あっけない幕切れ
2010年のF1は希に見る接戦だったが、結末はあっけなかった。
ポイント3位だったベッテルが最終戦で優勝し、1位・2位だったアロンソとウェバーは下位に沈んだ。
結果、ベッテルが史上最年少での年間チャンピオンとなった。
素直にこの快挙を称える所なのだろうが、私はどうもその気分になれない。
この結末には、チームの意向が影響していると思うからだ。
ベッテルとウェバーはレッドブルチームのチームメート同士だ。
チームは、始めはあからさまにベッテルを優遇していた。
その影響で、シーズン中盤に接触事故を起こした。
それ以後、チームは2人を平等に扱う態度を取っていた。
でもそれは、ポイント上位であってもウェバーを優遇しないということだった。
最終戦では、ウェバーだけ異常に早くピットインしてタイヤ交換をした。
ウェバーを抑えることを重視したアロンソも、釣られて早めにピットインした。
これが裏目に出て、2人は渋滞にはまり、上位入賞できなかった。
漁夫の利を得たベッテルが、悠々と逃げ切って優勝した。
レッドブルの上層部は、してやったりと思っているだろう。
表面上は平等を装いながら、最後は思惑通りにベッテルを勝たせたのだから。
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