せんかしの雑文

給食の思い出

私の場合、給食があったのは、小学校の6年間だった。

当時の給食の内容は、おかず、食パン2枚とマーガリン、ミルク、フルーツといった風だった。
ミルクは牛乳ではなく、脱脂粉乳というやつだ。
よく脱脂粉乳は不味かったという話を聞くが、私はそれほど気にならなかった。
戦後20年ほどの頃で、幾分ましになっていたのかもしれない。

実際に困ったのは、嫌いなおかずだった。
私はかなり偏食で、肉や魚介類が食べられなかった。
あの頃は、給食を残すことが許されず、昼休みまでつぶして食べさせられた。
こちらも悪知恵が付いて、こっそりとパンの間に挟んで持ち帰った。

なかでも苦手だったのが、ミミズだった。
恐らく魚肉のミンチだったと思うが、私にはミミズにしか見えなかった。
今では珍しい鯨肉もあったが、黒っぽくて硬かったという記憶しかない。

反対に好きだったのは、スパゲティとかメンチカツだった。
おかずの調理は、学校の調理場で給食のおばさんたちがやっていた。
昼近くなって、好きなメニューのにおいが流れてくると、給食の時間が待ち遠しかった。

好き嫌いが激しい私には、給食はつらいことが多かった。
給食によって、偏食が改善されたということも無い。