せんかしの雑文

遅咲きの花

今年のF1は面白い。

今年からルールが変更されて、レース中の給油が出来なくなった。
これによって、給油の回数やタイミングといったピット戦略で勝負がつくことが無くなった。
勝つためにはコース上で前の車を抜く必要があり、激しいバトルが多くなった。
また、トップレベルの4チームでは、チームメート同士の競争も熾烈だ。
いずれも自分の方が上だと、互いに激しい火花を散らしている。

そんな中で、ここ数戦すばらしい走りをしているのがマーク・ウェバーだ。
第5戦スペインGP、第6戦モナコGPと他を寄せ付けずポールトゥウィンを果たした。

ウェバーは、今年で34歳になるベテランドライバーだ。
これまではあまり目立った活躍は無く、昨年初めて1勝を挙げた。
それがここにきて、何か覚醒したように速くなった。

先ごろ行われた第7戦トルコGPでも、予選でポールポジションを取って、決勝レースでも途中までトップを走っていた。
ところがレース後半に入ったところで、2位を走っていたチームメートのベッテルと接触してしまった。
この事故でベッテルはリタイアし、ウェバーも3位に後退した。

レッドブルチームにとっては悪夢のような事故だが、ベッテルが無理に抜こうとして突っ込んだのが原因のように見えた。
ところがチームは、ウェバーの方が悪いと非難していた。

どうやらチームとしては、ウェバーより10歳以上も若く天才と言われるベッテルの方を勝たせたかったようだ。
だから、チームオーダーでベッテルを先に行かせるように指示を出した。
それがうまく伝わっていなかったために起きた事故だったわけだ。

こういうのは本当に腹立たしい。
素質や将来性ではベッテルの方が上かもしれないが、今の時点ではウェバーの方が速い。
今後もウェバーには、ベッテルを上回る走りを見せてほしい。