中止になるなど、大相撲がひどい事になっている。

かねて噂の絶えなかった八百長問題だが、これまでは存在しないという事で通してきた。
しかし、携帯メールという確かな証拠を突きつけられて、ついに認めざるを得なくなった。

この携帯電話は、先の野球賭博事件で警察に押収された物だ。
この際、事前に携帯電話を処分して証拠隠滅を図った力士もいた。
よほど露見してはまずいメールがあったのだろう。
それでも厳しい処分を受けたのは、琴光喜関ら相撲協会にとって都合の悪い者だけだった。
そういう身内に甘い体質が、ここまで不正がはびこる原因だ。

メールで名前の挙がっている者のほとんどが、八百長への関与を否定している。
携帯電話の提出を拒んだり、破壊を試みた者もいるという。
白を切り通せば処分されずに済むと高をくくっている。
実際、野球賭博事件の時はそうだった。
今回も、警察から摘発があった者以外は、厳しい罰は受けないだろう。

相撲界の不正体質は、相当根深いと見える。
徹底的に洗い出したら、ほとんどの者が関与していたという事になりかねない。
横綱白鳳が漏らした「(八百長は)無いとしか言えないじゃないですか」という言葉が、全てを物語っている。
だから、相撲協会は処分に及び腰なのだろう。

これが日本の国技だとは、本当に情けない話だ。
しかし、日本社会の多くの場で、同じような状況がまかり通っている。
そういう意味では、一番日本らしい競技と言えるのかもしれない。